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2011年3月29日 (火)

「国民の皆様へ」に物申す その壱

ちょっと旬を過ぎた感はありますが・・・

以下、『国民の皆様に物申す』ではなく、『「国民の皆様へ」に物申す』です、そこんとこよろしくね。

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>・・・しっかし、「内閣官房(節電啓発等担当)」からのエリアメール、やな感じだわあ。びっくりするじゃないか、蓮舫め。ドコモしか来ないらしいですが。
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このことである。
赤ちゃんを抱えて大阪に一時避難していた職場の女性からも尋ねられた。

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>・・・ちなみに政府からのメールって何ですか??私もドコモですが今のところ来ていません
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「国民の皆様へ」メールは、ツルの携帯@ドコモには3日連続で飛んできた。内容は↓のとおり。

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【3月14日(月) 11:20】
国民の皆様へ
3月11日に発生した三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、電力需給がきわめて厳しい状況になっていることを受け、本日から、東京電力管内において計画停電が実施されます。本日は初日であり、立ち上がりの午前中は、特に徹底した節電をお願いいたします。皆様のご協力をお願いいたします。
(政府 内閣官房)
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【3月15日(火) 14:00】
国民の皆様へ
 3月11日に発生した三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、電力需給がきわめて厳しい状況になっていることを受け、3月14日から、東京電力管内において計画停電を実施しているところです。本日は気温の低下が予測され、昨日以上に厳しい状況になるものと考えられることから、国民の皆様におかれましては、引き続き徹底した節電をお願いいたします。皆様のご協力をお願いいたします。
(内閣官房(節電啓発等担当))
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【3月16日(水) 14:00】
国民の皆様へ
 3月11日に発生した三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、電力需給がきわめて厳しい状況になっていることを受け、3月14日から、東京電力管内において計画停電を実施しているところです。国民の皆様におかれましては、引き続き徹底した節電をお願いいたします。皆様のご協力をお願いいたします。
(内閣官房(節電啓発等担当))
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この後は来ていない。

なぜ、これらのメールがツルには「おかしい」としか思えないのか。

つまりは、無用の混乱を引き起こしたとしか思えないからである。

このメールは、NTTドコモの「エリアメール」なる一斉送信システムを使ったもので、首都圏(or 東電管内??)しか行かない、ということだったらしい。
文面からはその点が詳かでないし、ツルもそんなこと気にするほどヒマじゃないが、その時大阪にいた女性には入らなかったことから推察するとそうなのだろう。(それを「国民の皆様へ」と題してよいものかという問題はひとまず措く)

このことからは、大きな問題を孕んでいることが見えてくる、ように思える。

このメールが初めて届いた時点においてすでに、原発問題による電力逼迫と計画停電の件は広く全国の国民が認識済みであった、そのことには誰しも異論はないはず。国民−少なくとも東北や関東の−はそれほど無知or馬鹿じゃないと思うのだが。自分の生活に直結することだから。
何も東電管内だけの話ではない。ツルの出身地、1,200km離れた博多の友人たちからも「何もできないから募金と節電ぐらいしかできないけれど、それがもどかしくて・・・」というメッセージを多く受け取った。

この一連のメールは、情報発信側の意図(巨大人口を抱える東京都23区の住民および企業への節電呼びかけ(?))とは異なり、受信側ではむしろ「ああ、自分のところにもほんとに停電がやって来ちゃうんだ」と(のみ?)受け取った場合が多かったのではないか。
それだけ(関東地区の)人々が、切羽詰まった自分自身のこととして捉えたということに他ならない。
(その意味で、結局は対岸の火事でしかなかったものが、ついに此岸に燃え移ったというエゴの面も否定できないと思う。放射線の件も同じである。ツル自身、天気予報の風向きを気にしたのはまさにそれだ。)

でもその認識は正確なものではなかった。

なぜなら、東京都23区内ではほとんどが第1G〜第5Gのいずれにも属していない、というのが(結局判明した)事実だったから。

計画停電(輪番停電)の開始当初、すなわちこの一連のメールの時点には、その点についても相当の誤解と混乱があったわけだが(東電の情報の出し方に問題があったことは間違いない)。

結局、地震にまつわるあらゆる情報が混乱を極めていた時点で、内容/趣旨の明確でない情報がさらにばらまかれただけの意味しかなかったのではないか。第1弾の時点(不要不急のメールや電話は控えるよう呼びかけられていた段階でもある)においてすでに。

そして、第2弾、第3弾の時にはもう、全く不要な情報でしかなかったのである。受け取って「そんなこと言われなくてももうわかってるし!!」と声を上げた人がほとんどだったはず。(ただ、瞬時に「不要な情報だ」と判断し得たという意味で第1弾に比べれば問題も少なかったとは言えるが。)


情報の欠如や混乱は不安心理をあおりやすいだろうし、不安はじきに不満に変わるだろう(こういった状況では特に)。

あのメールは本当に必要であったのか、適切な内容であったのか、いやむしろあの時点では有害な内容でしかなかったのではないか、厳しい検証/実証が必要ではないか。

To be Continued...

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