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2013年8月28日 (水)

もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その51:そーたん・にっちー)

(承前)

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宍粟市キャラクターの選定に関しては、実はまたひっくり返るようなことを別に発見したのだけれど、それはまた稿を改めることとして。
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「しーたん」のことを調べていたら、ご当地の地域SNS発足について書かれたさるblogがあった。

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(2009.02.07)

『しそうSNS・E−宍粟』に決定♪
昨年の10月16日に立ち上がった宍粟地域SNS「しそうSNS」の正式名が、ようやく決定いたしました。
先月1月15日まで、参加メンバーから募集していたのでした。2月5日に運営管理者会議をもって選考いたしました。
この「E−宍粟」は、「いい宍粟」「ええ宍粟」になるよう願いがこめられています。また、「E」には“インターネット”を通じてのまちおこし・まちづくりをしようとの意味が含まれてもいます。

〔中略〕

それから、この「E−宍粟」にはマスコットキャラクターがいるのですが、これもまた同時に名前を募集していて、このたび決定いたしました。
これは、『そーたん』と言います。
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はいっ、まずはここまで。

兵庫県宍粟市
しそうSNS E−宍粟
マスコット
そーたん
そーたん

びっくりするほど塩味でんがな!!
ご当地は「しそう森林王国」を謳っているほどだから、まずは[山]をベースにして、[清流]を髪に見立ててと。イニシャル[S]はSNSをも表していそうだ。市の花[ササユリ]を盛ったのは「しーたん」と同じ。
魚は名産の[アユ]か[アマゴ]なんだろう(ご当地では「市の魚」は定めていないが)。「アマゴ」とはサクラマスの亜種サツキマスの陸封型のこと。サケマス類はとかくややこしいっすね、降海型と陸封型で名前が違うものも多いし。因みにサクラマスの陸封型がヤマメ。

ええと、ほんでもって[ん系ネーム]まで「しーたん」の向こうを張って「そーたん」かいっ!・・・ってことでツルがひっくり返ったと思ったアナタ、それは早計というものですぜ。

続けます。

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実はこのマスコットキャラは曰く因縁があるキャラで、これをマスコットに採用するにも、得も言われぬ感慨を持って、私は臨んだ次第。
これは昨年宍粟市が、市のマスコットキャラを公募していたものの一つなのです。8名の選定委員のメンバーの一人として私も委嘱を受けて、何回かの会議をもって、公募から選定、決定まで関わりました。ところが私と商工会青年部長とがイチオシしたにも拘わらず、あえなく落選したのがこの作品だったのです。しかも最終選考までは残ったのでしたが、最終選考では第三位にしかすぎなかったのです。しかし、私はSNSを立ち上げたら絶対これを使ってやろうと密かに目論んでいたのです。このたび、名前が決定したことで、堂々と日の目を浴びることとなり、私はとても嬉しく感じています。

〔後略〕
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うっっわーーーーーー、仰天告白。確信犯なんだ!ボツネタを使い回したということを制定側がこれほどあからさまにした例も他にはないと思う。
しっかしリテラシー低いなー、いろいろ。SNSというメディアが本質的に(?)持つ中途半端さ・素性の悪さがモロに表れた感じ。
こういう決め方ってどうなのよ?別に公募でもないのであれば、「俺様が選ぶ塩キャラ文句あっか」なご執心もありってことですか??書きぶりからして関係者たることは間違いあるまいと思って(ネット上の公開情報で!)調べてみると。

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寄川靖宏
地域SNS「しそうSNS・E−宍粟」管理者
波賀町商工会青年部部長・波賀町商工会理事・波賀町メイプルタウンクラブ会長・しそう森林王国はがミニ王国総理大臣・社団法人龍野青年会議所理事長(西播磨5JC連絡協議会会長)などを歴任。
現在、しそう観光協会会長・宍粟防火協会理事・財団法人しそう森林王国協会理事。宍粟市議会議員。ガソリンスタンド経営。
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お山の大将俺様一人。因みに宍粟郡の山崎町・一宮町・波賀町・千種町が2005年4月に合併したのが宍粟市です。

SNSが真に世界を変える力を持っているものならば、どうかその恣意的運営はおやめいただきたいものである。(きーきー言われないように予防線張っておくと、「恣意的運営を疑われるような不用意な書き込みはお控えあそばせ」という意味ですよ。)

「しーたん」選考では、次点の優秀賞10名の氏名も公表された。

田谷恵子(宍粟市)
藤原聡一(加古川市)
中田麻奈美(北海道)
池田克也(埼玉県)
石田秀雄(愛知県)
金津 博(新潟県)
竜田裕実(東京都)
小島貞彦(大阪府)
塩崎歩美(大阪府)
佐伯よし子(岐阜県)

この中に「そーたん」の作者もきっといるわけです。けれど確実性をもって語れるのはここまで。各作品画像も公開されていなければ、最終選考の順位が明らかにされているわけでもないので、しーたん選考で「第三位にすぎなかった」そーたんが誰の手によるものなのかは謎のまま。

