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2015年4月 7日 (火)

【番外編】十年に一度の逢瀬:4(高砂市60周年・ぼっくりん・天理市60周年・猪名川町60周年)

(承前)

「60周年」になるともう花盛りです。次の公募なんか、まさにGuider All Stars総出演状態。

兵庫県高砂市
市制施行60周年 記念シンボルマーク
立志哲洋
〔2013年10月決定〕
高砂市60周年

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60周年の[6]で60年の歴史の流れを表現し、ニッコリ笑った市民の表情と[ハート]の手をあらわし、そのハートで高砂市を愛する気持ちを表現しました。また[0]の中に高砂市をイメージする[帆掛け船]と[市章]をあらわし、新たな船出をハートの手で見守る姿を表現しました。
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その[ハート]、前回見たとおり、2004年頃にもう使われてますよ、立志センセ。

大分県竹田市
市制施行50周年記念事業 公式ロゴマーク
小池もとお(東京都)
竹田市50周年

ご当地は「高砂や この浦舟に 帆を上げて」と謡われる世阿弥の能「高砂」の舞台。だから[帆舟]がご当地のイメージだと言ってるんですね。帆の中のマークは[市章]。

(優秀賞)
塩木亜弥
藤原沙耶香

(入選)
駒井 瞭
高砂市60周年(駒井案)

堀江 豊
高砂市60周年(堀江案)

梅村元彦
高砂市60周年(梅村案)

工藤和久
高砂市60周年(工藤案)

岸本拓真

[顔]を左側の「6」に持ってきた立志に対し、定石どおり右側の「0」に配したのが堀江。周年記念行事には「0」はまず大概入るし(中には「15周年記念」なんてのもありますが)、ここんとこを[顔]のイメージに固定しとけば機動的に対応できるわけですねw。加えてDouble Faceの駒井、なんとQuadruple Faceの梅村と、まあテンプレ発想のオンパレード、高砂市もさぞ選びにくかったでしょうなー(笑)。
そんな中ではNo Faceな工藤が珍しくさえ見えてきちゃう(伏線)。因みに市の花はもちろん[キク]です。

〔キャッチフレーズ〕
チームぼっくりん
「未来に 帆っと 高砂」

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高砂で生まれた工楽松右衛門[引用註:くらく まつえもん]が作った帆布は丈夫で水運に力を発揮しました。これからの未来に、帆が安全に高砂市と言う船の舵をとっていくように、そして、未来も、ほっとする街だという意味もかけてキャッチフレーズにしました。
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率直に申しあげて、つまらないと思います、ハイ。
作者としてクレジットされた「チームぼっくりん」が何者かは不明だけど、ご当地キャラが「ぼっくりん」なんだよね。

兵庫県高砂市
高砂青年会議所
マスコットキャラクター
ぼっくりん
(作者不明)
〔2009年2月デザイン発表〕
ぼっくりん0 ぼっくりん1 ぼっくりん2

市制55周年&同会議所設立50周年の記念で制作されたもの。デザインパターンが数種類あるのが困り者やわ(笑)。
ご当地の高砂物産協会のサイトには『「松右衛門帆」が200年以上の時を経て復刻しました』なんて宣伝が出ているので、となると「チームぼっくりん」とはおそらく同協会職員を意味するのではないかと。そういうことやったか・・・。これには何だかげっそり。内輪で賞をやり取りして、しかも販促スローガンかよ。

因みに市の木はマツ。これも謡曲「高砂」に基づいているのだと思う。ご当地播磨国高砂の浦と摂津国住吉(すみのえ)の浦に離れて生える「相生の松」の謂れを、尉と姥(実ハ高砂、住吉ノ松ノ精)が九州阿蘇宮の神官友成に語って聞かせる、という内容です。だから[松ぼっくり]の妖精「ぼっくりん」なわけ。

寄り道から60周年に戻りましてと。

〔キャッチフレーズ〕
(優秀賞)
森 仁美
「心ふれあうまち・高砂 未来に向かって帆を張ろう!」

中本可蓮
「60ねん かんしゃをむねに あなたとみらいへ。」

(入選)
甲斐七海
「人と人 つなげよう未来へ 高砂市」

清水麻衣
「つなごう文化 つなごう心 つなごう夢を」

上月美空
「時がつなぐ 人がつなげる 歴史のまち高砂」

坂田真侑
「れきしをうけつぎ、みらいへはばたけ たかさごし」

坂東 恵
「若人や この高砂に帆を上げて 進め! 未来へ」

この中でツルの好きなのですか?答えて言えば中本と坂東です。周年モノで「感謝」の一語を詠み込んだものは珍しい気がする。Allひらがなも効いてます。坂東のは尉と姥を若者に変え、緩急の利いた本歌取りでニヤリとさせるよね。LocalityとHistoryの両立を感じます。一番記憶に残る。

高砂市60周年シンボルマークではおやっと思わせた和久だけど、次のを見ると、ああやっぱり、てな感じになる。逆に安心(爆)。

奈良県天理市
市制60周年 ロゴマーク
工藤和久 (49歳:青森県弘前市:グラフィックデザイナー)
〔2014年1月決定〕
天理市60周年

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[60]の文字と市の花[梅]を基調に、ともに元気に花咲き、躍動感を笑顔で表現。[ピンク]と[白]は梅の色で、60周年を迎えさらに輝き、未来へ伸びる天理市を明るくイメージ。
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え、[白]!!相変わらず強引やなあ。
Double Faceを配して、何度も見てきたイメージ(笑)。梅花は市章のデザインでもあるので、そこからの連想なんですかね。

まだまだいくよ。

兵庫県川辺郡猪名川町
町制施行60周年 記念ロゴマーク
鬼丸邦宏(福岡県)
〔2014年12月発表〕
猪名川町60周年

〔キャッチフレーズ〕
新免ヒロキ(東京都)
「このまちと、いつまでも。いながわ」

ひやー、塩気たっぷり!!目にハイライトを入れないことで差別化を図ったつもりでしょうか??[60]+イニシャル[い]+[四つ葉のクローバー]と標準搭載アイテムどっぷりで、あたきゃてっきり塩崎一族かさもなくば平山陽一と思うたばい(cf.【その69】・2014.02.16〜17「白昼堂々、Evil Under the Sun: 4th」)。

もう飽き飽きですか?でもまだまだ許してやらんとよ。

(続く)

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