孔雀乃華
咲キタル由、筑前国博多ヨリ相次テめーるナム侍リケル、亦不嬉乎。
これは、空中庭園@下丸子で育ててるクジャクサボテンが殖えたのを持ち帰って、次姉にあげたもの。今年のお正月の帰省時だったかな。つまり初開花、姉のところでは。
どーーーです。聞きしに勝る艶やかさでっしょうが。
抗い難い魔力を感じるというか、悪魔のような魅力に満ちたというか、そんな美しさ。あるいは、こいつぁ絶対日本の花ではあり得ないな、という類いの圧倒的な力。「華」という漢字はこーゆー花のためにあるんやね、と思わされてしまうような。怪シキマデニゾ侍リケル。
「赤い花」と一口に言っても、花冠外縁部の、黄や橙に由来するって感じの朱赤色と、花芯に近いところの少ぅし青のニュアンスを帯びた紅紫色と、この二つの彩りを合わせ持った花というのはなかなかありません。幾多の白い雄蕊の繊細さや花弁とのコントラストも非常に印象的。
このあたりは、実物を見たならきっと頷かれるところでしょうが。
クジャクサボテンの魅力というか利点はもう一つ、丈夫で咲かせやすいってところにもあるんだよね。
ツルは冬でも空中庭園つまりベランダに置いてて、屋内に取り込んだりしないけど、毎年咲くもん。(近縁種の月下美人やドラゴンフルーツではそうもいかないが)
とりわけ、特段の品種名もないこの赤花の普及品種が、最も丈夫で咲かせやすく、かつ圧倒的な美しさがあるという点で、一等CS度が高いと思いますよ。最強最善のcustomer satisfaction、間違いない。
まあ、今後、姉のとこでもこの花の咲く5月中旬(関東じゃ下旬あたりになりますが)が待ち遠しくなるのは間違いないでしょうネ。
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