しかしそんなことで諦めていては愚blogが廃る。この「そーたん」、少なくとも2点の類似作品が塩キャラ中に見出せます。片や九州、片や北海道。

【PNまつり 第1弾】熊本県錦町「錦太郎」by ジャスミン/塩崎マサヨ(2010.04.28決定)
錦太郎

【その2】北海道枝幸町「えさっしー」by 塩崎あゆみ(2011.12.27発表)
えさっしー(最終版)

そーたんの[揖保川・千種川]の[清流]は、えさっしーでは[オホーツク海]の[波頭]に、錦太郎では[川内川]の[清らかな流れ]に、それぞれ変じたわけ。もちろん[山]の形の酷似も見逃せない。

二度あるキャラは三度ある、三度あるキャラは四度ある。「髪」=「波」の盛りアイテムではこんなものまで。

宮崎県日南市
観光イメージキャラクター
(優秀賞)にっちー
塩崎まさよ
にっちー

髪の毛は[日南海岸]を表してるんでしょう。
ご当地は当然[柑橘]等の南国系果樹の栽培も盛んなところですが、この頭は色合いからしてヒュウガナツ/日向夏だと思う。ハイカラにニューサマーオレンジとも呼ばれる、ご当地の北隣り宮崎市で約200年前に生まれた果物です。ユズの突然変異によるものらしくて、だから黄色いんですね。そこに赤く刻まれたのはもちろん[市章]、そして市の魚[カツオ]のポシェットで決まり!
東国原英夫知事退任(2011.01.20)からほどない2011.08.09発表、採用されたのは米澤ゆうこ(日南市)の「にちなんぢゃ様」だった。

結局、塩キャラ中に多くの弟分を輩出している以上bleah、ここはやはり、「そーたん」作者は宍粟市キャラ次点10名の中から塩崎歩美に擬するのが最も合理的な解釈とゆーもんでしょうよ。

(続く)

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コメント

え、このキャラクターそーたんは宍粟市のキャラクターに応募されてきたものを
そちらでは(「イチオシ」にもかかわらず)採用されなかったために、
自分の絡むSNSで使った、ということなんですか?

そういうのって大丈夫なのか、市議会議員。
センセイとよばれる商売の方々は一般市民とは
違う常識を持つといわれておりますが、
まさにそのとおりなんですなあ。

くちなしさま

お返事遅くなりました。

そーーなんですよ、くちなしさん!このキャラクターそーたんは宍粟市のキャラクターに応募されてきたものを、そこでは「イチオシ」にもかかわらず採用されなかったために、自分の絡むSNSで使ってしまったということなんですよ!
(このネタわかってもらえるかなあ、80年代だし)

この方、ただの議員センセイじゃござんせんからね。「しそう森林王国はがミニ王国総理大臣」ですけん。一国の宰相ですよ。あ、でも国王とか大統領も別にいるのかな?(笑)

そーなんですよについてはわかりませんでした、すみません。
(ネットで調べて知りました)

前回書き込みをしたあと思い出したことがあります。
私事で恐縮ですが、ずいぶん前とあるキャラクター公募に応募したら
入選したことがありました。その連絡を受けた際に、
この企画のキャラクターとしては採用されなかったが、
主催者側がこの作品を気に入ったので、
そこの企画HP内の1コーナーに使わせてもらえないだろうか、
という趣旨のことを言われたことがあります。
この場合、同じ主催者が同じ企画内で使うということでしたし、
まだセーフな気がします。
(ただし、実際のところはそのコーナー自体が出来ていないようなので
使われてはいないようです。)

しかしここのSNSの件、
法律とかそのあたりいかがなものなんでしょうか。
書かれた情報を拝見する限り、選考委員である人間しか知りえない情報
(作者の名前は出ているが、最優秀賞以外の作品は
公開されていないんですよね)を、自分の利益(といっていいのかな)に
使ってしまったわけですよね。

考えすぎかもしれませんが、長々と失礼いたしました。

くちなしさま

いつもながら、お返事遅くなり相済みません。ちょっと長めの旅行に出ているもので・・・やっと日本の携帯の通じる国まで出てきました。てか、こんなとこまで携帯持ってくんなよ(-_-;)

あー、やっぱりそういうこともあるんですね(もっとも、くちなしさまのケースの場合、「使わせてもらえないだろうか」と向こうから言ってきといて、そのまま放置プレイというのもずいぶんなハナシですけど)。案外、メインキャラクターより人気が出ちゃったりしてw。

おっしゃるとおり、「しーたん」の優秀賞は作者名だけが公表されていたものです。宍粟SNS内部での手続きとかコンプライアンスとかの問題はどうやってクリアしたんだろうと思いますねえ。
例のblogには、『二つが呼応するような名称になったことも、結果的によかったのではないかとさえ今は思います。』なる記述も出てきて、このキャラの愛称が「そーたん」になったことについて、管理者氏は当初ハッピーでもなかったらしいことが窺われます。だから、完全にワンマンで決めちゃったというわけでもなさそうなんですがね。

南の島から、ツルでした。

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