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2015年11月30日 (月)

もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その150:水戸商工会議所キャラ・信正くん)

(承前)

何だかまたずいぶん久しぶりになっちゃったけれど、塩キャラいきますか。「与一くんファミリー」からの流れで今回は歴史モノ。

茨城県水戸市
水戸商工会議所
イメージキャラクター
(優秀賞)
塩崎榮一
水戸商工会議所キャラ

うーむ、なんとしよう。水戸黄門御一行をイラストにしました、というただそれだけね。
[印籠]がなかったらただのコスプレじいさんになりかねない、というのは採用された「いきいき黄門さま」by 田中輝夫(京都府:染色デザイン家)もそうだし、ガイダー常連陣によってほとんど占められた次点群も同じ。偉大なるマンネリ時代劇は偉大なるテンプレキャラを生むってか。

(審査員特別賞)
信貴正明(新潟県)

(優秀賞)
小林章吾(静岡県)
塩崎榮一(大阪府)
深川重一(大阪府)
東 信慶(福岡県)

違っているのは助さん(佐々木助三郎)・格さん(渥美格之進)と徒党を組んだ集団キャラか、黄門様一人旅のピンキャラかという点ぐらいです。これはもちろん、募集時のお題が「黄門様 or その御一行」とされていたから。なまじ有名なキャラクターの再キャラ化なだけに、選択の余地は人数ぐらいしかなかったわけだ。
・・・うっかり八兵衛、かげろうお銀はどしたんやっ!!そこまでいけばゴレンジャー編成組めるのに。(あ、風車の弥七なんかもいたか;昭和の東野英治郎版による。)

黄門様と言えば、ご当地じゃこの塩キャラとの棲み分けが気になるんですが。

【その5】
茨城県水戸市
マスコットキャラクター
みとちゃん
福添あゆみ
みとちゃん(最終版)

デザイン決定は水戸商工会議所(Mito Chamber of Commerce and Industry;以下、MCCIという。)が2009年3月、対して「みとちゃん」が2012年8月。は〜〜ん、なんか見えてきますね。
MCCIが作ったキャラは畏れ多くも天下の副将軍(むろんそんな役職は実在しなかった)、常陸水戸藩第二代藩主の中納言徳川光圀公(寛永05.06.10〜元禄13.12.06/グレゴリオ暦1628.07.11〜1701.01.14)にあらせられる。ご当地ではそんなに世直しが求められているのかしら(笑)。
でもそれだけではマズかったのよ、水戸市的には、っていうか塩キャラDogma的には。ご当地自慢には「梅」と「納豆」も決して欠かせない。黄門様ってだけのMCCIキャラをそのまま格上げして市公式キャラに据えることはできなかったわけです。となると、みとちゃんの造形もある意味必然、理の当然だったのね

それでも釈然とはしない。ご当地では水戸地方検察庁に「みつくに君御一行様」なる超弩マイナーキャラなんかも確認できるし、県レベルでも2007年開催の全国健康福祉祭(ねんりんピック)茨城大会(その他)のキャラクターとして2005年から「ハッスル黄門」by 金津 博(新潟県上越市)が存在するじゃないか(なぜか県の公認を得ていないらしく、いまいち素性が不明なんですが)。おまいらどんだけ黄門キャラ作ってんだ、テレビドラマももうないのに。

お次もMCCIとほぼ同時期に決定したこれ。

福島県いわき市
いわき商工会議所青年部
たいらのまち活性化キャラクター
(最終選考作品)信正くん
塩崎アユミ
信正くん

陸奥磐城平藩の城下町であった平地区(1966年までは「平市」だった)は現在もいわき市の中心街であり、明治維新140周年を機に、2009年8月、ご当地キャラを作ったらしい。「信正くん」というネーミングは、平藩第五代藩主の安藤信正(文政02.11.25〜明治04.10.08/1820.01.10〜1871.11.20)をモデルにしたから。
このお殿様、江戸幕府の重鎮でもあり、大老井伊直弼が安政7年/1860年の桜田門外の変で水戸浪士の刃に仆れた後は老中として実権を握っていて、2年後の文久2年/1862年にはやはり水戸浪士の襲撃を受けて負傷していたりもする(坂下門外の変)。水戸には数々遺恨がありそうです。黄門様キャラクターとは所詮相容れない仲なのかもしれない。

