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2016年1月12日 (火)

【番外編】もうやめようよ、ご当地ナンバープレートとか。 ―― 日本経済研究所のこと:2(気仙沼市ナンバープレート)

(承前)

清水の書いた「まちの紋章」、馬鹿馬鹿しくて真面目に取り合う気にもなれないのだけれど・・・。

まず、冒頭段については、平成の大合併による新自治体の誕生で自治体章というものが大きく様変わりした現状を認識しておらず、これが書かれた2010年段階で既に事実から大きくかけ離れていたことを指摘したい。(いわゆる丸ブー自治体章では「漢字」や「平仮名」をベースにしたものが極端に少ないのは、愚blogで今まで見てきたところ。)

もう一つ、清水の言う「まちの紋章」、すなわち「市民みんなが親しみやすい紋章」なる概念は、いわゆる「ご当地キャラクター」にその役割として与えられているものではないのか。使用目的/地域が限定され、対外的発信力の面で明らかにご当地キャラクターより劣るご当地ナンバープレート(つまりはNicheである)に、なぜ「地域主権を試す第一歩としてわかりやすいコンテストである」という命題を課さなければならないのか、何の説明もされてはいない。

ツルは、一般論としては「どれもユニークな形ばかり」とはとても言えないと思うし、例えば「フカヒレのまち気仙沼」が「陽気にとびはねる[サメ]」を描いた「かわいい」原チャリ用プレートを作ったからといって、「対外的なPR効果もたいへん大きい」とも全く思わないです。よしんば一過性のニュースで取り上げられる僥倖があったとして、その後はジモティが利用するだけである。それは一体人口の何%になるというのか。着ぐるみキャラクターみたいによそへ出かけてPRしてくるわけにもいきませんしね。(上記は震災前の記事だから、これ以上鞭を打つのも意味がないのでやめますが。)

宮城県気仙沼市
ご当地ナンバープレート
小松秀男(61歳:気仙沼市:歯科医師)
気仙沼市ナンバープレート

果ては最終段の締め言葉である。『バッジ、シール、旗、絵葉書などに形を変えて拡がれば、市民の誇りを写した未来の「まちの紋章」になるだろう』、こんなものはまさにご当地キャラクターで求められ実践されているところを横滑りさせてきただけではないですか。この論稿のどこに耳を傾けるべき独自性があるのだろう。

「地域未来研究センター」の「研究主幹」として取り扱うべきは何なのか。こんな思いつき程度の事象を吹聴して回ることじゃないでしょ。
ご当地キャラがマンネリに陥った弊をご当地ナンバープレートで繰り返さないという視点こそが必要ではないのか。あるいは、こうしたご当地ネタの限界まで予測することが「地域未来研究」を標榜するシンクタンクの役目ではないのか。「できること」と「すべきこと」とは異なる。

(続く)

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