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2013年12月14日 (土)

【番外編】狸にダマサれる前に、克つ!(ぽんちゃん)

(承前)

前回、千葉県木更津市の「きさポン」についてこう書きました。

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市のキャラになるのに市の花を削ったというのはちょっと興味深い。(このことについては稿を改めるけれども、ここでは群馬県館林市にもタヌキキャラがあることを挙げておきます。)
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館林市のキャラクターは、ご当地の茂林寺に伝わる「分福茶釜」の説話に基づいたタヌ公です。

群馬県館林市
観光マスコットキャラクター
ぽんちゃん
前田昌克(大阪市)
ぽんちゃん

[茶釜]から手足頭を出したタヌキってところは伝統的イメージを超えるものではなく、[市名]と市の花[ヤマツツジ]を盛ったのも超ありがち。

分福茶釜 vs 狸囃子
茂林寺 vs 證誠寺
曹洞宗 vs 浄土真宗
動物報恩譚 vs 人と獣の技競べ

どこを取っても「きさポン」とはいい勝負。さすがに我が国タヌキキャラの双璧をなすわけで(ウソ)。まあ、こちらは「悲劇の主人公」ではなくて「けなげな主人公」ですが。
ついでに言うと、本物のタヌキからの逸脱度合いはきさポンよりも大きくなっていて、顔のカラーパターンが逆ですがね

キャラデザイン上、そこら辺まではまだよいとしても、頭に飾った市の花が片や館林市は[ヤマツツジ]、片や木更津市は[サツキ]となると、さすがに絵面が似過ぎてきちゃう。

木更津市地域自立支援協議会 マスコットキャラクター1
だから、後発の木更津市は2012年3月、木更津市地域自立支援協議会のタヌキキャラを引き抜いた際にサツキの花を外した。既に2010年1月から存在していた「ぽんちゃん」との類似を懸念したからと考えられるわけです。

このことはそもそも、2011年4月に木更津市地域自立支援協議会がタヌキのキャラクター by 塩崎まさよが制定された時に問題にならんかったのかいのう、と茂林寺のご住持も合点のいかぬ顔(ウソ)。

ツルは初め、サツキを削ったのは色数を抑えたかったからかなあなんて思ったけど、多分こんなことだったんでしょう。むろん詳細はわかりませんが。

どうでもいいけど、「分福茶釜」「狸囃子」のキャラクターがあるのなら、「かちかち山」による狸&兎のご当地ペアキャラなんてのはないんだろうか。ストーリーが残酷過ぎるとかでイマドキ的には好まれないんでしょうかね。この話では狸は珍しく悪玉だし。
 
 
 
 
 
タイトルのアナグラム、わかった?

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コメント

館林近隣在住者です
館林北隣の足利のたかうじくんとぽんちゃんが似ているなと思ってこちらにたどり着きました
アナグラムわかりません…なんでしょうか?

ぽんさま

はじめまして。お目に留めていただき誠に光栄です。

あまりに塩キャラだの錯塩キャラだのを見続けてるせいか、「たかうじ君とぽんちゃん!?そんなに似てたっけ?」てな風に思ってしまいました(汗)。まだまだ未熟者ですm(__)m。

アナグラムはですね、「狸にダマサれる前に、克つ!」の中に「前田昌克」の名前を隠し入れたものでした、お粗末様です(^^;。
【番外編】の場合は、なるべくタイトルに作者名を読み込むようにしているのですけれども。

またお運びいただければ幸いです。

ツル様

アナグラム失礼しました。キャラ名かと思っていたもので。

類似規格の大量生産には辟易しますね。
ベースが同じでも特産品を盛りつけておけば個性的なキャラの誕生と思いきや、没個性的なキャラの濫造という逆説。
地方の審査員の方々も、あちらを立てこちらを立て万事丸く収まるキャラを選ぼうという、事なかれ主義の弊害を認識すべきですね。
もっとも、縦割りだから他人様のキャラは端から頭にないんでしょうけどね。

ぽんさま

早速のお返事、ありがとうございます。

ツルは熱帯魚を飼っているのですが、いろいろな魚種を混泳させるコミュニティ・タンクの場合、似たようなことを感じます。色鮮やかできれいな種類ばかりを入れると見栄えのする水槽に仕上がるかというと、決してそうではありません。特盛りで没個性化、まさにそれなんですよね。

でも、よそのキャラのことなど眼中にないからこうも類似品ばかり選んでしまうというのなら、まだいいんです。自治体公募のことをいろいろ調べていて、少なからぬケースで「先進事例紹介」が資料に入っているのに出くわしました。「先行事例」ではなく「先進事例」なのが笑っちゃいますよね。これはご当地キャラの実態を調べる名目でよそに行く時なんかも同様で、「先進地研修」なんてことになるわけです。

つまり、よそのキャラのことを十分に意識した上で、ああした諸々を選んでいるんですよ(*_*)。これこそ事なかれ主義も極まれり、救いがないと思うんですが・・・。

そのことをおそらくは熟知して応募してくるであろう常連陣にもやはり反発を覚えます、ツルは。そういうのを「マーケティング感覚に優れている」とは決して言わないと思いますがね。

ツル様

遅ればせながらコメント失礼します。
「先進事例」とは、仰るとおり笑止の至りですね。
公募ガイダーたちに付け込まれるような主催者の横並び意識が没個性化を進めているのに、その自覚がないのか否か…。
そんなこんなで大量生産されたキャラたちの成れの果てが、「ゆるキャラは“予算の無駄”廃止も~財務省」という最新のニュースから垣間見られます。

ぽんさま

財務省のニュース、ツルも読みました。なんというか、すごいというより変てこなニュースですねえ。

似たような最近のニュースで、「大阪、モッピー改名します − USJに同名キャラ」というのにツルはツッコミ入れまくりたい気分です。そのうちupしますので少々お待ち下さい。(ああ、宿題がどんどん増えちゃう)

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