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2009年8月

2009年8月30日 (日)

熊野神社の御神紋 その2

で、肝腎の神紋(社紋?)なんですが、これがどうもよくわからん、という話で。

確かに、熊野三山の幟や幕なんかには、本宮・速玉・那智それぞれ神使(つかわしめ)たる「八咫烏/やたがらす」のバリエーションが多く使われているんですがね。もちろん足は三本足。
ちなみに八咫烏とは、神武東征の際、熊野国から大和国へ道案内をした鳥である。なるほど、出雲系ではなく紀伊大和系と言っていいのかな。

熊野本宮大社神紋(新) 熊野本宮大社神紋(新)

熊野本宮大社神紋(旧) 熊野速玉大社神紋

熊野那智大社神紋 熊野那智大社神紋

でも!!これら三社の正式な神紋はいずれも左三つ巴だとしてある説もあったんですよね、Web上では。う〜ん。紋所とは違う、シンボルとかマスコットみたいなもんだったのですかね、烏紋は。

熊野神職の家紋などもまた烏だったようですし。
熊野神職 穂積鈴木氏家紋 熊野三羽烏

三本足の烏といえば、Jリーグのマークに使われている。これは、日本に初めてサッカーを紹介したヒトの出身地が熊野の那智勝浦町だったことに因み、熊野那智大社の神使の八咫烏を用いたそうですが、それってちょっとどうなんよ。でも、案外歴史が長いらしい。正確には、日本サッカー協会のシンボルマークとして1931年から使われているそうですから。
JFAシンボルマーク

でも、同協会のサイトではこのシンボルマークの由来につき訳のわからん説明をしてあるので、批判の的になっているとかいないとか。

ちなみに出雲の熊野大社の方は「亀甲に大の字」。さすがにこっちにゃカラスは出てこんのね。
出雲の神社の神紋には亀甲紋が多いのだそうで、同じく出雲国一宮(いちのみや:これが一国に二つあるのも不思議)たる出雲大社の神紋は「二重(子持?)亀甲に剣花菱」。
熊野大社神紋 出雲大社神紋

いずれにせよ、自由が丘熊野神社の「丸に枝椿」紋はちっとも引っ掛かってこない。同社のサイトにも由来は出てないし。やはり、勧請者の家紋だったりするんでしょうかねえ。

そもそも、熊野三山はわけのわからんところが多そう(罰当たりかしら?)。
これも、古来からの土着信仰が根付いていたところに、大和朝廷の神話観が入り込んで、さらには本地垂迹やら修験道やらによる神仏褶合が極度に進み、「蟻の熊野詣で」とまで言われた大衆信仰化を見たという、複雑な成立過程を経てのことかと。(わりとテキトーに言葉を並べただけっす;汗)

「同じ熊野神社なら神紋も同じでしょ」なんて常識(と思っていたもの)などおよそ通用しない世界でありました。

熊野神社の御神紋 その1

ツルがいつも行っている、自由が丘の理容店がありまして。行くたんび、若いご店主Master Roccaさんと、髪を切ってもらう間じゅういろんな雑談をしちゃうのですが。

先日伺った際、自由が丘の街なかに熊野神社の例大祭の幟があまた出ていたことから、「神紋が枝付き椿なのって意外です、なぜ熊野大社の神紋の烏(カラス)じゃないの?」てな話になり、「祭が近いので手札を作ったんだけれど、これには家紋がつきもので」云々な会話になったんですよね(いきなりcoreでdeep)。
自由が丘熊野神社神紋

で、コメント頂戴していたことにこの週末やっと気づきまして。コメントがつくなんて初めてなもので、なにぶん慣れておりませず・・・感謝感謝(汗)
しかもアノ「家紋夜話」を全編読破していただいたとか・・・恐縮かつ汗顔の至りですm(__)m

実はその後、いろいろ調べていたんですけど、どうもこれがよくわからない。
ただ、一つわかったというか、間違ってたとこがありまして。

「熊野大社」という場合、よく知られた紀伊和歌山のそれではなく、島根県にある熊野大社を指すそうなんですね。えぇ?そんなの知らんかった!!
でも、(出雲大社とともに)出雲国の一の宮すなわち同国で最も社格の高い神社なのだそうで。

