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2016年2月 3日 (水)

【番外編】画像なんかはなくっても(小城市章・日光市章・東みよし町章・西伊豆町章・和水町章・うるま市章・洞爺湖町章)

(承前)

思えば工藤和久ほど無防備に理論武装なく公募との対峙を重ねてきた作家もいまい。でもね、工藤Methodというのもちゃーんとあるんです。
てなわけで、今回は「制作の意図」「作者コメント」を通して工藤一族の実態に迫ります。だから敢えて画像はなしネ(次回のお楽しみってことで)。

まずは皮切りに、つい先日取り上げたこれです。

【2016.01.25「丸ブー艶競べ [13]」】
佐賀県小城市(おぎし)
市章
工藤和久(青森県弘前市)
〔2006年3月〕

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小城市の[小]の文字を基調に、[オレンジ]は太陽、[ブルー]は空と海、[グリーン]は大地を表わし、爽やかな薫風と豊かな自然に恵まれた小城市を象徴的にイメージしました。シンプルで親しみやすく、多くの人に愛されるデザインです。
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これがPrimaryなBasic Pattern。やっぱり和久センセはこの〆言葉よネーとか、よく飽きないもんだわとか思うでしょ。でも今回注目するのはそこじゃないっすよ。

Basic Typeに「将来像鸚鵡返し」の荒技が加わったVariationも定番です。

栃木県日光市
市章(候補作品476:優秀賞)
工藤和久(青森県弘前市)〔2005年10月〕

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「四季の彩り、風薫る、ひかりの郷・日光市」の豊かな自然を象徴的に表現しました。[橙]は太陽、[緑]は大地、[水色]は清流で自然に恵まれた日光市をイメージしました。シンプルで、親しみやすく、多くの人に長く愛されるデザインです。また、縮小、単色、白色にも耐えられ、多用途な使い方ができます。
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因みに「選定理由」としては次の2点が挙げられとりますな。

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・デザインから日光市を連想させわかりやすい。
・新市の将来像を表現しており、わかりやすい。
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はぁん!?とても「日光市を連想させわかりやすい」とは思えない図柄なんだけどコレ(乞うご期待)。「四季の彩り」や「風」もちっとも感じませんがね。つまりはご当地も鸚鵡返しの技にまんまとひっかかったんですな。
何より不思議なのは、あの日光にして「将来像」に「歴史」「伝統」といったキーワードが一切入ってないことですが、そうした歴史的な要素は意識的に除かれている気がします。それが、今市市・上都賀郡(かみつがぐん)足尾町(今や東の廃墟の聖地)・塩谷郡(しおやぐん)藤原町(鬼怒川温泉のあるところね)・同 栗山村と新設合併した後の新しい日光市の課題認識ということなんだろう。

作者コメント、もっと水増しして書くとこんな風になります↓。

徳島県三好郡東みよし町
町章(優秀賞)
工藤和久(青森県弘前市)
〔2005年8月〕

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東みよし町の[ひ]の文字を基調に豊かな自然の中で共に躍動する東みよし町民を象徴的に表現しました。2人の[人]は2町を表しています。[緑]は大地で自然に恵まれた東みよし町をイメージしました。シンプルで、親しみやすく、多くの人に長く愛されるデザインです。さらに、縮小、単色、白黒にも耐えられ、多用途な使い方が出来ます。
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こちらは逆に、〆言葉が省かれたタイプ。

静岡県賀茂郡西伊豆町
町章
工藤和久(青森県弘前市)
〔2005年5月〕

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西伊豆町の[N]の文字を基調に、豊かな自然の西伊豆町を象徴的に表現しています。[橙]は太陽、[青]は海で、夕陽の美しい西伊豆町のイメージです。
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ま、おそらくは原文には〆のClicheも入ってたんでしょう。それはともかく、短い文章の中で3回も「西伊豆町」って連呼してもらわなくって結構。短くても水増しとはね。

菜の花や 月は東に 日は西に
     はせを

息子に限らず、親御さん(^_-)でも傾向と対策は全く同じ。

【2013.06.02「Family... Business?? Part 1」】
熊本県玉名郡和水町(なごみまち)
町章
工藤ハツネ(68歳:青森県弘前市:自営業)
〔2005年10月〕
和水町章

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「和(緑)」と「水(水色)」で豊かな自然の和水町を象徴的に表現しました。[水色]は清流 [緑]は大地で、自然に恵まれた和水町をイメージしました。
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「和」=「緑」になる根拠がわかりませんが。

沖縄県うるま市
市章
工藤元市(70歳:青森県弘前市)
〔2006年2月〕
うるま市章

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うるま市の[う]の文字を図案化したもので、[赤]は太陽、[緑]は大地、[青]は海をイメージしている。
豊かな自然の輪の中で市民融和と平和を表現し、金武湾と中城湾に面して発展する「うるま市」の明るい未来とさらなる飛躍を象徴する。
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一気に北へ飛んで、次の2点はいずれも作者不明ですよ、不明ですからね!!

北海道虻田郡洞爺湖町
町章(候補作品:作品番号471)
〔2005年12月〕

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洞爺湖町の[と]の文字を基調に豊かな自然を包み込む洞爺湖町民を象徴的に表現しました。[橙]は太陽、[緑]は大地、[水色]は水で自然に恵まれた洞爺湖町をイメージしました。
シンプルで、親しみやすく、多くの人に長く愛されるデザインです。また、縮小、単色、白黒にも耐えられ、多用途な使い方が出来ます。
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北海道虻田郡洞爺湖町
町章(候補作品:作品番号474)
〔2005年12月〕

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洞爺湖町の[と]の文字を基調に豊かな自然を包み込む洞爺湖町民を象徴的に表現しました。[橙]は太陽、[緑]は大地、[水色]は水で自然に恵まれた洞爺湖町をイメージしました。
シンプルで、親しみやすく、多くの人に長く愛されるデザインです。また、縮小、単色、白黒にも耐えられ、多用途な使い方が出来ます。
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だからー、作者不明なんだってばぁ・・・(無力感)。どちらも一言一句違わんという。よくあるこっちゃけど。

気を取り直しましてと。以上の作者コメントの中で多く用いられているフレーズのベストスリーは。

(1)「豊かな自然」
(2)「象徴的に」
(3)「基調に」

(1)なんて全点に共通して使われている。今後、工藤一族の自治体章でこれが入っていない場合には、自然環境によほど問題があるということだろうと見なします、ツルは
・・・それでも、「豊かな自然を包み込む洞爺湖町民」は明らかに変でしょ。「豊かな自然の中で共に躍動する東みよし町民」を見習いなさいっ。
(2)だって、もともと象徴物を作っているんだから、この言葉で説明するのは空虚なことですね。

8つ、いや7つも読めば、どれも個性を失って全てが記憶に残らなくなる。つまりはこれが、この作者が頭を使ってない証拠ということです。

(続く)

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