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2015年5月16日 (土)

【番外編】十年に一度の逢瀬:12(東山区80周年・東山区シンボルマーク・三岐鉄道80周年・別府市90周年)

(承前)

80周年モノ、都内での制定より少し遡ったところにちょっと気になるものが出てきたので、もう少し引っ張ります。

京都市東山区
東山区80周年 記念ロゴマーク
出井豊二(京都女子大学家政学部生活造形学科教授)
〔2009年5月までに制作〕
東山区80周年

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もてなしの空間をイメージした[円窓]を[80]の数字の中に配置しました。円窓に挿入する写真は差換え可能とし,季節や用途に応じ,四季折々の景色や様々な観光資源,伝統産業など東山区の多彩な表情を伝えることができる変化のあるロゴマークとします。
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はー、自由度の高いデザインにしたわけね。ご当地は1929年(昭和4年)4月、下京区から鴨川以東の部分を分区して誕生したそうな。
出井は1996年公募の「東山シンボルマーク」の作者でもあるから、こちらはおそらくその時の実績を買われての委嘱ではあるまいか。

京都市東山区
東山シンボルマーク
出井豊二
〔1996年決定〕
東山区シンボルマーク

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マークは東山の頭文字[H]で、イメージである「はんなり」「やわらかい」と山並みの奥行き・立体感を出しています。
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とか;

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東山の頭文字[H]をデザイン化。歴史の伝統と未来、その橋渡しを担う私たちの使命が[楕円]によって表されています。
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と説明されているけど、確か[鼓]もイメージしているとされていたような記憶があるんだけどな・・・。

でも、今や80周年ロゴの方と次のものの相似が微妙に気になったわけよ、ツルは。

三重県
三岐鉄道株式会社
三岐鉄道開業80周年記念事業 オリジナルロゴマーク
(作者不明)
三岐鉄道80周年

詳細はわからないけど、2011年7月に「三岐鉄道80周年感謝まつり」が開かれていて、ロゴは同年5月までには存在したことがネット上で確認できる。東山区80周年より後だったのは間違いないんだろねぇ。わざわざ「オリジナル」と銘打ってあるのが皮肉です。
偶然なのか、剽窃か。いずれにせよ後味はよくない。三岐鉄道ロゴを目にした時から、「th」の据わりの悪さはどうにも気になってたんだけど。

もっとも、その辺りを言い出すと前回の阿蘇くじゅう国立公園80周年ロゴだって[80]のフォルムはほぼ同じ。ありがちな御愛敬ということなんですかね?

熊本県・大分県
阿蘇くじゅう国立公園
指定80周年 ロゴマーク
〔2014年3月決定〕
阿蘇くじゅう国立公園80周年

さて大台まであと一息、90周年にいってみよう。

大分県別府市
市制90周年 記念ロゴマーク
小池友基(群馬県高崎市:デザイナー)
〔2013年12月発表〕
別府市90周年

「温泉の恵みに感謝する人をかたどり、温泉のぬくもり、別府の活気をオレンジ色で表現した」てなことなんですが、オレンジねえ・・・。CMYK4色掛け合わせでは最も再現が難しい色なんじゃないの?すぐ茶色や黄土色に転んじゃう。しかしてカラバリはレッド・イエロー・パープル・インディゴ・ブルー・グリーン・グレー・ブラックと数々御座候へば心配御無用。
小池はきっと、[9]と[0]のどっちに顔を入れるか悩んだに違いないわ。因みに1人1点の限定募集だから、いや、限定募集だけど、要らぬことを考えるのはよします。

〔キャッチフレーズ〕
夏目由香(愛知県安城市)
「ゆめ、湧いてます。べっぷ。」

ああ、そう。キャッチフレーズの方は「90周年」を謳わなかったんですね

(続く)

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