じゃあ、紀伊和歌山の神さんの方は何なのか?
これは、「熊野三山」、すなわち「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」「熊野那智大社」の三つの神社の総称、というのが正しいようである。結局こっちも「熊野」と「大社」がつくんかい、ああややこしい。
例の世界遺産にもなってますね、文化遺産のほう。全国の熊野社の総本社、自由が丘の熊野神社もご祭神からして(??)こちらのようです。

で、出雲と紀伊の両熊野の関係はどうなんよ。
全く無関係であるという説と、出雲が紀伊の元津宮つまりoriginで、紀伊は出雲から勧請されたものであるという説とがあるらしい。
出雲の社伝ではトーゼン後者になるようです。でも、御祭神も違うんだよね・・・これがまた複雑みたいで難物なんだけど。

そもそも、ツル的にわー、京都の東山河原町にある熊野神社の神紋が烏だと思い込んでいたのでぇー、なんで違うのぉ?と疑問に思ったところが発端でして。
京都熊野神社 神燈 京都熊野神社 絵馬

To be continued...

2009年8月29日 (土)

空の色に溶ける

ホテイアオイ

ホテイアオイもこれが最後かな。

水から取り出し空に持ち上げて撮りました。晴れてたから。

蒼穹シリーズ第3弾ということで。

2009年8月27日 (木)

はちすの記2009 その拾七

今年最後のはちすの花

この夏の蓮もこれで最後。
今日が開花最終日になるものと思われ・・・ちょいと咲きそこない気味だし、枯れ葉も目立ってきましたが。
今年も沢山咲いて朝を彩ってくれてありがとう。

夏ももう終わりですね

花園の牢獄から

今朝は雲一つない爽やかな快晴!いやあ気持ちがいい。蒼穹(そうきゅう)という言葉がぴったりくる。
♪空がとっても蒼いから♪その青空をバックに撮ってみました。色紙のバックスクリーンじゃあないんだよ。おなじみの花もなんだか違って見えまする。

イランイラン イランイラン

マンションのベランダだとどうしてもフェンスが写り込んでしまいやすくて、気にはなってたんですよね。「空中の庭園」というより「花園の牢獄」みたいでさ・・・
しかしながら本日は幽囚から解き放たれた風情にて。

イランイランの花は日に日に大きくなってきました。香りはまだ控え目ながら少しずつしてきてる・・・

ミニカトレア

そしてカトレアも。先日と同じ株からまたもや2輪咲いてきた!手入れらしいこともしていないのによく咲いてくれます。

2009年8月24日 (月)

草叢の迷宮にて

とエライかっこよく銘打ってみましたが・・・

実家の家の北側、日当たりもあまりよくない一角に、タカサゴユリと斑入りミョウガ(とススキ)の繁茂する迷宮エリアがありまして。といっても四畳半ぐらいなんですけど(^o^;)
一輪だけユリが咲き残っていました。観てくれる人もなく。秘密の花園。
タカサゴユリ

タカサゴユリはテッポウユリに近縁の種。ちょっと葉っぱが細身なんだけどね。正確には確か、雄しべの葯の色も違うんじゃなかったっけ(お些末様)。台湾原産、高砂族のタカサゴなんでしょう。
この種は普通、外花被片(ユリの6枚の花びらのうち外側の3枚のこと、すなわち一般の花でいう萼)の中脈の外側が赤褐色になるのでちょっと野暮ったいのですが、ここのは10年ほど前に選抜をかけて以来、高い白百合度を誇っております(^^;これなら普通の人はテッポウユリだと信じて疑わないだろう。

丈夫なのも取り柄で、完全放置なのに毎年わらわら咲いてくるんです。テッポウユリよりかなり育てやすく、ウイルスにも強いんじゃないかと思います。アブラムシ防除なんてしたこともないのに。

それに種でもよく殖える!実家のももちろん植えたわけではなく、どこからか飛び込んできて勝手に生えてきたものです。
園芸カタログなどで時々「新鉄砲百合」として売られているのも、テッポウユリとこのタカサゴユリとの交配品。種から育てて1年内に開花しちゃう鉄砲百合、というのが売りです。

