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2010年3月13日 (土)

そしてエロール・ル・カインのこと

> 一方、あの(!)エロール・ル・カインが
> このお話を絵本にしていて(1975)、
> こちらにも十二人描き込まれています。

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ここでル・カインのことを少し。

エロール・ル・カイン(1941〜1989;享年47歳!)は、イラストレーター・アニメーター・絵本作家。西洋と東洋が融合した独特の神秘的装飾的画風には今なお根強いファンがいる。もちろんツルも好きですとも。

欧亜混血児として戦時下のシンガポールに生まれ、インド、香港、サイゴン、日本に育ち、イギリス→カナダ→イギリスで活動したという経歴の人。その生い立ちが如実に現れたという感じの画風。1985年に絵本界の最高栄誉とされるイギリスのケイト・グリーナウェイ賞を受けている。

どちらかというと色彩鮮やかな人なんだけど、後年ギリシャ神話を題材にしたCupid and Psyche/キューピッドとプシケーでは墨一色だけで描き上げた。でもこれがまたすごい。極彩色のモノクロームとしか言いようがない・・・
邦訳も出ていますが、この絵本ばかりは原語版をお薦めします。KUROの深みがまるで違う!よくよーく見ると、黒一色なのに墨版が2回も刷られてる!!日本語版なんてグレーに見えちゃいますがな。紙も十分吟味したことが感じられるし、外側にもちょっと変わったコーティングがしてあって、手触りまで違います。

日本語版 英語版

さくらももこがル・カインに心酔しているのは知られており、彼女はその足跡を訪ねて海外まで行き、「憧れのまほうつかい」なる本まで出した。「コジコジ」でも明らかに影響が認められます、「ちびまる子ちゃん」ではそうでもないけど。

本のデザインも似通っている

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