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2016年1月17日 (日)

【番外編】21年目の朝に(はばタン)

愚blogでは図らずも震災のことに触れることが多くなっていますが、今回は震災といっても、21年前の今日、午前5時46分に発生した阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)に関わることを少し。

兵庫県
第61回国民体育大会「のじぎく兵庫国体」・第6回全国障害者スポーツ大会「のじぎく兵庫大会」 大会マスコット
 ↓
兵庫県マスコット
はばタン
JUNBOw(本名 金 成俊(キム・ソンジュン):兵庫県神戸市:デザイナー)
はばタン(当初版) はばタン(現在版)

ひよこではありませんよ。2006年秋にご当地で半世紀ぶりに開かれることとなった国体のマスコットとして、2003年1月に制定されたキャラクターで、1995年1月17日の地震発生から11年が経つということで、不死・再生の象徴[フェニックス]に震災からの復興のコンセプトが重ねられたわけ。別途公募の愛称は兵庫県赤穂市の小学5年生の案が採用された。
大会スローガン「“ありがとう”心から・ひょうごから」も同じ趣旨でしょう。

ツルはまるで知らなかったんですが、ご当地では圧倒的な人気を誇るらしく、着ぐるみは国体前の時点でなんと80体以上あったらしい。尼崎市バスやJR姫新線(きしんせん)などの車両にもラッピングされたり、国体直後、2006年11月の尼崎市長選では投票PRにひっぱり出されたりしてたそうな。翌年4月から県のキャラクターに出世したという典型的[藁しべ長者系]です。今や肩書きも「ひょうご観光大使」「ひょうご農(みのり)大使」など様々ある。
因みに男の子、もちろんスポーツ万能。人気者だからパチもん、いやいやおともだちも「ぱなタン」「ぷくタン」「わるタン」などたくさんいるはばタンです。

でも今回、取り上げたいのはキャラクターそのものじゃない。

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(2014.06.29 神戸新聞)

震災「20周年」やめ「20年」に 兵庫県、遺族に配慮

昨年11月に発表された兵庫県「震災20周年事業」のロゴマーク
震災20周年

現在の兵庫県「震災20年事業」のロゴマーク
震災20年

阪神・淡路大震災から20年となる来年1月に向けて展開する「県民総参加事業」について、兵庫県が従来の「震災20周年」の表記を改めて「震災20年」に統一した。「周年」は祝い事に使われることが多く、「たくさんの人が亡くなったのに、違和感がある」との声に配慮したという。県は「『周年』は誤りではないが、多くの人に受け入れてもらうため」としている。(森本尚樹)

広辞苑によると、周年は「(1)まる1年(2)転じて一周忌のこと(3)ある時から数えて過ぎた年数」の意。一般的には「開業20周年」「結婚10周年」など祝い事に使う印象が強い。
兵庫県は震災翌年から、式典や関連事業の名前などに一貫して「周年」を使ってきた。「15周年」の記念式典で被災者らから疑問が投げ掛けられた際も、担当した県防災企画課は「『周忌』と同じ意味で、他の災害の式典でも使われている」と説明した。
震災20年に向け、県は2月の新年度予算案発表でも「20周年記念事業」と表記していた。今後も「阪神・淡路大震災20周年事業基本方針」などの計画名や「震災20周年事業班」などの組織名は変更しないという。
神戸市は毎年の式典や事業で「周年」は使っておらず、来年に向けても「震災20年継承・発信事業」を展開していく。
震災で妻を亡くし、2004年の神戸市追悼の集いで遺族代表を務めた中島喜一さん(67)=同市東灘区=は「おめでたいことなら『周年』で良いが、遺族としてはずっと引っ掛かっていた。被災地ではそれぞれの人にそれぞれの思いがある。私にとっては『20年』の方が受け入れやすい」と話している。
一方、今年3月の東日本大震災3年の政府追悼式典は「3周年」が使われ、10月の中越地震10年に向けて新潟県は「10周年」事業を展開している。
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ああ、そうか。ずっとなんとなく感じていた違和感はこれだったんだ。「周年」はやはり、「予定されていた事柄」に対して使う言葉ですよね。
もう20年前の話になるのか。

似たようなことはツルも仕事の上で指摘されたことがある。投資家向けAnnual Reportの原稿で東日本大震災のことを「the Great East Japan Earthquake」と書いたところ(一般的な表記だとは思います)、弁護士レビューで「"Great" というのは通常いいことに使う単語だから何か他の語に言い換えた方がいいのではありませんか」とコメントが入った。適当な代替も見つからなくて結局そのままにしたけれど、被災者の立場からすればやはりあの地震をGreatとは言ってほしくないだろうなとは思います。

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