そして、雑草の中から、なんとボケの実が姿を現しました。ひゃあ。ボケって案外でっかい実が成るんです。テニスボールよりちょっと小さいぐらいかな。背が小さいから正確にはクサボケ(一名シドミ)だと思いますが・・・
クサボケの実

長年植わってるけど、実ったのは初めてじゃないかな?カリンやマルメロに近い種類だから、秋口に採って氷砂糖とホワイトリカーに漬ければ香り高いおいしいボケ酒ができますよ!ボケ酒は果実酒の最高峰だという話もあるしなあ。そこんとこよろしく!

ちなみにこのクサボケの木、ずーっとずーっと前に、お姉さま方のいずれかから頂戴した鉢植えであるような気がするんだけど、僕の記憶違い??

・・・お姉さま、お見舞いにも伺わずごめんなさいねm(__)m m(__)m


というわけで、今から飛行機に乗ります。

これもまた一つのAfter

2%ぐらいは生活ごみも入っていますが

取りも取ったり、16袋分。この数日間の草取りの成果。ごみ回収の人、驚くだろうな。

2009年8月21日 (金)

Before & After

ただ今実家に帰省中につき、例によって例の如く、庭仕事に勤しむツルであった。ハー。
ア、今回は近所の輩にヤブニッケイのてっぺんを勝手に伐り取られる椿事もなく一安心(フフフ、絶対忘れてあげないワ)。

しっかしまあ雑草がとにかくすごすぎ・・・!がんばりまあす。・・・誰か手伝ってくれないかしら・・・。
と泣いててもしょうがないので、今日はかつて畑であったこのエリアとまず格闘。
Before

で、定点観測。まあとりあえず、50分間でこんなもん。地面が見えるでしょ(笑)
After

左の方はシラン属各種が植わってるのであって、雑草ではないのであるぞよ。てか、その中にもススキが入り込み放題なんだけどね・・・庭にこいつの侵入を許したのは誠に誠に不覚であった。

ま、鎌で刈っただけだから、こんなもん、屁のつっかいにもならんのですがね。ここからがホントの「草取り」なんですよね。

ナヌ!?本日の福岡の最高気温は34℃を超えたとな!確かに滝汗でしたよ。水分は3リットル以上補給したばい。

ガマの穂も

この数日でだいぶ色づいてきました。昨朝ベランダで撮った画像です。たった1個ついた実なんですけどね。
色づいてきました

画像じゃちょっと茶色が強く出ちゃってるかもしれません、実際にはまだ結構緑っぽいんだけど。どこまでが蕾でどこからが花でどこからが実なのかようとわからん、という意味ではイランイランと似てるかも(^o^)

ここでガマの蘊蓄一つ。

ガマは因幡の白兎のお話に出てくる植物ですよね。けどこれ、原典の古事記では、一般に知られている(と思う)のとちょっとだけ違う筋立てになってるんです。

白兎は、鰐(鮫のことだと言われてますな)の群れに対し、何匹いるか数えてやると謀って列に並ばせ、その背を伝って対岸だか島だかに渡ろうとしますが失敗し、怒った鰐たちの報復を受け赤裸に剥かれます。ここに通りかかった大国主命が教える癒し方というのは、「ガマの花粉をつけること」なんですよ。
(詳しくはこの前に、大国主の五十人(?)の兄たちに嘘を教えられ、海水に浸かって傷がひどくなるという件もあるのですが。ここでも「昔話末っ子善人論」が幅を利かしてます\(^-^)/)

このお話を知ってるの自体アラフォー世代以上かもしれないけど、たいてい、「ガマの穂の上に寝転ぶこと」あたりで覚えてる人が多いハズ。けど、そのくだりは原典にはないの。意外(て思ったのは僕だけかな・・・)。

これは、この神話を題材にした昔の童謡(あー、ツルも歌えませんよ)の歌詞が、「♪蒲の穂綿にくるまって」と置き換えられているからだと思うんですね。歌の力は偉大強大。

一般にガマの穂として知られるあのソーセージは雌花で、雄花はその上にやはり穂状になってつきます、目立たないけど。いずれももちろん花弁はナシ。
この雄花につく花粉は傷薬として用いられ、漢方では「蒲黄/ホオウ」と呼ばれるんだそうな。心優しい大国主はこれを教えてやったわけだ。

ちなみに大国主命は、多くの別名を持つ(ということは説話も多い)神様なんだけど、後に仏教伝来に伴って持ち込まれたインド土着信仰と褶合し、「大黒天」すなわち七福神の「大黒」となります。「大国」≒「大黒」なのかな??