デザインの方は[地名]入り[扇]をかざしてアユミ寄ってくる、いや歩み寄ってくる[若侍]、他には特徴なし。衣紋の[桜]の意味はよくわからず。松ヶ岡公園、三崎公園、三島八幡神社、平中央公園と、当然ご当地にも桜の名所はあるけれど、それ以上のものではなさそうで、別に地区や市のシンボルアイテムになってるわけでもないようです。ケッッ!!

因みにこの公募で採用されたのは遠藤貴和(きわ)(28歳:いわき市:フリーデザイナー)による「たいらもん」というタヌキとネコのハイブリッドキャラ。「平城を守る忍者をイメージ」とされてますが、こちらには政治的背景など一切ございませんですw。(明治維新140周年はどこへ行った?)

そりゃまあ(どうでも)いいんだけど、この公募の場合(も)、「何のために制定したか」がよくわからない。2009年時点で商工会議所が「活性化」を謳うからには、やれ経営者の高齢化とかシャッター商店街化とかの問題があったろうと思うんですがね。(リーマンショックも!?)

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いわき商工会議所青年部では、現在の平市街地に至るまでの歴史を振り返ると共に、輝く未来に向けたいわき市周辺のまちづくり、中心市街地活性化を促すため、平のまちを連想させるマスコットキャラクターを作成することとしました。
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そこら辺には一切触れていないきれいごとが並びます。
弘前市ってのは工藤和久のことでしょうよ、どうせさΨ( ̄∇ ̄)Ψ。
あまつさえ、途中で15点を対象に一般投票にかけてるんですが、その時既に作者の氏名を明示して実施しちゃってるんですね(事実、「たらら」by 工藤和久なんてのも15点中に残っている)。

ダメだな、こりゃ。

(続く)

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コメント

日本がバカに見える
キャラクターをテレビに出したり、市長と並んだり
もういい加減にやめてほしい。子供じゃあないんだから。
本物の良さを売りにして下さい。大人の日本の看板も作って下さい。

__さま

初めまして、ツルと申します。お運びいただき、ありがとうございます。

遺憾ながら、ツルの立ち位置は、貴殿のお考えと必ずしも同じとは言えないようです。
ご当地キャラについてはツルもネガティブな考え方ですが、その理由は;

(1)意匠があまりに画一化され過ぎている
(2)盗作・模倣等が多く見受けられ不適当である
(3)真の地方興しの役に立つとは思われない

というところにあるのであって、一概にご当地キャラの本質が「大人の鑑賞に耐えない」、「本物でない」ということではありません。「カワイイ」ものが好きか嫌いかと問われれば、ツルは「嫌い」の方、ということにはなりますけれども。

東日本大震災後にご当地キャラが隆盛を極めたのも、実は「いい年をした大人」こそがこういう「新しいモノ」を欲していたという社会心理が働いていたのだと理解しています。(端的な例として、2012.11.24〜25「やめちゃいけないキャラもあろ。」をご一読下さい。)

ですから、非常に辛口の愚blogではありますが、ゆるキャラが好きな人、あるいは好きで公募にも応募している人のことも常に念頭にあり、そこのところも理解しようと努めながら書いているつもりです。(むろん、今の状況が望ましいものとは考えませんが。)
そこまで含んだ上での「もうやめようよ、ご当地キャラとか。」です。

苦言ついでにもう一点。貴コメントは愚blog管理人である私ツルに対するものとなっていません。従って当方もリコメとして貴殿に対する適切なメッセージをお返しすることが困難です。会話のキャッチボールが成立しなければ、お互い楽しくありませんね。

厳しいことばかり書き連ねましたが、基本、考えの違う方の書き込みはいつでも大歓迎です。今後ともよろしくお願いいたします。

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