忙しい園芸weekend
今週末はなんやいろいろ咲いてまいりまして。
まずは金柑。昨年冬に買ったやつが初めて花をつけました。柑橘類にふさわしく芳香を漂わせています。小さい花だけどね。実が成るかな?
ちなみに柑橘類の場合、花のサイズと実のサイズが必ずしも比例しないのが面白い。まあ、金柑の花は確かに小さいし、グレープフルーツやザボンは確かに大きい花だけどネ。
花で一、二を争うサイズなのはカラタチなんですよね。ていうか、花びら一つ一つが円くふくよかなので大きく見え、梅の花みたいな感じ(だったと思う)。柳川の白秋記念公園か何かにある記念碑の廻りにこれの植え込みがあった。童謡「からたちの花」の作詞の所縁でしょう(島倉千代子の「からたち日記」ではない)。ということは記念碑もこの歌が刻んであったということかいな。
お次は今朝咲いたホテイアオイ、白秋風に云へば布袋藻(ほていさう)、ウォーターヒヤシンス。
<後注>
「布袋藻」と書いたのは、実家にある北原白秋の「水郷柳河寫眞集 水の構圖」(と言っても1970年代の復刻版ですが;柳川ロータリークラブあたりの発行だったかと)にそう出ているように記憶していたからなんですが、帰省時に見てみたらさにあらず、「臺灣藻」つまり「台湾藻」だった。これに「ウォーターヒヤシンス」とルビが振ってありました。
子供のころ育てたことがあるような気もするけど、花を咲かせたのは初めて。蓮と睡蓮の過剰養分吸収を図って投入したものですが、ぐんぐん増えまくって一月ほどで10倍ぐらいになってしまいました・・・恐るべし。熱帯における悪性の雑草、というのも宜なる哉。でも花はあくまで爽やかです。
そして、フィランサス・シトリナ/Zephyranthus citrina。鮮黄色のかわいい花です。先日姪っ子に渡しそびれてしまった球根が咲いてきたもの。
Zephyr=西風(の神)
anthus=花
citrina=シトラス/レモン/柑橘類のような(色/香りの)
ゼフィランサスの白花種Z. candidaは昔からタマスダレの名で親しまれて、農家や旧い庭なんかで花壇のボーダーなんかによく使ってありますね。
最近はいろんな色彩のが増えてきましたが、僕が一等好きなのはこのシトリナ。キバナタマスダレとも呼ばれてます。(一方、よく似たステルンベルギア・ルテア/Sternbergia luteaもこの名で呼ばれることがあって、ややこしい・・・)
タマスダレとは異なり、あまり密集して咲くものではないけれど、一輪咲いただけでも鮮やかによく目立つ。手間いらずの放置系小球根で、博多の実家の前の道の側溝の蓋の隙間に繁茂してるド根性な奴、半分以上雑草なり。さすがはヒガンバナ科!
種がよくできる(ここもタマスダレと違うような)ので、近隣のいろんなとこにこっそり蒔きまくってるんですが・・・花ジャック。バイオテロとも言う、はは。
で、開花まであと一息まで来てるのが、ついに!という感じの白蓮、クリスタル・ビューティ。明日には咲くと思います。
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