同じく七福神の「恵比寿」のルーツが、古事記の「国生み」のお話で、伊耶那岐・伊耶那美の第一子として身体に障害を持って生まれてくる「蛭子/ひるこ」なる純国産の神であるのと対照的。「蛭子」も「えびす」って読まれるもんね。某マンガ家のように。

おっと脱線。
一方、「蒲の穂綿」とは何なのかっていうと、こちらは雌花の方。あのソーセージ、中には白い綿毛が詰まってて、秋冬になるとポフと弾けて飛び出すんです。よく熟して乾いたものは、茂みを通っただけでポフポフポフ!と炸裂するらしいので綿花よりむしろ面白げ、今からわくわく(だから買ったってとこも否めません)。
実際にこれは、アオイ科植物のワタ(漢字で書けば、きへんの棉)から取った綿(つまり木綿)や、カイコの繭から取った綿(「真綿」とはこれのことです)の代用としてフトンに詰めたりしたようです、あ、ほぐしてね。「蒲団」の字もここから来ているのだ。

だから童謡でも「蒲の穂綿にくるまって」と歌われたんでしょうね。そりゃ、ガマと言えばなんといってもやっぱあのソーセージのイメージだろよ。花粉じゃちょっとねぇ。

前に家紋夜話の中で触れた気がするけど、ハスとかスイレン、コウホネやオモダカあたりを含めた和モノの水辺の植物、今後人気が上昇すると思うっすよマジ。おお、ヒシも捨て難い・・・

そんなこんなを書いてたら、海彦山彦のお話を知ってるかって話題で内モンゴルで盛り上がったのを思い出しました(^^)

2009年8月20日 (木)

完璧な絞り!

昨日書いた地合い絞りのビーチボール、ばっちり咲いてきました。実は同じ株から今朝2輪咲いたんだけど、まあこれがどちらも絶妙な図柄!バランスとかコントラストとか、最高の出来と申せましょう。まあ見てやって下さいまし。
地合い絞り 地合い絞り

ね?絞り具合が完璧じゃね?!昨日の3輪も決して悪くなかったけど、並べて見てると違いが一目瞭然。
1番目が昨日のビーチボールの方です。上下逆さになってると考えていただければ。
こりゃやっぱ浴衣としか言いようがないよねー。

ちなみに、絞り桔梗自体は、紫と白を隣同士に植えておくだけでもたまに自然交雑で生えてくるぐらいのものらしく、比較的出現率の高い変異のようです。が、一方で人気も高まりつつあるらしい。

いやー、観賞のしかたがついつい微視的になっちまうぜい。

2009年8月19日 (水)

はちすの記2009 その拾六 ほか

てなわけで他の花を撮ってたらクリスタル・ビューティが閉じ始めてました・・いかんいかん。
夜光る蓮の蕾や貝の玉 榎本其角(そりゃ「梅の蕾」だろ!)

でも、白玉の如しでこりゃまたいいんですよ。特に黄昏どきとか曙明のコロオイなど。ほら、朝暑くて日の出前に目が覚めちゃったりしてさ、そんな時。

そうは言いながら、翌朝になるとまた開いた姿を撮っていたりして。
二日目の姿

ううむ。夏は夜となむ清少納言も言ひけるが我が宿に烏羽玉の夜咲きの花こそなけれいと哀し。さりながらイランイランなむ宵に薫香高しと巷説にありけるよ然らずや否哉。

ほんでもってハイビスカスも咲いてるので、意表をついて敢えて部分表示から。しかしこの精妙さにも毎度シビレますなあ。今風に言えばギザカワユス(やや解像度足りんかな)
雌蕊と雄蕊は基部において合着し云々

