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2010年7月19日 (月)

Answer to the Question

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☆さてここでQuestionです☆
“英語で「Lily of the Valley」、すなわち「谷間の百合」と言えば、一般にもよく知られたある植物を指す言葉です。香りのよいことでも知られ、日本でも庭によく植えられるこの花、確かにユリ科植物なのですが、あまり百合の仲間だということは知られていません。さて、この「Lily of the Valley」、一体どんな植物なのでしょうか?”
〜〜「世界ふしぎ発見」ふう〜〜
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えー、答えは「スズラン」でした。

正解だったのは我が姉!

>lily of the valleyは、鈴蘭だよね! QUEENの、私が一番好きなアルバム、SHEER HEART ATTACKにこの名前の曲があって調べたことあるのよね
ただ、本当に谷間の百合という解釈もあって、鈴蘭か百合か判断しかねるとの考えもあるらしい、この歌については!

>旧約聖書に関係あるみたいね。バルザックの「谷間の百合」は百合かしら、鈴蘭かしらね!それともゼフィランサス?


どーです。これ以上完璧な回答があるでしょうか!!しゃらっとバルザックが登場するあたり、さすがは我が姉、生半可な読書量じゃないですよ。

かくいうツルは、確かキルケゴールが(仮名で)「ソロモンの野の百合」について書いてるのは大学時代に読んだ気がするのだけど。全然内容覚えてない・・・

そんなこんなのせいか、ツルはどうも「谷間の百合」と「ソロモンの野の百合」がごっちゃになりやすいようでして。

それに、Lily of the Valleyが入っているのはアルバム“A Night at the Opera/オペラ座の夜”の方だと思い込んでいた。

深掘りして調べ直してみたら、いろいろわかってきました。

まず、バルザックの「谷間の百合」。バルザックといえばナポレオン時代の恋愛小説家だよね、程度の知識しかない(姉とは大違い)ツルのこととて、読んだことないけど・・・(汗)
この題名は、主人公が心惹かれたある女性のことを表しています(やっぱり)。でもさ、百合か鈴蘭かってのは女性の形容として相当違うと思いますよね

スズランのことをLily of the Valleyと呼ぶのは、いわば雅名みたいなもんかと思ってたら、そうとも言い切れないみたい。学名でスズラン属を表すConvallariaは、「谷」(convallaris)+「ユリ」(leirion)から来ている由。

かたや、「ソロモンの野の百合」とは、旧約聖書「ソロモンの雅歌」に「乙女たちのうちに我が愛する者のあるのは茨の中の百合のようだ」とあったり、新約聖書マタイ伝に「ソロモンの栄華も一輪の野の百合に如かざりき」と書かれたりしているもののことである。で、こちらの方にもどの植物を指すのかって議論があるわけ。

最近では、聖書成立当時の小アジアでは「ユリ」の語はどうやら赤い花全般を意味していたらしいとか、同地域ではユリ科植物は白花のマドンナリリーと紫花のマルタゴンリリーぐらいしか自生していないとかの知見から、「ソロモンの野の百合」とはアネモネなのではないかという説が優勢らしいです。

他に、キンポウゲ科のラナンキュラスや赤いフクジュソウ(これがギリシャ神話の美少年に因むアドニスである)に比する説もあるそうな。

ちなみに、カトリックとプロテスタントの共同訳聖書(つまり最新訳だ)では「野の百合」ではなく「野の花」と訳出されているそうです。上のような問題があるからでしょうね。

ここでもツルは一つよしなき思い込みをしていた。ゼフィランサスが「ソロモンの野の百合」だという説もあるように思ってたんだけど、原産地を調べてみたら、なんと南米なの・・・こりゃソロモンの野の百合ではあり得ませんなm(__)mまあ、6弁だからむしろダビデの星かもしれないか、あはは。

いずれにせよ、百合が赤い花という役どころだったとはちょっと意外。
ヨーロッパでは百合=白=聖母マリア、という図式があるわけだけど、実はこれは案外歴史が浅くて、ヨーロッパに持ち込まれた上記の小アジア産マドンナリリーが、中世あたりに(?)聖母信仰の中で純潔と処女性の象徴とされていったらしい。

さらに、そのマドンナリリーも、時代が下ると、プラントハンターにより持ち込まれた日本産(沖縄あたりね)のテッポウユリが評判を呼び、完全に取って代わられます。後者の方がより清らかに美しかったからですね。

以上、王様にも野の花にも栄枯盛衰はあるもののようで。


最後に画像はスズランの斑入りの品種を(拾いですが)。昔育てたことがあるんだけど、本当に見事な美しい縞斑が入りました。やや弱かったけど、こんな風に群生させられたらまさにファンタジーの庭でしょうね!(結局園芸ネタかよ)

激美!!縞斑入りスズラン

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