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2016年2月11日 (木)

【番外編】“サルでも採用されるtechnique”の嘘:その2(三原市・綾瀬市・神戸町 ナンバープレート)

(承前)

北野によるご当地ナンバープレート採用作品で最も新しいのは、現在のところ、昨年10月に発表された次のものである(ツル調べ)。

広島県三原市
原付バイクご当地ナンバープレート
北野公一(71歳:和歌山県田辺市)
三原市ナンバープレート

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筆影山から望む[瀬戸内海]の多島美,三原城跡の[石垣]に市の花[サツキ],三原の[M]をかたどった青空に,[飛行機]が飛び立つ様子を組み合わせています。
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市サイトに載っている「選定基準」がちょっとイタい(>_<)。

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・地域性(三原市ならではの特色がある。広くPR効果が期待できる。)
・デザイン性(誰もが取り付けたくなる。シンボルとなる。)
・視認性(標識の文字が読みやすい。色彩がはっきり分かりやすい。)
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「[M]をかたどった青空」や「誰もが取り付けたくなる」なんかは笑って読み飛ばすとして、この作品に「三原市ならではの特色がある」とはあまり思えないんだけどね、外部の人間としては。「これは松島です」なんて答える人も多いだろう。

なぜ「三原市」で「飛行機」なのか、確信を持って答えられる人もどれほどいるのかな、ジモティ以外で(「三沢市」じゃねえし)。ツルはわかりませんでした。調べてみると、(旧)三原市は2005年3月22日に豊田郡本郷町・御調郡久井町(みつぎぐん くいちょう)・賀茂郡大和町(だいわちょう)と新設合併しており、広島空港を持つ本郷町が空港ごとやってきたという次第。つまりご当地も「エアポートのある街」になったわけです。この公募自体、合併10周年を記念したものだった。
なあんだ、そういうことか、と納得しかけて、待てよそもそも広島に空港なんてあったっけと思ったらm(__)m、1993年10月に開港したという比較的新しい空港です。

でもそんなことより、これって前回取り上げた泉佐野市・泉南市・田尻町(2014年2月発表)の焼き直しではないの?ナンバープレートに飛行機を描き込むことで、関空と肩を並べたかったんですかねぇ(^。^)y-゜゜゜。

まーね、あの作家だってこんな一続きを作ってるし。

【2015.11.29「いはばしる バイクの臀の プレートの;再び」】
福島県喜多方市
ご当地ナンバープレート
垂水秀行
喜多方市ナンバープレート

【2015.11.01「いはばしる バイクの臀の プレートの;〆」】
大阪市北区
情熱うどん讃州
POP 冷やし天中華
(デザイン)垂水秀行
(文字)久保達也
冷やし天中華

でも、北野作品で笑って過ごされないとツルが思うのは次の問題です。

神奈川県綾瀬市
ご当地ナンバープレート(原動機付自転車用)
(優秀賞)
北野公一(和歌山県田辺市)
綾瀬市ナンバープレート(北野案)

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デザインへの思い
綾瀬市の花[バラ]をメインに、市の木[やまもみじ]のイラストを配し、市のキャラクター[あやぴぃ]で市民から親しまれ愛されるプレートに仕上げ、綾瀬のまちをバラの花が彩りよく走っているイメージでバラのイラストを大きく表現しました。
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最優秀賞のデザインとはまさに同工異曲、なんでこうなるかなってなものですが;

(最優秀賞)
立志哲洋(東京都江東区)
綾瀬市ナンバープレート(立志案)

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デザインへの思い
綾瀬市のキャラクター[あやぴぃ]をメインにして、市の花の[バラ]や蓼川、比留川、目久尻川などからなる[河岸段丘]をあらわしました。
また、遥か[富士山]を望む潤いや安らぎのあるまちで安全運転を心がける思いをプレートに込めました。
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そこはこの際おいといて。

岐阜県安八郡神戸町(あんぱちぐん ごうどちょう)
ご当地ナンバープレート
小池友基(27歳:群馬県高崎市)
神戸町ナンバープレート

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《デザインへの思い》
「大きな[バラ]が目を引き、バラの町である神戸町を広くPRできるナンバープレートをデザインしました。広く町民の皆さんに愛用されることを願っています」
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(優秀賞)
北野公一(69歳:和歌山県田辺市)
河出みなみ(14歳:神戸町立神戸中学校2年)

綾瀬市は2014年12月に発表されており、一方神戸町は2012年12月に発表されている(残念ながら、神戸町の次点作品は公開されていません)。
つまり、北野は神戸町の採用作の内容を当然知っていた、その上で2年後に綾瀬市に上掲のデザインを提出したということになる。[バラ]だけではない、下部に描かれた[水]のイメージも小池作品に激似です。

後発の綾瀬市は市職員による選考委員会で決めたというんだけど、類似問題を真面目に考えていなかったんでしょうかねえ。

実は神戸町も綾瀬市も偶然ながら応募総数41点(もちろんどちらも全国対象)。この程度の規模にして既に類似/模倣の問題は深刻なわけです。五輪エンブレム再公募にはこうした輩もこぞって出してきてるんだろう。誠に寒気のするお話。

(続く)

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