ハイビスカスというよりむしろ仏桑華と呼びたいかも。
仏桑華 仏桑華

桔梗、復活 ほか。

だいぶ朝晩は涼しくなってきた都内です。博多や京都はまだ熱帯夜とかなんだろうかなあ。

空中庭園@下丸子にある絞り咲き桔梗、また咲き始めました。
株によって個性はいろいろ。中に1苗、地合い絞りすなわち地色が白ではなく淡い色がついているものがありまして。今日は3輪咲いてます。
★形具合がなんとなく鋭角 能衣装?で言う「片身替り」な感じ

これは白地絞りと言ってもいいかも

画像じゃ違いがわかりにくいでしょうが、3番目などは地合いというより白地の絞りと言ってもいいかもです。一輪ずつでも違うんやね・・・

前にも書いたけど、この株は絞り咲き桔梗には珍しく紫紺の面積が多い。よいわ〜〜!
また、花形にもちょっと特徴があって、花弁が細身で、横から見た平開角度も小さめ。いかにも野草的、と言えばいいんでしょうか。またそこがよいわ〜〜。
まあ、まだ若い株だから、花形も来年になったら変わってくるかもしれないけれど、現時点では確かに他の株と異なるのだ。

今時園芸店で売ってる桔梗は、早咲き・大輪の改良品種ばかり。結果、カレー皿のようにびろ〜んと平開するのが多くてさぁ、いまひとつ風情に欠けることもあるんよ。
野生品の形質を強く遺した株の入手は案外難しく、各地の「桔梗寺」「万葉の庭」なんかでも維持・更新に困っている由。五月雨の頃に咲いたんじゃ、秋の七草にならないんですね。そりゃ自分とこで増殖しろよって感じもしますが。
ちなみに桔梗は毎年咲く多年草だけど、植え替えもせず数年放置するといつの間にか消滅することが多いのだ。(個人的には、「あさかほ」を桔梗のことと解するのはいささか無理があるのではないかと思う・・・だって一日中咲いてるんだもん)

そして、明日開く蕾も。前日あたりになるとこうして絞り柄がくっきり現れてくるんですよ。ビーチボールかお手玉みたい、楽しー!!わくわく
(こりゃまた良い柄が咲きそうぢゃわい)
明日咲く蕾

そしておまけにもう1個、イランイランの花?蕾?も成長しつつあります。こうやってだんだん大きくなっていく花なんです。でも香りはまだ・・・おいおい明日には帰省すんのによ。萎れるあたりになって香りが強くなるそうだから、まあそこは何とかなるかと。
イランイランの花?蕾?

2009年8月17日 (月)

はちすの記2009 その拾四&拾伍 ほか

小舞妃蓮二輪
今朝はちょっと涼しめの爽やかな天気。ピンクの蓮が2輪咲いています。いいねえ。おそらく小舞妃蓮はこれが打ち止めでしょうね。この夏もよく咲いてくれました。

ミラクルフルーツ
それと、ミラクルフルーツがついに色づいてきました!現在4つ実が成ってるのだけど、同時に赤くなった。案外サクッと速やかに熟した感じです。
さー、誰に食べさせてやろうかしら?あ、博多に持って帰ろうかな?

2009年8月15日 (土)

そして2日目

レンゲショウマ

ちょっとびっくりしたのはお宿の門うちに咲いてたレンゲショウマ/蓮華升麻なる野草。結構難物でマニア垂涎の一品なんです。僕もひょっとしたら実物は初めて見たかも。暑がりで平地ではなかなか育たないらしいけど、めっちゃよく育ってる!隣の人が鉢を置かせてもらって育ててるとか(笑)
真珠のような蕾も誠に可愛らしい。

朝食

・・・そしてM氏作の朝ごはん・・・本格的。おいしうございました。生卵じゃないんだよ。地元のお豆腐も!あ、晩ごはん撮りそびれてた!

