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2013年1月18日 (金)

【番外編】寒いからってだけで。(はえるん・クックル)

毎日寒いでげすなー。日本海側はこの冬とりわけ大雪なんですって?

都内大田区の空中庭園@下丸子でも睡蓮鉢の水が毎朝凍ってます。寒さに弱い植物の鉢植えは取り込んであるので、毎年春まで室内ジャングル@下丸子状態になっちゃう
基本、寒いのキライ、冬なんか来なきゃいいのにと思ってる口なので、この時期に敢えて温度高め、緯度低めなネタをいくつか。

昨年12月24日の【番外編】で、「ジェイディー」by 清水浩美についてこう書いた。

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頭は[ブーゲンビリア]で、これが那覇市の花になっていることはツルにはちょっと意外だった。当然「あかばなー」つまりハイビスカスだろうと思ってたからです。
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ハイビスカスは内地のツツジ類の植栽、ブーゲンビリアはつるバラやジャスミン類、あるいはノウゼンカズラあたりに対応する役どころだと思うんです。今やどちらも沖縄の街角ではよくよく見かけるけど。

少年の砌、1975年の海洋博で初めて沖縄を訪れた時にブーゲンビリアを目にした覚えはあまりない。当時は非常に珍しい花だったから、目にしてれば記憶に残らないはずがないと思うのだけど、季節的なものだったのかなあ。
一方、ハイビスカスはたくさん見た。これも当時はいわば珍しい亜熱帯の異国の花。案内してもらった母親の俳句仲間の人が「俯いて咲くのが昔からある品種だが、最近は上を向いて咲く品種がアメリカから入って増えてきた」と語っておられたのを思い出す。

そんな記憶が残ったせいか、ツルは昔からこの在来種の俯き加減な咲き方がなんだか好きで、今じゃ挿し木で育ててます。那覇のさる公園から枝先を密輸したの・・・いい大人が園芸店ではまず売ってないし。

オキナワン・ハイビスカス

なんだか、那覇っぽい

在来種仏桑華

お、一気に5度ほど温度上昇。

でも待てよ、琉球ではあかばなーはもともと墓地などに植えるもので死や霊魂を連想させ、縁起のよい木ではないらしい。だからかな、ご当地自治体のシンボルやキャラクターには意外に選ばれてない。

沖縄のキャラって、やっぱりどことなく「濃ゆい」ものが好まれる傾向にあるみたいなんですね。濃いと言ってもいろいろあろうけど、いわば砂糖醤油の味つけで。黒糖とまでは言いませんが。例えばこの↓2012年11月決定の本島南部のキャラ(作者は県外者だけど)。

沖縄県島尻郡南風原町(はえばるちょう)
イメージキャラクター
はえるん
野々宮ゆき(25歳:兵庫県:イラストレーター)
はえるん(応募案)はえるん(最終版)

名産の[カボチャ]+町の花[ブーゲンビリア]+[ストレリチア/極楽鳥花]+[琉球絣]+[町章]+イニシャル[は]。ここでもブーゲンビリアです。眉は[シーサー]を模してあるんだそうで、これでまた2度ぐらい温度上昇っす。

愛称は具志堅千穗(沖縄県那覇市:会社員)によるもの。「南風原」は「ふぇーばる」とも呼ばれるらしいから、それなら「ふぇーるん」だ。だからですかね、デザイン補整で[は]は削られちゃって、[町章]が額に持ってこられた。

かと思うと、こんなのも見つかる。

沖縄県島尻郡八重瀬町
八重瀬町社会福祉協議会
オリジナルキャラクター
クックル
クックル

残念ながら作者はわかりません。

【その22】の栃木市「シモンちゃん」で書いたところの;

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こうした[へのへのもへじ系]デザインはご当地シンボルマーク類には極めて多く見られます。
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ってのは社協キャラでもはっきりと見られる傾向で、これも「福祉」をもじった[294]が隠されているんですよ(@_@)(@_@)
でも印象はまるで違う。というより、方向性からして「かわいい」ではなく「きれい」あるいは「優美」でさえあるような気がします。
ツルはこの隠し絵には説明を読むまで気がつきませんでした。この手のトリッキーなものって、いかにわからないように描く(隠す)かがキモだと思ってるもんで、これはすごく秀逸だとおでこをピシャリ。口元のゴニョゴニョは右の翼なんですかね?

赤いハートもここには使われていないと思ったら、愛称の「クックル」はうちなーぐちで「こころ」を意味する[くくる]からきていた。だから鳴き声からの連想で[鳥]キャラにしたのかあ。

八重瀬町は「はえるん」の南風原町の南隣に位置していて、西隣は海人つまり糸満漁師で知られる本島最南端の糸満市という、いわばDeep Southエリア。八重瀬町、南風原町、そして東隣の南城市は平成の大合併で大モメした経緯があり、八重瀬町は結局2006年の元日に東風平町/こちんだちょうと具志頭村/ぐしかみ(昔の読みは「ぐしちゃん」)そんの合併で生まれた。「東風平」と言えば沖縄の難読地名の大関ぐらいには入ってたんですけどねー。

キャラクターだって「グルクン」あたりの海産系になりそうなもんです。(もっとも南風原町は県内唯一、海を持たない自治体だが。)

沖縄の代表的な食用魚グルクン、標準和名タカサゴは唐揚げなんかのお惣菜として日常的に食べられていて、県魚にもなっている。あ、県の魚を市や町がキャラに使っちゃまずいかしら。別にいいよね、国花とされている(法的根拠はないらしい)サクラをご当地シンボルにしてる自治体なんて山ほどあるんだし。
ダイビングでもこの魚の大群が目の前をどわーーっと横切っていくのはやっぱり何度見てもため息が出る・・・。タカサゴ科には、クマザサハナムロとかウメイロモドキとかユメウメイロとか、何だか心の琴線に触れるイイ感じの名前の魚が多いんですよねー。この辺りを見分けることから新米ダイバーの修行も始まる(笑)。

そんなところにもってきて八重瀬町のこのキャラです。鳥の種類は明らかにされていないけど、ツルは一見して白鳥と思った(沖縄だけど)。グラニュー糖とか砂糖菓子的な華奢さ。

(続く)

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