廻廻 家紋夜話
(承前)
>承承承承 家紋夜話
>それが「松葉」紋。
→「松葉」だけでなく、「若松」や「老松(おいまつ)」もあって、後者から「丸に左三階松」を。
歌舞伎で、背景に老松を描いてある演目は「松羽目物」と呼ばれ、能や狂言から採られたもの。能舞台の鏡板、つまり松が描かれた羽目板を模してあるわけ。
実はこれは明治以降の新しい演出らしいですが。能由来の「勧進帳」「土蜘(つちぐも)」、狂言由来の「釣狐」とかね。
一方、「京鹿子娘道成寺」も能の「道成寺」由来ながら、背景は満開の桜となっています。♪花の外には松ばかり♪
>筍単独の家紋というのも見たことがありませんが。
→ありました、筍紋も。「三本筍」。
>延々々々 家紋夜話
>一般には「千切」紋はまた全く別形態。
→「丸に千切」はこんな形態、つまり織機用糸巻き。確か京都高島屋に「ちきりやフローリスト」って花屋があった・・・?マークは覚えていないけど。
>嗣 家紋夜話
>花を葉つきで大きく描いたものは、代表的公家紋
→数多の牡丹紋の代表として近衛家の「近衛牡丹」を拡大Versionで。さすがにこれだけ込み入ってますんでね。
>嗣嗣 家紋夜話
>「蔦形光琳鶴」の基になった蔦紋は、
→超メジャーだから、やっぱ挙げておきませう。
で、最後に大訂正が。
>家紋夜話(第一夜)
>ツル家はねえ、「丸に梅鉢」で御座いますねぇ。
→ウソでした・・・今度の法事の最中、仏壇の上部をふと見たら、梅鉢が。げ、丸なし!確かにそうだったかも。ダメじゃん。
ツル家菩提寺の浄弘寺(じょうぐじ)inみやま市瀬高町の納骨堂じゃ、おんなじ姓が沢山あって、ほぼ梅鉢紋で、かつ丸つき丸なし両方あるんだけどね。
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