« もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その95の2:海津市マスコットキャラ 名づけて かいづっち) | トップページ | 角川映画「犬神家の一族」 »

2015年3月21日 (土)

もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その133:ふるっぴ〜・いずのん)

(承前)

このところの犬つながりで、新しい塩キャラから挙げてみよう。

北海道古平郡(ふるびらぐん)古平町
古平町商工会
マスコットキャラクター
ふるっぴ〜
塩崎歩美(39歳:デザイナー)
ふるっぴ〜

これも白犬ではないんだなあ。あ!白くしちゃうと八谷早希子作品と見分けがつきにくくなって、選考上不利になっちゃうということかしらんヾ(@゜▽゜@)ノ。北海道は八谷のお膝元だしなー。
・・・ああいや、むしろこっちですか。

【その113】
北海道勇払郡占冠村
ご当地キャラクター
しむかっぴー
塩崎榮一
しむかっぴー

そーゆーわけで白くできなかったのネ(もちろんそーではあるまいが)。ふるっぴ〜は2014年11月の決定、しむかっぴー(エゾクロテンよ)は7ヵ月前の2014年4月のデザイン決定。どっちが犬だかわかりゃしねえ。町村名を織り込んだ[ぴ〜系ネーム]までおんなじやんけ。

古平町は北海道南西部の後志総合振興局管内、積丹半島北岸に位置するところで、海辺の奇岩景勝で知られる。昔ニシン漁で賑わったのもこの辺りです。今はニシンじゃなくてスケソウダラなんかを獲っているわけね(伏線)。

いつもワンパターンで相済みませんが(^_-)、ここはやっぱり本人コメントを見てみると。

-----
古平町:犬神伝説の[犬]をモチーフに、帽子で[セタカムイ岩]を表現し、[町章]、古平町の特産品[たらこ][えび][ヒメマス]を盛り込み、首のマフラーとズボンで日本海の[荒波]をイメージしています。
-----

はぁ、いつもどおりに一途なてんこ盛り。「セタカムイ岩」なんてネット上でいくらでも画像を目にすることができる。

セタカムイ岩

「たらこ」は鮭の切身なのか何なのかわかりゃしない。「海の波」だって、日本海で、太平洋で、オホーツク海で、東シナ海で、瀬戸内海で、いくつ見てきたっつうのよ。一番印象的なのは、鬼の面と見紛う「町章」かもしれんぞ(笑)。[町名]入れも言うに及ばず。「犬神伝説」だって、どんな内容かなんて調べてもいないと思うわ。

――Once upon a time, 古平の若い漁師ラルマキに懐いていた一匹の犬がいた。しかしラルマキは時化に遭い、帰ることはなかった。犬は浜辺で主人を遠吠えに呼びながら待ち続けた。時化は幾日も続き、やがて海が凪いだ時、浜に犬の姿はなく、岬に犬の遠吠えをした形の岩が忽然と立っていた。人々はその岩を「セタカムイ」(犬の神)と呼んで親しみ崇めた, ever after――

まさに一途な悲劇的ストーリーです、類型的ではあるけど。およそ塩キャラほどこの話に似つかわしくないものもないやww。

古平町商工会では「古平町にぎわい活性化事業」を実施していて、キャラクター制定もその一環。

①古平町「古平の食材を使った料理コンテスト」の開催
②古平町「有名シェフのグルメ堪能と古平「文学碑」ツアー」実施
③古平町「ふるびらマスコットキャラクター」デザインの募集
④古平町「ふるびら観光マップ」の作成

一つとして独自性ある企画がないというのが痛々しいところです。結局、商工会の志向したところは、地域興しではなく商店街活性化に過ぎなかったのではないか、そう思えてならない。第一次産業と第二次産業の関与が薄いからです。「客」を呼び込めば、町は活性化されるというのか。
①の「料理コンテスト」も、つまりは「採用されたレシピは、町内飲食店へ提供し商品化される」というもの。因みに「10数点の応募」から最優秀賞に選ばれたのは、「明太子炒飯」by 金子寿子、「ひめますのチャンチャン焼き風マヨネーズグラタン」by 花村ひめ子の2点。微妙、特に後者の盛りっぷりが。そりゃおいしいんでしょうけれど、せめて商品化する時の名前はもっとシンプルにしてね。てんこ盛りでは食材への感謝と愛情は伝わらない。

でも同様のことは、立場を変えれば農協の「JA○○キャラ」なんてものにも言えるんだろうなあ。こうして乱立してゆくのね。

お次は、群馬県板倉町「い〜たん」、静岡県磐田市「いわたん」ときたつながりで、イニシャル[い]による[ん系ネーム]の塩キャラです。

静岡県伊豆の国市
伊豆の国市社会福祉協議会
イメージキャラクター
いずのん
塩崎榮一
いずのん

ご当地の場合はキャラクターがどうこうというより市名そのものを斬りたいとこですが、それは別の機会に譲りましてと。

緑の帽子はもちろん[城山]+[葛城山]、青いつばは当然[狩野川]、てな感じぃ。ご自慢アイテムは[韮山反射炉]+[イチゴ]+[温泉マーク]ヨ![桜]は城山近くの河津桜かしら、それとも狩野川さくら公園の染井吉野かしら?(ただし市の花/木じゃないけど。)[寄り目ハイライト]でCawaiiを強調して、社協キャラだから[ハート]+[社協マーク]+[団体名]も忘れずにネ!おしまい。
どつく気力もなくなるけど、最近の塩キャラにとりわけ特徴的なのは[W字形]の口元。いよいよテンプレ化が進んでいると思う所以です。

これは同社協の設立10周年を記念して制定されたもので、「ふるっぴ〜」より一月ほど早く、2014年10月18日に同社協と伊豆の国市が共催して開いた「第10回市民ふれあい広場」でお披露目されている。

-----
(2014.10.20 伊豆新聞 抜粋)

市民ふれあい広場の表彰式には塩崎さんが出席できなかったため、作品だけを発表した。
-----

あのね、違うでしょ。「出席できなかった」のじゃなくって「出席しなかった」でござんしょ。榮一センセイともあろうお方が3万円のJCB商品券ごときにつられて大阪から伊豆までノコノコ行けるかっつうの。これが歩美センセイだったらまさしく「出席できなかった」が妥当かもしれないけどさ(^_-)。諸般の事情もございますようで。

≪だったらジモティから選びなはれ≫

因みに、いずのんのプラットフォームを「人間」から「USA/Unidentified Small Animals系」に差し替えると次のものになります。こちらは2010年12月のデザイン発表だから、実際の前後関係は逆ですがね。

【その4】
埼玉県ふじみ野市
マスコットキャラクター・ふじみ野市PR大使
ふじみん
塩崎マサヨ
ふじみん

ア、[W字形]の唇はこの頃からあったのか、失敬失敬。

(続く)

« もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その95の2:海津市マスコットキャラ 名づけて かいづっち) | トップページ | 角川映画「犬神家の一族」 »

Visual界:キャラクター/シンボル/ロゴ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その95の2:海津市マスコットキャラ 名づけて かいづっち) | トップページ | 角川映画「犬神家の一族」 »

2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック

無料ブログはココログ
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想