今日は、沢入→中野→(徒歩)→小中→足尾→花輪→(徒歩)→水沼と回りました。いやあ歩いた。
実はこれ、上り下りを行ったり来たりの、あり得ないほど非効率なコース・・・だって電車が1時間に1本もなかったり、ガイドツアーに予約入れてたりで(笑)。

中野―小中間の小夜戸(さやど)地区は気持ちよかったです、日射しがんがんだったけど。川岸や田んぼや畑に現代アートがなにげに置いてある感じ。
インフォメで麦藁帽子を貸してくれた!何十年ぶりだろ、地面に落ちた自分の影の頭にストロー・ハット。

小中駅ホーム

そして、真夏の田舎の無人駅。列車を待つ、1時間。当然、単線

最後は、わ鐵の水沼駅の(構内に温泉センターがある!!)温泉に入って、帰ってきました。水沼駅新名物の駅弁「白瀧姫のおくりもの」が売り切れだったのが心残り。(桐生の展示はかっ飛ばしちゃいました・・・作家さんたちごめんなさい)

ちなみに晩秋だか冬の初めにも開催する由です、ワタラセアートプロジェクト。

夏の朝はやっぱり

カマキリくん

カマキリくんです

実はこの右方にもう一匹、体がやや茶色いカマキリがいて。お互い意識してる感じで、どうなることやらと固唾を飲んで見守っていた、約10分間(閑っ)。結局、茶色い方が大慌てで逃げ出して、というか落ちてって決着がつきました。
しかしカマキリって仕草がほんと人間臭い。十二分に間合いを取って歩を進めたり、時折頸を巡らしてこっちを睨めつけたり、前肢を時々舐めたりして。

2009年8月14日 (金)

お盆ですが

今日はなんと群馬県の足尾に足を延ばしているツルであった・・・(いきなりダジャレかよ)
友人S・M氏の参加している「ワタラセアートプロジェクト」を観に。(あ、著作権を意識して、でもないけれど、作品の画像は一つもないです)

旧内田邸

ここは今日のお宿。沢入(そうり)というところの、今は住まわれていない旧家に泊まります。山中の田舎。でも石材商で財をなしたお宅だとか、結構瀟洒な構え、緩やかに朽ちつつも。
この家自体を使って、M氏の作品になってる。朝になるとその意図がわかる由。

こんなとこ、来てます

側には滔々と渡良瀬川が。川原には巨きな白御影石がいっぱい。わたらせ渓谷鐵道の窓からも、川床の巨岩が陽に白く照り映えて美しかった。
渡良瀬地域はもともと旧くから銅と石材で栄えた地域だったそうな。そして下流には絹織物の桐生市があったわけで。
このあたりは西の群馬と西の栃木の県境に位置するので、ここは群馬側、多分。足尾は今や栃木県日光市(!)、桐生も栃木県ね。

で、散歩してたらさっき畑にフツーに野生の猿がいた・・・てか、猿・・・猿・・・多すぎ・・・!ま、気やすく写真を撮らせてくれるわけはないのであるが。

わかりにくいけど

泊まったのは灯りの入ってる2階の座敷、蚊帳つきで。ほぼ貸し切りです。

今夜は向こう岸の松木地区で夏祭りらし。このあたりじゃ盆踊りは八木節や東京音頭でやるみたい。そりゃま、足尾あたりで炭鉱節もとい炭坑節やるわけにもいかんか(~_~)
途中雨が降ったりもしてたけど、10時頃まで盛り上がってましたよ。

2009年8月13日 (木)

南洋の香りを求めて

先日の台風、都内ではまるで何ともなかったです。風もほとんど吹かなんだ。翌日も台風一過の青空とはいきませんでしたが。
前夜、背の高い鉢植えやら珍貴なものやら、わざわざ部屋の中に取り込んだのにー

そんな乳母日傘の特別扱いを受け、ここに満を持して登場!!なのがイランイランノキ/Cananga odorata。これまたK良園の通販で昨年秋に買ったもの。初めての蕾が上がってきてて、ついに咲きそうなんです!嬉しい
イランイランノキ

この花こそ、高い芳香で知られるYlang Ylang(=「花の中の花」@タガログ語あたり)。ファッションブランドの名前にもなってるよね。

黄緑色の花は決して「美しい」ものではないけど、その香りから、レイ/leiや腕輪、花冠などの飾りに用いられるほか、ブランド香水にもしばしば配合される由。官能的なものと関連づけて考えられることの多いアロマでもあります(苦)。

