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2015年8月12日 (水)

【対決編】丸ブー艶競べ [9](洋野町章・八雲町章)−イ

(承前)

掟破りの身贔屓と言えば。

岩手県九戸郡洋野町(くのへぐん ひろのちょう)
町章
三浦秀男(76歳:九戸郡種市町(現 洋野町):団体職員)
洋野町章(応募案) 洋野町章(最終版)

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洋野町の頭文字[H]をイメージさせるシンボルマークは、ブルーとグリーンの躍動する流線を配して[海]と[高原]の融合を表現し、日の出を思わせる生命感溢れた[円]が、人々のふれあい・調和・心豊かな暮らしを表している。
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福島県双葉郡広野町(ひろのまち)とは別です(cf. 2015.06.28「とんぼのめがねは色眼鏡」)。左が応募案、右が補整後の最終版。
なぜこれが単なるジモティ応募ではなくて身贔屓なのか。そこにツッコミを入れる前にまず、ツルが感じたのはこれとの相似。

北海道二海郡(ふたみぐん)八雲町
町章
金津 博(新潟県上越市)
八雲町章

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八雲町の[八]と二つの海の[波頭]をモチーフに表現している。中央の小円は、[太陽]を表し、未来に向かって輝かしい発展をする「八雲町」の明るく元気な姿を力強くアピールしている。
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キャラじゃないんだからこの文章は微妙にヘンでしょ、金津センセ、てな枝葉は適当にしといて、まず事実を簡単に追っておくと。

洋野町は、2006.01.01の九戸郡の種市町と大野村との新設合併を控えて、新町章の募集がかけられたのが2005.06.01〜07.15。07.26になって第18回合併協議会で町章選定委員が選出され(ということは募集時点では選定委員会が存在していなかったわけで、そこからして何か大きく間違っている気はする)、事前選考を経て上掲の町章が選定されたのが10.14の第19回合併協議会。

一方、八雲町はどうかというとこれがまた時期的に甚だ接近しており、2005.06.01〜06.30募集、07.28第17回熊石町・八雲町合併協議会で決定、10.01に山越郡(やまこしぐん)(旧)八雲町と爾志郡(にしぐん)熊石町の新設合併へと進んだ。この時新たに「二海郡」が設けられたという珍しいパターンです。
いずれももう10年も前の話(大伏線)。

さて、洋野町章が決まった第19回種市町・大野村合併協議会の出席状況を見てみれば。

【種市町:15名】
町長 玉澤 修
助役 鈴木浩之
教育長 小橋正巳
議長 吹切美一(ふっきり みいち)
議員 七役幸三(ななやく こうぞう)
議員 原子内辰巳(欠席)
議員 梨子正一郎
議員 明戸 実
種市町農業委員会会長 長根山幸男 ★
種市町漁業協同組合協議会副会長 三浦秀男
種市町商工会副会長 大入一弘 ★
種市町観光協会会長 林 守一
種市町社会福祉協議会会長 舘野 隆
種市町婦人団体連絡協議会会長 梨子誠子(せいこ)
前種市町PTA連合会監事 佐々木和子

【大野村:16名】
村長 佐々木祥吉
助役 中野春男 ★
助役 舘 勝男
教育長 阿部俊夫
議長 関口清助(欠席)
議員 工藤安男
議員 下舘孝一
議員 奥寺定雄
議員 下舘岩吉
いわてくじ農業協同組合担当理事 坂川豊志
おおの・むらづくり21 推進会議副会長 村田 修 ★
大野村商工会会員 澤口祥平
中心市街地活性化推進部会部会長 平舩博之
大野村社会福祉協議会会長 小西敏睦
大野村婦人団体連絡協議会会長 青澤〓子(註:〓は「イ旬」)
前大野村小中学校PTA連合会会長 塩倉英子

【岩手県:2名】
久慈地方振興局長 宮舘壽喜(代理出席 企画総務部長 宮 一夫)
岩手県地域振興部市町村課総括課長 野本祐二(欠席)

計 33名(うち3名欠席:伏線)

