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2012年1月 1日 (日)

2012年の年賀状

新年おめでとうございます

今年は年賀状を控える向きも多いと聞きますが、ツル的にはとんでもない。
こんな年ですからこそと、11月の声を聞いてから年賀状制作に勤しんでおりました。ツルにとっては年賀状とはもらうものではなく出すものなのであーる。

ツルの年賀状と言えば、もち、プリントゴッコ!もはや消滅危惧種、いや、消滅確定種というべきかも。2012年末にはとうとう消耗品まで販売中止になるとやら(T_T)(T_T)でもしっかり買いだめしてあるもんね(^^)v
とはいえ先日新宿の世界堂に行ってスクリーンやらランプやらをさらに買い増し(買い占め?)してきましたが、売り場に「ありがとうプリントゴッコ」というディスプレイがデカデカと出ていました、ううう

新年は辰年。おのずと力が入ります。
かっくいーのにしよっと。
で、今年はこんなのになりました↓

2012年の年賀状

実はこのデザインは一回り前の辰年、2000年いや二千年の年賀状用に考えていたもの。
毎回年始のうちに次の年の原案ぐらいは考えるので(@_@)、1999年の2月頃には「竜」と「二千年」の小下絵はほぼ完成していました。(だいたいその頃になると飽きてきて、11月まで眠らせちゃうんだけど)
でも、3月に父親が入院、6月に他界し、2000年の年賀状は幻と化してしまいました。さすがに喪中欠礼をプリントゴッコでVisualise、てなことはいたしかねましたので。

で、時は流れ干支は一巡り。
あの時の竜を召喚復活させるか、あるいは新しく作り上げるか。
竜やドラゴンの図像はよく目にするけど、なんと言っても顔が命!どことなく卑しい感じのも多くて、なかなか気に入るようなのには出会いません。(なんと言っても想像上の霊獣というか聖獣だから、参考資料は大事
それと、全身を描きたいのだけど、「尾」まで表してある竜って少ないんだよね。

結局やっぱり12年前のアレでいこうってことで「十二」の文字を加え、「二千十二年」に「竜」はついに目覚めました。12年間温めましたぜ(笑)

ところが。いまいちどうも気に入らない。いえ、竜の顔や肢体がってこととかではなく、全体の印象が弱くなっちゃった点。「二千年」と「二千十二年」では歴然たる差を感じるわけです。だから、当初直感的に思っていた、背景はシンプルな白地にするのが一番インパクト強いという考えにも素直に頷けなくなった。

一方、やはり心の隅にひっかかっていたのは東日本大震災のこと。あの揺れと津波と放射線と。いろいろありましたね。知り合いには17年前神戸あたりで被災し、その後福島にお嫁に行き、住めなくなって今は山形→高山と避難を続けている人もいる。

そんなことも感じられて、いくらか描き足しました。微妙にコンセプト変更、珍しくも。

実は、竜を描き上げている途中、なぜだかわからないけれど「太陽風」という言葉が繰り返し頭に浮かんでいた。太陽から超高速で放出される高温の電離した粒子。
そこから、宇宙空間に浮かんでいるイメージ、昴のイメージ、オーロラのイメージ、放射線のイメージ、犠牲者のイメージ、冷やし鎮めるイメージ、そんなものも湧き上がってきました。
心境の変化ということかもしれないし、それこそが震災がツルの心理に与えた影響なんだと言えるかもしれない。あるいは、12年前に父とともに眠りに就いた竜をこの2012年に呼び起こす意義もそこにあるかもしれない。(おいおいどこまで妄想すんだよ)

そこからいろいろ考え抜いた末、結局描き加えたのは地球と空と散華。

地球は、実は仕事で作ったウチの会社の2008年3月期Annual Reportに掲載したグラフィックから拝借したもの(ツルは別にデザイナーとかクリエイターとかの職業ではありませんが)。ああいう地球って、よく目にするような気がするけど、いざ探すとなるとネットでも案外見つからないもんでした。特に、あのあたりの位置に日本列島がきてるのって。点描は全部マニュアル描きの力仕事っす(-.-)y-~

空の部分は、あえて点描にせず、「沸き上がる」あるいは「降り注ぐ」イメージで放射状に描き込み。2002年の年賀状(そのうち紹介すっかな・・・)の「空」の下絵も再利用しつつ。定規をいちいち当てて、ペンの太さを変えながら・・・

散華は空中庭園@下丸子で栽培している花蓮の画像から取りました。でも蓮じゃあまりにアレだし、蓮の花は前に(実は喪明けの2001年)使ったことあるしで、桜の花びらに微修正。2枚だけピンクの香りインクを使用

ちょっと象徴主義に傾斜しちゃった感じ。そして多義的でもあります。
だから、雨が地上に降っていくと受け取ってもらっても構わないし、地球から何かが吹き出していると取ってもらっても構わない。散華は竜を荘厳しているのかもしれないし、犠牲者を悼むものと見る向きもあろう。それに、「地球」を見出す人も「日本」を見出す人もいるはずだし。

「賀春」の文字は父親の筆になるものです。生前、年賀状用にってことで頼み込んで半紙にいろいろ揮毫してもらったのがありまして。結構重宝してます(笑)。まだそこそこ残ってるしー

結局、そんなこんなで全9色5版になりました。
版画って、決して色数多けりゃいいってもんじゃないけど、今回はなにげに空だけで3色(@_@)も使っちゃったよ。グラデーションをかけようとするとどうしても色数が増えちゃう。散華も2色使いで。
色の取り合わせは実際にインクを置いてみないとわからないもんだし、今回3色ほど混色で作ったりしたこともあって、ほんとは調色用のテスト版作った方がよかったんだけど・・・暇がなくて省いた結果、グラデ効果があまり出せてない気もしますがね(苦)

さあ、来年は巳年だ。どんなのにしようかな。いつも思うんだけど、竜の次に蛇が来るって、順番悪すぎ!!

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