なんでこんなマニアックな珍木を育ててるかっていうとですね・・・
ミクロネシアのポンペイ島で滝見トレッキングした時、山中で雑木ぽく普通に咲いてたのが印象的だったとか、コスラエ島のホテルのシャワーブースに、この花の香りを移したココナツオイル(花は取り除かれてたけど)の小瓶が置いてあった(身体に塗って虫除け?にするらしい)とか、帰りの飛行機で隣席のローカルの青年がつけていたこの花のブレスレットがよい香りでオシャレであったとか、そんなところです。
この花で身を飾るのは老若男女を問わず行われてる様子だった。現地の生活に密着した木なんだと思った。

ここからは蘊蓄です。
イランイランノキは南洋産のバンレイシ科の中高木。同科はバンレイシをはじめ、チェリモヤ(世界三大果実の一つとやら)、アテモヤ、牛心梨などトロピカルフルーツを多く抱える科ですが、香料植物は他に聞かないなあ。

バンレイシ/蕃茘枝というのは今や台湾フルーツの代表格、シュガーアップルの漢名。果実の外観から別名を釈迦頭/シャカトウとも。
「茘枝」は楊貴妃も好んだというライチのこと。「蕃」は「外国の」の意、「蕃茉莉/バンマツリ」「蕃石榴/バンザクロ(=グァバ)」などの例もある。偏平なモモ「バントウ」は「蕃桃」じゃなくて「蟠桃」だったかな・・・?

「胡椒」「胡瓜」「胡桃」「胡麻」の「胡」は確か「西の」とかの意味だけど、「蕃」は「(南)蛮」に通じて「南の」の意もあるのかも。
ちなみにコショウの「胡椒」に対してトウガラシが「蕃椒」なんですよ。「椒」はサンショウのことだと思う、日本のものとの異同は知らんけど。
名称上、中国語も英語も、「蕃椒/red pepper」と「胡椒/pepper」とに共通点を見たのに対し、日本語では「トウガラシ/唐辛子」と「カラシ/辛子/芥子」つまりmustardとで共通項を見出してるんだね。
見方を変えれば、英語圏ではpepperがred pepperより先に伝来したと考えられる一方、日本ではまず辛子ありきで、かつ、唐辛子が伝わった時、その刺激ある風味を山椒ではなく辛子に準えたことになりますね。
あ、柚子胡椒ではトウガラシのことを胡椒と呼んでるわけだけど、これって九州を中心とする西日本特有の呼び方ではないかな。あまり古い名前ではなさそうだけど。

さらに、日本語で「芥子」をカラシともケシとも読むのは、いずれも刺激物/劇物だからでしょう。密教の祈祷で護摩火に投じられる芥子の実は、当然、麻酔効果のある後者を指すのだと思ってたけど・・・でも中国語でもカラシナ(mustardを採るアブラナ科の植物)を確か「芥菜」て呼ぶからなぁ。

ちなみに「胡瓜」がキュウリなら、「蕃瓜(樹)」はパパイヤです。パパイヤ鈴木が中国語で名刺を作ると「蕃瓜鈴木」になるんかね。

えー、大脱線しましたが、ま、この木の詳細は2008/09/27のMyブログをご覧あれ(と宣伝)。

あ、本日現在、まだ香りはしていません。香りと言えば、ミラクルフルーツの花に存外はっきりした甘い香りがあることに気づいて驚いてます。

目指せ、イランイラン・ブレスレット!

