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2009年3月21日 (土)

継継継継継 家紋夜話

(承前)
うちなー紋の独特なプリミティブ感、まず、用途が衣服紋としてではなく、日用品の区別に供するにとどまってたらしい(今は内地風に正装として紋付も用いられる由であるが)。装飾文たる性格と、目印たる性格との差異。

もちろんそれは美的感覚の優劣とかではなくて。ほら、友禅同様紅型もありで、衣服の装飾性には事欠かないわけだし。

も一つ、琉球が歴史的に中国の強い影響下にあったことも、見てて頷ける気がする。大和文化の手弱女振り(たおやめぶり)な一面とは異なる、剛直な美意識。

「与那覇殿内紋章」は何て名付ければいいんでしょう。「枡」紋からの発展形と見てよさそうではあるが。枡形もこんなに華やかになるんだね。
与那覇殿内紋章

「山内村 名嘉(なか)殿内紋章」も曰く言い難し、としか言い難し(笑)。
山内村 名嘉殿内紋章

でもよく見るとこの二つ、図柄に共通要素を持ってんだよね。印象はまるで違うのに。何だろうこれ。

内地風の紋ももちろんあって、「宇座(うざ)家紋章」は普通な「丸に梅鉢」。・・・と思ったら、実はちょっと違ってる。こんな梅鉢初めて見ました、結構秀逸。どこが違うか、わかります?
宇座家紋章

「阿波連(あはれん)家紋章」は「本」の文字紋。「本」は同家の「名乗頭/なのりがしら」、つまり代々の男子の名前の頭に置くべき一文字だと。これを紋にしちゃうという・・・(実は沖縄は相当な男尊女卑社会というか儒教的思想に基づいてるんよね)
阿波連家紋章

そして「金城家紋章」、ついに出ました!タブーを破って魚紋が!!おおー。
金城家紋章

しかも鱶だよフカ!ご先祖様が鱶に助けられたという縁起がある由。これこそ実は最も沖縄らしい紋、かもね。
でもなんだか「魚屋 魚秦」の屋号紋みたいに見えちゃう。

んー、内地の紋の独特さもまた、うちなー紋を通して浮かび上がってきたかも。

いやしかし家名の読み方の難しいこと・・・

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