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2009年3月24日 (火)

延々々々 家紋夜話

途方もない見立ての氾濫でだいぶ頭がぐちゃついた感があるので、今度は幾何紋と文字紋ですっきりさせましょう。

「丸に太一つ引き」は別名「新田一つ引き」。
丸に太一つ引き

武蔵新田の新田神社神紋がこんなだったと思って確認したら、完全にではないけど、やっぱりほぼ同じでした。御祭神は清和源氏流の南朝方武将新田義興公、つまりアンチ足利方。こういう剛直なのはやはり幟に似合うね。
新田神社の幟

「七つ割り二つ引き」の「七つ割り」とは、描き始めに黒と白の比率を割り出す際、縦に7等分するという目安のこと。だから「九つ割り菱に三つ引き」なんてのもあるわけ。
七つ割り二つ引き

これら「引き両」紋は「八つ引き」あたりまであり、横平行に置くのが多いけど、中には縦平行の「立て引き」系もある。ちなみに「一つ引き」「二つ引き」の場合は「一引き(いちびき)」「二引き(にびき)」とも呼ばれます。

「丸に十の字」は薩摩藩主の紋所としてあまりにも有名、文字紋の代表的存在。でも、島津一族だけでも分家を含めるとバリエーションが数十もあるげな。
丸に十の字

不思議なのは次の「丸に五の字」。
丸に五の字
これが「五」だというのにまず驚嘆ですが、異なる名前もあって、一つは「立鼓(りゅうこ)」。鼓の胴「のような」形とされているんだけど、鼓の胴そのものは別に曲線的なのがあるんだよねー。
また、これを社章としている「そごうデパート」では「千切(ちきり)」と呼んでいる。千切とは確か織機の部品、糸巻きかな。でも一般には「千切」紋はまた全く別形態。不思議・・・形は単純明快なのに。

名前の混乱はいくつかの家紋で見られるけど、それだけ古い紋だという証なのかもしれません。

「品の字丸」も、言われなければまずそうとは気づかない系ですよね。
品の字丸

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