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2015年5月 1日 (金)

もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その24の2:しこちゅう 改め しこちゅ〜)

(承前)

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四国中央市ナンバープレート

実はこのプレートを見てツルはあることに気づいて驚愕したのだけれど、それはまた次の機会に。
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こういうことなんです。キャラクターのデザインが微妙に変えられていた。そして愛称も。

愛媛県四国中央市
マスコットキャラクター
しこちゅう → しこちゅ〜
塩崎歩美(34歳:グラフィックデザイナー)
しこちゅうしこちゅ〜

前から微妙に懸念してたんですが、[川之江城]を取ってしまうと一層ハム太郎に似てきた気がするなあ・・・・・えっ!?[折鶴]を[ティッシュボックス]に変えただと!?いくら昔の城下町より現代の企業城下町とはいえ、そりゃ浜松市「出世大名家康くん」のキーボード袴以上やんけ。

調べてみると、2013年10月の着ぐるみお披露目の際には既に変更されていた。同年1月にキャラクターが発表された後、デザイン修正と改名の作業が進行していたわけです。その手があったか!抜かったぜ。こういうのは結構厳しくチェックしてるつもりだったんだけど、まだまだ未熟ものの青二才、ツル。

つぶさに見ていると、イロイロひんやりどころではない気がしてきた。デザイン補整のレベルをいささか超えてると思えるんです。
1月の発表直後、ツルは【その24】で;

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まさに[ネズミ]の塩キャラ(@_@)!!旧 土居町特産の[サトイモ]の体に、頭の花は旧 新宮村の木[ヤマザクラ]、旧 伊予三島市の花[コスモス]っちゅうことみたい(情報不足で未詳っす)。
[折鶴]のポシェットはご当地で盛んな製紙業に因むもの。放蕩息子のカジノ狂いが話題となった(いきなりネガティブ情報かよ)大王製紙の登記上本店および四国本社もご当地の旧 伊予三島市エリアだし、ユニ・チャームの本店も旧 川之江市です(本社機能は東京ね)。[寄り目ハイライト]で幼児性と馬鹿っぽさが強調されてます。
そして、[川之江城]を頭に乗っけた[かぶりモノ系]、っちゅう次第。とはいえこの川之江城、1980年代に至って復元されたコンクリート建造物ですがさ
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と書いた。
一方、着ぐるみお披露目後には次のように解説されている。

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(広報四国中央 2013年11月号)

昨年度の四国中央マスコットオーディションで選ばれた原案をもとに原作者と協議を重ね、「しこちゅ〜」がデビューしました。

私たちのまち「四国中央市」と言えば「日本一の紙のまち」です。「しこちゅ〜」は、「日本一の紙のまち」をデザインコンセプトとしました。
本市の紙は、広大な山林で育まれた豊かな水と先人達が残してくれた疎水に支えられています。
そこで、「広大な山林を表す緑色」と「豊かな水を表す水色」を配して、「その水から白い紙が生み出されていく」という本市のフレームを「しこちゅ〜」に表現しました。
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へっ!?まるっきりコンセプトを変更したん!?キャラクターを制定した後になって!?
ご当地ナンバープレートの説明にわざわざ「美しい山、川、花々があふれる自然の良さを表現した」と書かなければならなかった理由も、今にして初めてわかる。しかし、このデザインのどこに「水資源」が表されていると言うん!?それに、ティッシュボックスが表すものなんてエリエール以外にはあり得なーい(笑)。

そして、一体誰と「協議」したん!?ツルは忘れとりませんよ、表彰式の時、『塩崎歩美さんに代わってお父さんの塩崎栄一さんが表彰を受け、「早くこの喜びを本人に伝えてあげたいです」と話していました。』ということを。

そもそもいかにも小役人、もとい官僚の考えそうなロジックではある(「フレーム」とかさあ)。添えられたコンセプト図もこっちが赤面するほど稚拙、こんなのだったら図式化しなくていいって役員に笑われるところだよ、民間企業なら(パワポでちゃちゃっと作りやがったな)。でもそんなこともどうだっていい。

しこちゅ〜デザインコンセプト

何より、これって全部後付けの理屈に過ぎないじゃん。「オーディションで選ばれた原案をもとに原作者と協議を重ね」というのだって、企画を立てた段階では何も考えていなかったということを耳当たり良く言ってのけただけでしょ。順序が違います。
「コンセプトがしっかりしてよかったね」などと思っているのなら甘過ぎる。

ツル思へらく、合併直後に作る市章やシンボルマークであっても、「合併した旧4自治体を4つのライン/丸で表しました」的なRetrospectiveなデザインとすることには反対です。ましてやこのケースでは10年も経っている。そのことを一族は見誤ったとは思う。
しかし、では今度のデザインはどうか。新たなてんこ盛りスタイル ――アイテムよりむしろコンセプトの―― を選んだだけであって、その盛り具合はむしろ増している。このことは「しこちゅ〜のデザイン解説」なる資料を見るとよりハッキリしてきます。

しこちゅ〜デザイン解説

ああ、ウザい。詰め込みたいだけ詰め込んだ、未整理なままで。コンセプトとしてこなれてませんね。
[水引]がどうたら、[書道甲子園]がこうたらという小ネタ盛りにも仰天しましたが。わかりゃせんがな、読めやせんがな。

再批判を恐れずに言えば。四国中央市さん、アンタ達のやったことは、元のデザインを汚していったに過ぎないんだよ。たとえ、自分達の望むところが原画とは違っていることが後になって判ってきたのだとしても。Logosなくしてキャラクターを作り、その後でLogosのみに流れた結果でしょ。

一旦は飛びついた、旧自治体それぞれを象徴するアイテムを盛りつけるというアプローチに異を唱えてはみた、しかし結局今度も新たな垣根を設けただけではないのか。
「広大な山林」と「日本一の紙のまち」との関係性が、あるいは「山間部」と「平野部」との関係性が、一方向的にしか捉えられていないからです。殿様企業を擁する平野部が山間部との間でやれることは何か。それを一緒に呈示するのでなければ、新しいコンセプトに意味はないでしょう。
10年経った現在もなお、合併ご当地の抱える問題は変わっておらず、このデザイン修正はそれを表面的に糊塗しただけのように思える。

もちろんそれは生やさしい課題ではないし、解決のための模索と努力は日々続けられていよう。しかし合併後10年を経た現時点での結論がこれであるなら、それは取りも直さず政策立案力の欠如だと考えます。

≪あそっか、そういうのは殿様に考えてもらえば済むのか≫

(続く)

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コメント

なんか、いまさらですがしこちゅーが、ネット掲示板でネタにされてますね
「しこ」という名前でティッシュ持ってるのが意味深だそうです

http://blog.livedoor.jp/kinisoku/archives/4405841.html

SINOBUさま

またもやお返事が大変遅くなり失礼しましたm(__)m m(__)m。いつも飛んでくるお知らせメールが今回なぜか来なかったので、コメントいただいたこと、今まで気がついておりませんでしたm(__)m。

笑わせてくれますねえ、「せいし工場の街だから仕方ないね」とか(基本、下ネタ大好きなもので)。しかも愚blog宣伝してもらってるしv( ̄Д ̄)v。
ツル的には、「しこドピュ」的連想(妄想?)は当初に済ませちゃってたので、[ティッシュボックス]の裏の意味には気が回りませんでしたww。

しかし一番おかしかったのは、「これ作ったやつ純真無垢すぎるだろ」ですよね。思いっきり大笑いしました、違う意味でヾ(@゜▽゜@)ノ。

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