« もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その129:エレベーター安全装置) | トップページ | もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その131:羽〜杜プロジェクト・魅力ある福祉・介護職場ひろしま) »

2015年2月25日 (水)

もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その130:日本精神科病院協会・動物ふれ愛ランド下関)

(承前)

[ハート]のモチーフ、まだまだ同じようなのがありますよ。

日本精神科病院協会
ロゴマーク
塩崎エイイチ
日本精神科病院協会

これも丸ブーの一種ということになるんだろうなあ。前回取り上げた「エレベーター安全装置設置済マーク」と同じ時期、2012年6月の発表です。

-----
日本精神科病院協会の精神を[ハート]をモチーフにして描きました。
患者さんと医師が共にささえあう姿をイメージして作成しました。
精神科医療の発展と精神障害者の人権擁護と社会復帰の促進を祈りつつデザインしました。
-----

どうかするとやりきれないほど目立ってしまう、どうにも突き放したこの書きっぷり。キーワードはおそらく募集要項の鸚鵡返しならんものと推察。自分が何を考えたかというのは何も表されてないんですよね(そんなことしたら、的外れなこと書いて落選するリスクが高まっちゃうでしょうが)。
デザインだって、元気になっていきそうな感じは受けないなあ、ツルは。少なくとも腕の交差のしかたはすごく変ですよね、右腕なの、左腕なの?

これより遡ること3年余、2009年3月にはこんなものもできていたのですが。

山口県下関市
下関市動物愛護管理センター 動物ふれ愛ランド下関
シンボルマーク
塩崎アユミ
動物ふれ愛ランド下関

-----
人と動物の触れ合いをイメージした[ハート]の中に、笑顔の[人]と[動物]を描き、人と動物が共生できる明るい社会づくりをシンプルに表現しています。人の[前髪]は下関市の[し]になっています。
-----

だから何度も言っているように、そんなものは作者自身の/この作品自体の「作成意図」でも何でもないってば。前髪が「し」の形 ―あるいはナイキのSwoosh形― をしてるってのも、いつものことじゃないか。犬が電通の「豆しば」(by キム・ソクウォン&渡部祥子)そっくりなところは新しいけれど

この「動物ふれ愛ランド下関」とは何であるか。下関市報「かがやき」2009年3月15日号 No.99には次のように出ている。

-----
4月2日(木曜日)にオープンする動物ふれ愛ランド下関は、動物との触れ合いを通して「命」への意識を高めてもらうため、動物愛護と適正飼養の普及啓発活動を主業務とする施設です。その主な取り組みを紹介します。

動物管理棟(動物の抑留・致死処分、火葬)
動物愛護棟(犬ネコの譲渡、動物愛護啓発)
動物慰霊碑
ふれあいサークル
-----

うわ、そういうことなのね・・・。次のようにも書かれている。

-----
現在、動物の果たす役割は、生活を共にし、安らぎや潤いを求める仲間という存在になりつつあります。しかし、このような人にもたらす安らぎや補助犬の役割が注目される一方、人との関係が多様化、緊密化し、動物虐待、人の生活環境侵害、動物由来感染症などの問題が多発しています。また、一部の心無い飼養者などにより無用な繁殖が増え、結果的に保健所に収容され、致死処分される動物が後を絶たないのも現状です。
このような問題を解決するため、動物愛護と適正飼養についての普及啓発を積極的に行い、人と動物の調和のとれた社会の実現を目指す拠点として、当センターを開設します。「なぜ致死処分されなければいけないのか?」この現実を市民の皆さん一人ひとりが知り、「何をしなければいけないのか」を考える。当センターでは、このきっかけづくりを各種の普及啓発事業を通して行っていきます。
-----

そう知って見返すと、テンプレートどおりのこの作品はやはり軽過ぎはしませんかね。開設に込められた思いに釣り合っていない、それを正面から受け止めていない気がする。(募集時にその思いをきちんと伝え得ていたかという問題もあるようには思うが。)
率直に言って、マザー牧場とか移動ミニ動物園とかではないわけでしょここは。考え過ぎですかね。

公募系某BBSでは。

-----
2009/03/11
下関市動物愛護管理センター「動物ふれ愛ランド下関」のシンボルマークが決定
こういう髪型のハゲ頭あるよねwww
アユピーの好みの男性だったりwww

2009/03/12
動物愛護管理センターとはいうけれど、
殺処分場なわけで…ほのぼのマークには程遠い施設なわけで…

2009/03/12
↑11万匹www
[URL]
-----

と囀られていた。

結局、一族にとって[ハート]作品とは、妙案が浮かばないからそのアイテムの神通力に頼ったというケースに過ぎないのじゃないかと思えてきます。「熱」を帯びているとはとても感じ難い。メインアイテムに据えた場合ならなおさらに。(む?塩崎Dogmaにとっての「妙案」や「熱」とは何なのだ?それ自体が皮肉か。)

Professionalとしては、どんな時にもそれなりのレベル(or以上)の結果を出すことはもちろん必要だと思う。そこがAmateurとの差でしょ、てこともわかっている。しかし、その鉄の掟は公募の時にも振りかざしていいものだろうか。そんな時には潔く参加するのをおやめになればよろしいものを。自分にとって最低の作品を作り出さないためにも。

(続く)

« もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その129:エレベーター安全装置) | トップページ | もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その131:羽〜杜プロジェクト・魅力ある福祉・介護職場ひろしま) »

Visual界:キャラクター/シンボル/ロゴ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その129:エレベーター安全装置) | トップページ | もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その131:羽〜杜プロジェクト・魅力ある福祉・介護職場ひろしま) »

2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック

無料ブログはココログ
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想