はちすの記2009 その拾参

このところはっきりすっきりしない天気が続いてます・・・地震も引き続いてるし。今朝もありましたよ、震源は八丈島東かな。

今朝は久しぶりに蓮が咲きました。お盆に蓮!!!いとつきづきし。
と思ったら、何だかオールスター状態に夏の花がいろいろ咲いてました。う〜ん、目新しいものが少ないが(--;)

クリスタル・ビューティ
蓮は鉢植えでは8月も半ばになるとあまり新たな生長をするものではないらしい。蕾はまだ出てきてるけどネ。この花もやや弁数が少なめで、この品種の特徴たる内弁の表情があまり出ていませんね。これはこれですっきりしてて好きですが。
黒いのはハナムグリ系の甲虫・・・ううむ・・・お盆だから許す。

こうして画像にしてみると、何だか泰山木/タイサンボクの花にも似ている・・・あ、タイサンボクはモクレン科!つまり「木蓮」だ。
しかしタイサンボクを植えてあるお家も最近めっきり見なくなったなあ。同じモクレン科の落葉性春咲きマグノリア類がいささか濫用ぎみに使われているのに対して。常緑だし、花の香りも素晴らしいのに。立派になり過ぎるんですかね。
個人的にはタイサンボクと言えば佐賀の相知町のF医院にあった木。風格があって子供心にも素敵だった。

ハイビスカス
そしてハイビスカス。今年はちょっと生長が遅れ気味かも。でも今日は寄り添うように二つ咲いてます。(それともガンの飛ばし合い?)

絞り咲き桔梗 絞り咲き桔梗(地合い絞り)
絞り咲き桔梗(代品の方やね)も、苗だからもう咲かないかと思っていたらどっこいその後イイ感じの伸びを示し、また2株とも咲いてきました。うむ、やっぱり浴衣は天然インディゴひといろに限る(「目黒の秋刀魚」みたい)。

夏咲きのミニカトレア
ミニカトレアは先日の花の下をくぐってもう一花咲いてきました、うんしょこらぁ〜状態(^.^)一茎二花になったのは初めてです。花形も今年が一番整ってるし。

・・・あと一つ、新たな隠し玉があるんだけど、それはまた別途・・・

2009年8月 8日 (土)

たまには品を変え

ちょうど姪っ子のお誕生日に当たる昨日の朝、ぴったり合わせてミニカトレアが咲いてきました。がわりにご笑納下さいませ、てなわけで。
ミニカトレア

それと、いささか季節外れに咲いてきたニワフジの花。ほんとはもっと早いんだけどね。
ニワフジ

フジとは違う種類ですが、なかなかいいものです。初めて内モンゴル行った時、お昼ご飯に立ち寄った青山飯店に咲いていたこれの大鉢は美しかったなあ。

2009年8月 2日 (日)

はちすの記2009 その拾弐 ほか

ここんとこちょっとおさぼりしてて、本日の蓮画像は一昨日のものなんですけどね・・・

とうとう三つ、揃い咲き!みんな白花に見えるけど、右の二輪は小舞妃蓮の散り際の姿です。つまり、前回の蓮日記で登場した二輪ですね。
蓮華三輪

1ダースも咲いてきて、それは嬉しいんだけど、何だかこのところ葉っぱがくたびれ気味・・・夏の終わりみたく、黄変が目立ってきました。ち、ちょっと早くない?新葉もあまり展開してこないし。
肥料やったりもしてるんですけどね。小舞妃蓮はもう打ち止めかなぁ〜?

絞り咲き桔梗もちょっと中休み状態。

でも、まだまだ隠し玉はあり!

今見たら、ミラクルフルーツの実がなってました!
ミラクルフルーツ幼果

花は(と言っても米粒より小さいんですけども)今も沢山ついてるんだけど、今のところ実が確認できたのは四つだけ。あまり歩留まりのよいものではないのかどうか、まだ判断できませんが。
まあ、買ってきてすぐに植え替えたりしたし、初年度の途中経過としては御の字じゃないかな。

そして初登場、コガマです。まだ4センチぐらいの、小さな緑のソーセージ。これから大きくなるのかな?こちらはまだまだ今から葉が増えていきそうですよ。
コガマの蕾

そして、恥ずかしながらMYブログ「空中庭園@下丸子」、確か今回で99件目の記事かな(爆)。今んとこ、過去の園芸ネタと家紋夜話ネタ。だからイキナシしょっぱなから膨大な記事があるわけで。
てか、削除するに忍びず携帯に保存しといた蘊蓄系メールが一杯になってきたんで、アーカイブ代わりにweb上に置いてみた、ってとこなんですけどね、そもそも(-.-)y-~

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