となっている。★は町章デザイン選定委員会のメンバーです。

お気づきになりました?種市町側の委員に、「三浦秀男」の名前が見えるでしょ 。これ即ち作者(厳密には、斯く擬せられる)。言ってみれば、利益相反の自己取引をやっちゃったわけです、同協議会は。あり得べからざること。(Complianceの鬼と呼んで

しかし当初、協議会メンバーには罪の意識もさらさらなかった様子。

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(2005.07.26 第18回種市町・大野村合併協議会 会議録 抜粋)

○佐々木会長:
〔前略〕

若干補足をさせていただきますけれども、当協議会の委員さんの中にも実は応募されている方もあるようでありまして、そんなこともあっていろいろ選考させていただきましたので、その点につきましてもご了解いただきたいというふうに思います。
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えええ(;゚Д゚)??若干補足、の一言だけで済まされてしまってる。これに対し異議を唱える者があったわけでもない。12人の怒れる男、ならぬ、32人の眠れる男女と息を潜める1人のユダ。組織として機能していたと言えるのか。
因みに賞金、10万円也。

しかし、このやり方は当然のように公募ガイダー達の反発を招いた。実際に抗議メールを送った者もあったようで、某公募系BBSにその回答なるものが書き込まれている。

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(2005/10/19)

当初から、当然にして合併協議会委員についても応募資格者であることを認めており、現実に応募された方も複数ありました。
その結果、全国から813点の応募があり、第1次選定では、専門機関である日本グラフィックデザイナー協会に委託し、その中から50点を選定していただきました。

第2次選定では、識見委員として日本グラフィックデザイナー協会役員2名と合併協議会委員4名の計6名により組織する「町章デザイン選定委員会」により11点の候補作品を選定しました。
その後、専門機関に委託し類似調査を行った結果、5点について類似が認められたことから、残り6点について去る10月14日に開催した第19回合併協議会において、第3次選定を行いました。

その方法については、委員の協議により投票によることとし、最初に入賞作品5点を選定、次に5点の中から最優秀作品1点を選定するため「投票により3分の2以上の得票作品か、3分の2以上の得票作品がない場合は、上位2作品の決選投票により選定する。」ことを確認、決定して行いました。

結果は、3分の2以上の得票作品がなく、上位2作品について決選投票を行いましたが、同点となったことから委員で協議し、合併協議会長と副会長、選定委員会の委員長、副委員長の4名により選定することが委任され、さらにこの4名の投票によって最優秀作品が選定されたところです。

いずれの選定に当たっても、応募者が特定されることのないよう作品に応募者の氏名を付記しておらず、また、第2次選定における選定委員会のメンバーには応募した合併協議会委員が入っていないとともに、最終の選定にも加わっているものではなく、合併協議会において、募集要領に基づき厳正、公正に選定されたものでありますことをご理解いただきたいと存じます。

なお、最優秀作品については、そのデザインを公表しているところであり、一部新聞には掲載されておりますが、さらに合併協議会だよりにより詳細をお知らせすることとしております。
また、現在、専門機関である日本グラフィックデザイナー協会に委託しておりますが、補修正を経て新町町章として決定するものでありますことを申し添えさせていただきます。
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もう、ツッコミどころがあり過ぎてわけがわかんない。

まず、「当然にして合併協議会委員についても応募資格者であることを認めており」というのが最大の論点でしょうが、そもそもこの論理は決して正しくない。本公募では「応募資格に制限をつけない」ということを定めていただけなのであって、制定側の内部者の応募を許容しない、or 応募者に制定プロセスに関与させないというのはあくまで別個の問題。そこを自分の都合のよいように事実を引き寄せた解釈です。
しかしユダが1人ではなかったとはね。

2次選考で残った11点のうち5点までが類似チェックで落とされたというのも尋常でない。素人衆のみならず「識見委員」も入ってたんですよ。2名のJAGDA役員とやらは何をしていたのか。

そして何より、合併協議会委員たる三浦の立場が、1次〜3次の選考プロセスにおいてどのように影響したのかですが。

(続く)

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