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2012年9月20日 (木)

幸せであるように

元号が昭和から平成に変わったばかりの頃、一世を風靡した深夜番組があった。
「平成名物TV・三宅裕司のいかすバンド天国」、通称「いか天」。バブル極まった世の中に、突然のように「バンドブーム」を巻き起こした番組です。

 

この番組で5週勝ち抜いて(1989年3月4日〜4月8日)、初代「グランドイカ天キング」となったのがFlying Kids。ちなみに、2代目は今も活動を続ける「BEGIN」、3代目は衝撃の「たま」でした(笑)。

 

確か、デビュー当時のキャッチコピーだったかな、それが「愛と力と馬鹿」だったと思う。東京造形大学の学生たちで集まったバンド(確か)で、ファンク系路線でビジュアルはおサイケでした。いかにも若手アーティスト、な感じね(あ、美術系の)。微妙に今でいうキモ系も入ってて。
で、浜崎貴司のvocalがむちゃくちゃ強くてさー!歌唱の表現力も、独特過ぎる手の動きも!!(笑)

 

おっと。そのFlying Kidsのデビュー曲が「幸せであるように」。off beatのバラード。ずばり、泣ける名曲です。(あっ。THE BOOMにも同名の曲があるけど、別物ね)

 

-----
幸せであるように
 作詞:浜崎貴司
 作曲:Flying Kids
 歌・演奏:Flying Kids
 (1990.04.04リリース)

 

 

幸せであるように 心で祈ってる
幸せであるように 心で祈ってる

 

別れは辛くて それでも愛し合って
涙が涸れたら 疲れて眠ろう
君の涙を 涙を お皿に集めて
全部 飲み干したら
すべて許されるかも

 

幸せであるように 心で祈ってる
幸せであるように 心で祈ってる

 

別れは辛くて
でも みんな愛し合うのに
涙がなんで こぼれ落ちるのかな
声を 震わせて

 

ママも死んで それでも僕は
君とキスを交わしてる
子供も生まれてくれば
懐かしい友のことなど
忘れるかもしれないよ

 

ああ この想い 君に伝えたくて
涙流し 夜に震えてる

 

みんなは みんなは
涙を流すのに
なぜ 愛し合っているのかな
ママも死んで 子どもも生まれて
君と別れ 君と巡り逢って
キスして キスして
抱き合って ささやいて
愛を分かち合って
それだけでいいのに
淋しい時 そばにいて
そばにいて そばにいて
ただそれだけで いいのに
淋しい時に そばにいてほしい
だけなのに
だけなのに Wooo......

 

幸せであるように 心で祈ってる
幸せであるように 心で祈ってる・・・
-----

 

 

くぅーー!泣けるよねえ、この歌詞。

 

この曲にはすこうし憶い出もあって。これが世に出た頃はツルはもう社会人になってたけれど、ある日、会社に行く前にCDショップに寄って、この曲の入った彼らのデビューアルバム「続いてゆくのかな」を買ってきたわけ(当時はフレックスタイムだったもので)。

 

Album「続いてゆくのかな」

 

で、そのあと職場に着いて仕事をしてると、京都の知り合いから会社に電話が入ってきた。「結婚するから披露宴に出てほしい」と(まだ携帯の一般的でなかった時代で)。実は学生の時に秘かに好きだった人・・・・・・。不思議な符合を感じました。この曲を買ってきたその日に。寮に帰ってこの歌を聴いてて、一層切なかった(T_T)
ちなみにツルの母親はもうその時には亡くなっていました。
あ、結婚式?ええ、出ましたとも。新郎の方の友人として。

 

残念ながらこの曲、盗作騒ぎもあって、そのせいかカラオケにもほとんど入らず、所属レコード会社の親会社、ビクターの「悟空」にしかなかったはず。まあ、あのフェイクたっぷりの歌いっぷりを素人が歌いこなせるはずもなかったんですけどね。そして、あの歌いっぷりでなきゃダメなんですけどね、この曲は。
浜崎貴司とか、吉田美和とか、歌を歌うために生まれてきたっていう人はやっぱりいるもんだなと。

 

ツルは長いこと、元歌はメロウ系の大御所、サックスプレーヤーの故Grover Washington, Jr.の名曲 "Just the Two of Us"(1980)だと思っていた。会社の後輩がそう言ってたんだもん。
一般的には、でも、ブラジルのDjavanというミュージシャンの "Samurai" なる曲が元歌とされているらしい。確かにこちらの方が似てはいます。ちょっと退屈な曲だけど。

 

ま、いずれも「泣ける」系の王道です。どれもYoutubeに上がってます。「幸せであるように」のビデオクリップはいまいち?なところもあるんだけど(笑)、確かに現代アートしてる感。
2002年にはKICK THE CAN CREWのMCUと「MCU feat. 浜崎貴司」の形でカバーが出た。最近では浜崎氏はスローバラードでもっと艶っぽく歌ってるようです。

 

この歌は「いか天」の最終回のエンディングでも流された。三宅裕司が何かしゃべって、最後の締めに「いつかまた会える日まで、その時までみんな、幸せであるように」とか言って暗転し、今までに出演した全バンドの名前がこの歌に乗せてスクロールしていくってラスト。たまたま見てただけなんだけど、なんかすごく感動して鳥肌が立った。
社会現象にまでなったと言える番組だけど、オンエアは1989年2月11日(あ、初回放送はツルの母親の命日だったんだ。)〜1990年12月29日の2年弱だったんですね。短かかったような、長かったような。まだ、平成もツルも若かったんです。

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