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2015年11月11日 (水)

【番外編】ドルチェの後は苦い珈琲:1杯目(松島町ナンバープレート・源気くん・高原町ナンバープレート・新もえたん)

(承前)

このところSubseries【いはばしる バイクの臀の プレートの】で爆走してて、だいぶ小ネタを横目に通り過ぎたので、一挙大放出。

まずは日本三景の残る一つから。

宮城県宮城郡松島町
ご当地ナンバープレート
(作者不明)
松島町ナンバープレート

教科書体を用いたところが目を惹きますが、それより「日本三景」の安易な表示が全てをぶち壊しにしているような。デザインは[松島]の海景とその白眉、[五大堂]を合わせたもの。この楼閣は、「斎太郎節(さいたらぶし)」にも歌われた瑞巌寺(臨済宗妙心寺派)の仏堂であり、国の重要文化財に指定されている。ふと思って調べてみると、あの大地震にも耐え抜いたそうです。

♪エンヤトット エンヤトット
 松島の サーヨー 瑞巌寺ほどの ハア コリャコリャ
 寺もないとエー
 アレワエーエ エトソーリャ 大漁だエー

松島湾奥に位置するご当地では多くの島々が津波を緩衝する形となって、周辺地域と比べる限りでは被害が少なかった由(松島町での死者2名に対し、隣接する東松島市では1,000名以上の死者を出した。合掌)。

ナンバープレートは震災後2年ほど経った2013年6月に発表され、同年8月から交付が始まっている。

〔2012年9月発表〕
京都府宮津市
原付ご当地ナンバープレート
垂水秀行
宮津市ナンバープレート

〔2013年8月発表〕
広島県廿日市市
オリジナルナンバープレート
垂水秀行
廿日市市ナンバープレート

次はこれ。

長野県木曽郡木祖村
イメージキャラクター
源気くん
道脇 荒(あらし)
源気くん

2014年4〜5月の木祖村のナンバープレート募集の際にこのキャラを使ってもいいよというガイダンスが出ていた、そのデザインです。
キャラクターとして採用されたのは2008年6月。「[緑]から生まれた[しずく]が元気いっぱいに駆け回り、大河となる[マント]を身に纏います」というコンセプトで、8月30日生まれの乙女座よん。性別は男(あるいは男の娘かも)。ネーミングは木曽川源流の里の「源」と村民の元気の「気」なる由。
でも、使いづらいよなーーー、ナンバープレートには。派手過ぎの可愛らし過ぎで。
道脇は兵庫県尼崎市のデザイン事務所ante dante代表、1974年生まれ。

そして、内部応募の問題を孕んだこれね。

宮崎県西諸県郡高原町(にしもろかたぐん たかはるちょう)
ご当地ナンバープレート
(優秀賞)
六部一(ろくぶいち)智久
高原町ナンバープレート(六部一案)

前に書いたとおり、六部一は高原町職員。きれいなデザインではある(視認性には問題なしとしないけど)。霧島連峰中の第二峰[高千穂峰]+大淀川水系の[岩瀬川]+皇子原公園(おうじばるこうえん)の[ヒガンバナ]を描いたところまではわかったんですが、右奥に見える黄色い花が何なのかわかりません。バランス上、春の花を配したはずだと思うんだけど、ご当地に菜の花の名所はないようだし、町の花はキリシマツツジ(ミヤマキリシマじゃないんだ!)で色が違うし・・・。

宮崎県小林市出身の六部一は、大分大学経済学部在学中の2005年2月頃には耕運機で九州一周に挑戦したり、高原町役場就職決定後の2007年1月には電動車椅子で九州一周に挑戦したり(健常者です)、高原町役場に就職してからも、2009年1月から親友の宮崎大学大学院生と一緒に駕籠をかいて九州一周に挑戦したり(もち休日利用ね)と、よほど九州一周がお好きらしい。
車椅子の旅では「社会に出る前に介護や福祉のことを知っておきたい」と説明されていたけど、つまるところ、漂泊の思い止み難き一つの魂なんでしょう。

で、そーゆープーばかりしているわけではなくて、役場組織の中でこんなものを作っている。

宮崎県西諸県郡高原町
新燃岳噴火災害復興応援キャラクター
新もえたん
六部一智久
新もえたん

同町サイトの「教えて♪高原」にはこんな説明が。

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新燃岳の噴火活動は長期化するといわれており、終息する見通しは立っていません。
町民が持つ今の新燃岳のイメージは「恐怖」です。しかし、恐怖だけではなく、これから先は新燃岳の噴火と長く上手につき合っていく必要があります。そのような中で、新燃岳に対する町民の不安を払拭し、町民の心に少しでも和やかさを与えるために、親しみやすいキャラクターを作りました。
高原町は「元気で豊かな笑顔あふれるまち」です。
「新もえたん」も応援しています!
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そう、2011年1月に大規模な噴火を起こした霧島連峰の新燃岳は、大きな社会的関心を集めていたのだった・・・3月に東日本大震災が起きるまでは。

単にキャラクターを作っただけでなく、こんな活動も行っている。

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(2012.07.31 宮城県青年団連絡協議会blog 抜粋)

宮崎県高原町はかつて新燃岳の火山噴火による降灰・噴石の被害を受けた地域。地元の高原町青年団はこのとき町を苦しめた「灰」を活用し、噴火を忘れないようにと記念品として販売し、その収益を被災地の青年団活動に役立ててもらおうと「高原町青年団 灰プロジェクト実行委員会・東北復興プロジェクト実行委員会」を立ち上げ活動してきました。

今回その収益金を直接宮城の仲間に活用して頂こうと、実行委員長の六部一智久さん、有村和俊さん、谷山天一さんの3名が来県しました。
六部一さんと仲間の有村さんは共に自治体の職員であり、震災直後にはボランティアで南三陸町で活動。想像を絶する状況を目の当たりにし、地元に帰ってからは「自分達が活動した南三陸町の仲間に使って頂きたい」と思いを新たに活動。
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HyperActiveなSupermanなのは間違いなさそう。熱い思いも伝わってくる。
でも、ぶっちゃけ言いますとね、キャラクター作りはおやめになった方がよろしいかと。「教えて♪高原」ページにはなんと40点も高原町のご当地キャラクターらしきイラストが載っているんですが、ほとんど全部このテイスト。ちょっと頭痛が・・・。

(続く)

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