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2016年4月27日 (水)

【特別編】「ご当地」をつくる人々:川下編 その2(なかのん・えちゴン・ブラック番長・ジオまる&ぬーな)

(承前)

新潟県内で相場が自治体等に寄贈したペパクラのキャラは数多いわけですが、それを見ていく前にまず。

県下第2位の人口を有する長岡市では、平成大合併で周辺10市町村を編入していった(今や越後長岡も海に接する!)歴史を反映して、以下のとおり旧自治体に由来する各地域ごとにキャラクターを持っている。

長岡市(合併前):「ナッちゃん」by 信貴正明(新潟県燕市)

〔2005.04.01 編入〕
南蒲原郡中之島町:「なかのん」by 高橋雅代(長岡市)
三島郡三島町(さんとうぐん みしままち):「みしまる太くん」by 為国伸吾(京都市)
三島郡越路町:「るんるん」
古志郡山古志村(こしぐん やまこしむら):「小太郎」
刈羽郡(かりわぐん)小国町:「おぐりん」デザイン by 信貴正明(燕市)・愛称 by 工藤和久(青森県弘前市)

〔2006.01.01 編入〕
栃尾市:「あぶらげんしん」by 櫻井恵美子(新潟県)
三島郡与板町:「よいたん」by 塩崎まさよ(cf.【その29】)
三島郡寺泊町:「〜海の妖精 神(しん)〜 まりん」by 小川隆司(長岡市寺泊)
三島郡和島村(わしまむら):「なら王 わし麻呂」

〔2010.03.31 編入〕
北魚沼郡川口町:「かわぐっち」by 杉山幸則(千葉県)

もちろん、1994年制定の「るんるん」「わし麻呂」や1999年制定の「ナッちゃん」のように合併前から存在するものもあるけど、2008年の「あぶらげんしん」や2012年の「よいたん」など、合併後にも制定され続けたというところが味噌。
でも、このこと自体はもうあまり突っ込もうとも思わないです(乱立の件は別として)。合併して一つの自治体になったんでしょ、というのは外野の雑音に過ぎないかもしれないから。

2013年12月、10番目の地域キャラとなったのは次のもの。これも相場はペパクラに仕立ててます。

新潟県長岡市中之島地域
中之島観光協会
マスコットキャラクター
なかのん
高橋雅代(長岡市:長岡造形大学造形学部視覚デザイン学科4年)
なかのん

中之島地域の花[ハス]を頭に盛った、名産[蓮根]の妖精。初めツルは、右に突き出た部分はしっぽだと思った。でもこれ、手なんですよ。この画像↓を見るまで気づかなかった。

高橋雅代@なかのん表彰式

それはまあ結構としまして・・・。

〔マスコットキャラクター制作実行委員会 オブザーバー〕
御法川(みのりかわ)哲郎(長岡造形大学視覚デザイン学科 准教授)

がびーん、教え子選んじゃったのかよ

(因みにその後、と言っても同じ2013年12月には寺泊地域で摩訶不思議な二面性Androgynousキャラ「まりん」が発表されて、長岡市全11地域のキャラは出揃った。而うしてその後は?)

学生デザインによるご当地キャラを相場がペパクラにしたケースは他にもいくらかあります。

新潟県柏崎市
柏崎青年会議所
越後柏崎のPRキャラクター
えちゴン
中村恵枝(福岡県北九州市:九州造形短期大学造形芸術学科グラフィックデザイン・イラスト専攻2年)
えちゴン

初めに言っとくと、「越後」ではなく「柏崎」のキャラクターなので、「えちゴン」の愛称は僣称的ということになりまス。

それもまあいいとしまして・・・。

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(2012.06.09 柏崎青年会議所サイト)

三階節の冒頭の歌詞「米山さんから雲が出た いまに夕立が来るやら ピッカラ シャンカラ ドンカラリンと 音がする」の雷から鬼を連想したり、「鯨波鬼穴」の伝説(ただし鬼穴の鬼は赤鬼です)、閻魔堂の地獄絵図など、柏崎には鬼と関連するものがいくつかあります。今回はあえて柏崎のイメージとしては弱い[鬼]のデザインとすることで、市民の皆様が「なんで鬼なの?」と疑問を持つことで柏崎の魅力を再発見していただこうという目論見もあります。
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なんじゃそりゃ。ずいぶん高いハードルを自らに課したものですな。因みに「鯨波/くじらなみ」とはご当地の海岸の名前です。

新潟県糸魚川市
糸魚川うまいもん会
糸魚川ブラック焼きそば マスコットキャラクター
ブラック番長
関谷 純(日本アニメ・マンガ専門学校1年)
ブラック番長

こちらは、新潟市にある同校の方から話を持ちかけてタイアップし、学生たちがご当地で試食&意見交換会までやって決めていったというキャラ。[イカ]なのはむろんイカ墨料理だからです。パスタじゃなく焼きそばにしちゃったのがB級テンプレグルメね。
「糸魚川地域振興局も糸魚川市と連携しながら会の取り組みを支援し、官民一体となって食による地域活性化を進めています」ということで、それはそれでぞっとしないけど。

糸魚川市では相場はもう1組ペパクラを製作している。

新潟県糸魚川市
糸魚川ジオパーク
マスコットキャラクター
ジオまる&ぬーな
ジオまる ぬーな

「ジオまる」は[地球]をプラットフォームに糸魚川−静岡構造線の[断層]と[ヒスイの勾玉]を盛った姿。ベルトのバックルは同ジオパークのロゴマークね。「ぬーな」は古事記にちょっと出てくるご当地の「奴奈川姫/沼河比売」をモチーフにしていて、やはり[ヒスイの勾玉]を盛って、いや持っている。
「ぬなかわ」の「ぬ」は、古語で「宝玉」を指し(イザナギとイザナミが混沌の下界を掻き回してオノコロ島を作った時の、天沼矛/あめのぬぼこの「ぬ」です)、従って「ぬなかわひめ」とは「玉の川を司る女王」の意味になるそうな。

愚blogで取り上げたものももちろんペパクラになってます。

【その77】
新潟市
新潟市社会福祉協議会キャラクター
きらりん
塩崎歩美
スプリンググリーンきらりん ペパクラ

ああ、あれかぁ。

【2016.01.10「悪夢、あるいは回帰熱:後編」】
新潟県
新潟県観光キャンペーン キャラクター
レルヒさん
レルヒさん ペパクラ

え、これなのぉ

【2013.01.05「泣きキャラ そして 大阪−東京、漢字−ひらがな」】
新潟県村上市
観光キャラクター
サケリン
前田昌克
サケリン ペパクラ

か、かわいくない・・・。

(続く)

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