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2015年3月27日 (金)

【番外編】十年に一度の逢瀬:1(阿波市10周年・湖南市10周年・佐久市10周年・みずほ・きらめき回廊)

【その127】で見たような自治体の周年記念マーク類も、公募界の一つのジャンルとしてキッチリ成立している(ご当地キャラだって似たような性格があるけど)。「icon化しないとアピールできません症候群」なんですかね。当然、テンプレートに則った常連陣によるデザインが目白押しです。同じ作者名が繰り返し繰り返し繰り返し出てくるから注意なさいませよ。(次点は適宜端折っていきますが。)

まずは王道の基本パターンから。エイイチが佳作を取った公募の採用作品などをキャッチフレーズとともに。

徳島県阿波市
阿波市制施行10周年記念事業 ロゴマーク
三巻保征(新潟県三条市)
〔2014年5月決定〕
阿波市10周年

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阿波市制10周年の[10]と[AWA]をモチーフに、10周年の記念して市民の喜んでいる姿を表現するとともに、更なる躍進と飛躍をイメージし、頭に市の花[コスモス]を、又、[青]と[緑]で美しい阿波市の地形をも表わした、明るいロゴマークとした作品です。
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(佳作)
梅村元彦(愛知県)
阿波市10周年(梅村案)

【その127】
(佳作)
塩崎エイイチ
阿波市10周年(エイイチ案)

〔キャッチフレーズ〕
村岡君代(兵庫県丹波市)
「10周年 かがやく阿波市に きらめく未来」

(佳作)
村岡孝司(たかし)(兵庫県)
「輝いて10周年 さらに未来へはばたく阿波市」

周年記念行事では、ロゴマークとキャッチコピー/キャッチフレーズを同時に公募するケースが多い。きっとそーゆービジネスモデルがもう出来上がってるんですね(誰によって?)。

[年数]の数字をプラットフォームにして、一の位には「0」が来るからそこに[顔]を入れる、というのがvery basic standard。これ↓もそうだったでしょ。

【2015.02.03「PNまつり 第10弾」】
兵庫県養父市
養父市制10周年 ロゴマーク
(次点)
大阪府フォルム
〔2014年2月発表〕
養父市10周年(次点)

あの老ガイダーもいつもどおりの作品を発表している。

滋賀県湖南市
湖南市制10周年記念事業 シンボルマーク
駒井 瞭(78歳:大阪府東大阪市)
〔2014年3月発表〕
湖南市10周年

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[阿星山]、[岩根山]、[野洲川]、市の花[サツキ]映える豊かな自然を背景として、[こ](顔上下部)[な](右手、顔上部、サツキ、左手)[ん](顔下部)[し](右手)と10周年の[10]を組み合わせ、湖南市制10周年の明るく元気な姿を、誰にでも親しまれるよう少しキャラクター的にデザイン。[赤]は希望と活力を表現し、これは又21世紀をリードする湖南市が10周年を機にさらに力強く飛翔発展する勇姿を象徴したものである。
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なんだこりゃ。作家はあくまで強気ですが、イタいだけだわ(冷)。これのどこがサツキなんだよ、ハイビスカスで作った沖縄かどっかの自治体の周年ロゴのリサイクルだろ。毎度書いてますが、駒井の言う[隠し文字]はゆめゆめお捜しにならぬよう、時間の無駄ですから。

(優秀賞)
濱口温男(高知市)

〔キャッチコピー〕
小西峰夫(56歳:大阪市住吉区)
「きらめき ときめき 元気です! 湖南市10周年」

(優秀賞)
村岡孝司(兵庫県丹波市)
「人・まち・心を結び合い 未来へ飛躍のゆめ湖南」

いつもどおりのアレな色/柄/作品説明より、この公募で気になるのは応募資格。当初は;

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市内に在住・在勤・在学する人、ならびに市内で活動している団体に属している人
湖南市にゆかりのある人

〔中略〕

審査後、市外の受賞者の方には、湖南市との関係をお伺いさせていただくことがあります。
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とされていた。しかし募集締切が当初の2013.12.20から2014.02.20まで延長された際(詳細不明)に路線変更し、両部門とも制限が外されてます。結果、応募総数はシンボルマーク61点、キャッチコピー755点に達した。
筋金入りのガイダーなら、そんな制限も何のそので没関係だったろうとは思いますがねーw。

次のものだとちょっと違うパターンになる。とはいえやっぱり至極よくあるアレ。

長野県佐久市
新佐久市誕生10周年記念事業 ロゴマーク
重田律子(のりこ)(60歳:神奈川県川崎市宮前区:主婦)
〔2014年7月決定〕
佐久市10周年

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佐久の頭文字[さ]をモチーフに、市民の参加・連携・発信・明日へのステップ・効率的な事業の5つの基本方針をイメージに明るく元気!笑顔で広がる大きな輪(和)。希望と活力に満ちあふれ、輝く未来の大きな目標に向って力強く羽ばたく心と心がふれあう佐久市を「さ」を[10]に図案化して全体を表現。
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(優秀賞)
北野公一(和歌山県田辺市)

〔キャッチコピー〕
和田 勉(宮崎市)
「きらり佐久 夢 未来」

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きらりと輝く佐久市は豊かな夢と未来にあふれ大きく発展して行くというもの
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うわ、重田は意図的に「鸚鵡返し」の技をかけてきた感じやなー。でも、デザインとしては弱い感じ。文字なかりせば「10周年」たることはわからないよ。対して和田は・・・絶句。

重田律子という名義もなかなか曲者で、2005年7月決定の長野県安曇野市章公募に次の形で入賞している。(cf. 2013.12.26「さよなら三角、まねしてまん丸 ≪一≫」)

(優秀賞)
重田律子(55歳:神奈川県川崎市)
重田 修(61歳:神奈川県川崎市)

推定同一人物の嫌疑もかかるわけですよ。そりゃ、夫婦/親子でデザイナー/公募ガイダーということもあり得るだろうけど。年齢は当然のように狂いが生じてます。

でもさすがに次の相似には驚きました。

東京都西多摩郡瑞穂町
水・緑と観光を繋ぐ回廊計画(みずほ・きらめき回廊)ロゴマーク
(優秀賞)
重田律子(神奈川県川崎市)
〔2014年3月決定〕
みずほ・きらめき回廊(重田律子案)

【その131】
広島県
魅力ある福祉・介護の職場宣言〜ひろしま〜 ロゴマーク
塩崎榮一
〔2014年12月発表〕
魅力ある福祉・介護の職場宣言〜ひろしま〜

思わず目を疑っちゃった(笑)。

さて、「10周年」を迎える自治体というのは今後も続々と出てくるはずですよね。

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【2014.10.16「丸ブー艶競べ [2a]」】

総務省資料によれば、全国の市町村の数は;

2002年4月 3,218
2004年5月 3,100(▲118)
2005年4月 2,395(▲705)
2006年3月 1,821(▲574)

と推移している。
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誠に光陰矢の如し。
自治体章類の新規制定が尽き、キャラも飽和しつつあって、ご当地公募界の次の目玉は周年ロゴかしら(ご当地ナンバープレートもあるか)。テンプレデザインがまた氾濫するんでしょか?

(続く)

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