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2015年4月19日 (日)

もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その135:美祢市・十和田市・久喜市 ナンバープレート)

(承前)

最近、周年記念ものと並んでよく見る気がするのが、ご当地ナンバープレート。バイク用のやつです。これは今までにも;

【その98】
新潟県三条市
ご当地ナンバープレート
塩崎エイイチ
三条市ナンバープレート

埼玉県行田市
原付バイクご当地ナンバープレート
(優秀賞)
塩崎歩美
行田市ナンバープレート(歩美案)

なんかがあったけど、さらに続々と見つかったので爼上に載せましょう。小銭稼ぎ、してはりまんなー。

山口県美祢市
原付バイクご当地ナンバープレート
塩崎エイイチ(66歳:デザイナー)
美祢市ナンバープレート

青森県十和田市
原動機付自転車オリジナルナンバープレート
塩崎榮一(グラフィックデザイナー)
十和田市ナンバープレート

埼玉県久喜市
原付バイクオリジナルナンバープレート
(優秀賞)
塩崎エイイチ
久喜市ナンバープレート(エイイチ案)

美祢市はカルスト台地の[秋吉台]+化石の産地だから[アンモナイト]のキャラ(*_*)+市の花[サクラ]。
十和田市は当然[十和田湖]+湖畔に立つ高村光太郎作[乙女の像]。
久喜市はひたすら[久喜提燈祭り 天王様]、盛りが少ないっ

以上を時系列で並べ直すと;

三条市:2010.11.09発表 2011.03.01交付開始

美祢市:2012.12.20発表 2013.01.04交付開始

行田市:2014.02.25発表 05.03交付開始

十和田市:2014.11.05発表 2015.02.02交付開始

久喜市:2014.11.24発表 2015.01.05交付開始

となる。行田市は市制施行65周年、十和田市は合併10周年、久喜市は合併5周年の記念と銘打たれているから、やっぱり「周年記念にナンプレ」の世界です。ご当地キャラ(の新規制定)に飽和が見え始めた現在、その主要製造マシーンだった一族の新たな活路はここにあり!(か?)

ご当地ナンバープレートにはしかし、もう一つの共通項が見出せる。三条市での窓口は税務課(募集時は営業戦略室営業戦略係)、美祢市は税務課、行田市は税務課市民税担当、十和田市は税務課、久喜市は市民税課諸税係。つまり「税吏が作った」んですよ、「これ作れば税収増えるべ」と心に念じつつ。それはつまりナンバープレートというものが「課税標識」だからです。「市の一体感や郷土愛の醸成を」だの「地域の活性化と観光振興に役立てる」だのと言ってみても、結局は金気の臭いがぷんぷんですな。その意味で、上記の中では最も古い三条市で、従来型との選択が原則不可だったのは興味深い。

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(2011.09.09 市長の部屋)

おたよりの内容
原付バイクのナンバーのデザインが「ひめさゆり」になりましたが、いいアイデアであると思うのですが、バイクは趣味性の高い物でもあるので従来デザインのナンバープレートと並行して交付していただきたいと思います(選択制)、カッコいい・渋い・ノスタルジックなオートバイのイメージを花のナンバープレートが台無しにしてしまいます。気にならない人は気にならないのでしょうけど。

おたよりへの回答
「ひめさゆり」のナンバープレートは、三条市を訪れた方や、このナンバープレートを見た方に三条市に興味を持っていただき、観光振興等へつなげていくための「走る広告塔」として全国からデザインを募集し、作成したものです。
従来のナンバープレートとの選択制にしなかったのは、少しでもオリジナルナンバープレートを多くの方の目に触れてほしいとの思いがあったためですので、ご理解くださるようお願いいたします。
なお、従来のナンバープレートの交付を希望される方につきましては、現在保有している枚数に限り、対応させていただきますので、担当の税務課にお問い合わせいただければと存じます。
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体よくあしらわれてしまいました。でもこのやり方はやはり広まらず、他の4市では「選択可」となってます。だって、こーゆーのがヤな人もいるとなると、逆に税収増の足枷にもなりかねないもん(セコい話と言う勿れ)。そこは税吏としてはちょっとね。むしろ期間限定にする方が盛り上がるかも。ああもっとも、税収の不安定化を招くような施策は打ちにくいか、税吏としては。

一応、各論も見ておくと。
美祢市の費用は「金型制作費など約155万円」と公表されている。やっぱり金型代が嵩むんですね。それでもご当地キャラを運営していくよりは安上がりなわけです、「内臓」の人件費も要らないんだし。ご当地ナンバープレートが近頃続々誕生しているのには、そうした理由もあるんだろうか。
人口約10万人のご当地で、原付バイクの登録台数は年間約1,200台、新規登録は約100台だそうなので、所詮やっぱりセコい話のような気はしますが・・・。

十和田市については、そりゃ塩臭さMinimumなデザインではある(今回取り上げたプレート全般についても言えますが)。だけどジモティ以外、どれほどの人がこれを見てそれとわかるのだろう。
東京のOLが、JRのTVCMを見て「そうだ、京都、行こう」と思うことはあっても、こんな原チャリを目にして「そうだ、十和田、行こう」と呟くなんて状況はおよそ考えにくい。
Or, 観光客がご当地でこうした原チャリを見かけていたく印象に残る、なんて効果を説かれてもおいそれとは鵜呑みにしかねる。実物の十和田湖や乙女の像を見に来てるんだしね。つまりは対外発信力もMinimumなツールだと思うわけです。

(優秀賞)
高舘大地(十和田市:地方公務員)
河井大郎(ともお)(滋賀県:グラフィックデザイナー)

久喜市では男衆のヘタウマぶりがとっても昭和臭です。沢野ひとしの画風に似てるかな?(少し違いますか。)
「久喜提燈祭り 天王様」は、ご当地の曹洞宗寺院、天王院の境内にある八雲神社の夏祭り。採用された垂水秀行(香川県)の作品もメインモチーフとしている。元は「天王宮」と呼ばれていた神社が明治の神仏分離でこうなったらしいけど、肝腎の祭神はどうもわかりません。「天王」という名前からすれば牛頭天王≒スサノオであろうか。「八雲」の名も実はスサノオと縁がある(cf. 2012.03.03〜07「祇園社につきお勉強」)。
何でも、昼間は神話・歴史上の人物の人形を山車の上に飾り立てて町内を曳き廻し(この人形にも素戔鳴尊が含まれている)、夜になるとこれを取り外して500個の提燈を飾りつけ、提燈山車に早変わりするということなので、昼間っから提灯をぶら下げたエイイチのデザインは変ってことになりそうっすが( ̄ー ̄)。
つまりは「日中からやってるけど夜の方が見応えのある祭り」なんでしょう、よくある。因みにこの提燈は現在も蝋燭の本火を使っているそうで、そこは素直にすごいと思います。火と水は人間の永遠の憧れ。

昼 夜

(続く)

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