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2010年7月24日 (土)

松本 隆という作詞家がいる

超有名な人です。

一般には、80年代の松田聖子のヒット曲を軒並み手がけたとか、さらに遡って、大瀧詠一・細野晴臣と組んだ伝説のユニット「はっぴいえんど」での活動だとかで最もよく知られている。
太田裕美の「木綿のハンカチーフ」の作詞もこの人です。

でも、ツルは決して好きではない、昔から。

でも、次の作品だけは「秀逸だ」といつも思う。

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探偵物語
 作詞:松本 隆
 作曲:大瀧詠一
 歌: 薬師丸ひろ子
 (1983.05.25リリース)


あんなに激しい潮騒が
あなたの背後(うしろ)で
黙り込む
身動きもできないの
見詰められて

夢で叫んだように
唇は動くけれど
言葉は風になる
好きよ
 でもね
  多分
   きっと・・・

話を逸らして歩いても
心はそのまま
置き去りね
昨日からはみ出した
私がいる

波のペイジをめくる
時の見えない指先
自信はないけれど
好きよ
 でもね
  多分
   きっと・・・

まだ早い夏の陽が
あとずさるわ

透明な水の底
硝子の破片(かけら)が光る
だから気をつけてね
好きよ
 でもね
  多分
   きっと・・・

夢で叫んだように
唇は動くけれど
言葉は風になる
好きよ
 でもね
  多分
   きっと・・・

離れて 見つめないで・・・
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彼女が主演した同名の映画の主題歌、だからタイトルと内容が合ってないんですね。
共演は今は亡き松田優作、ラストの空港のエスカレーターでの長〜いキスシーンが話題になりました。

なぜ、この詞を「秀逸だ」と思うのか。

それは、「形になる直前のまだ姿を取らない不安」を繊細にあらわした詞として、これ以上のものはないと思うからです。

♪透明な水の底
硝子の破片が光る

この部分も、上記の全体の中に嵌め込まれると、「形になる直前の不安」を鮮明に語り始める。

そして、最後にはらりとこぼれ落ちるワンフレーズ。

♪離れて 見つめないで・・・

これ、決して「離れて見つめないで」と言ってるんじゃないんですよね。ほんとは「近くで見つめて」って言いたいんですよね。

確かに潮騒は黙り込むだろう、この言葉の背後では。

恋愛(のたぶんはじめ)における不安の混じった感情を描ききっていると思うのです。

以下はYouTubeから、おひまがあったらチェックしてみて。

音源のクォリティではこれ↓
http://m.youtube.com/watch?guid=ON&xl=xl_blazer&warned=True&client=mv-google&hl=ja&gl=JP&xl=xl_blazer&v=XxvK4UaEI_c

薬師丸ひろ子がアイドルしてます↓
http://m.youtube.com/watch?guid=ON&xl=xl_blazer&warned=True&client=mv-google&hl=ja&gl=JP&xl=xl_blazer&v=jCAge1dsbP0

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