【番外編】フグかウナギかクジラか知らぬ(うなりくん)
(承前)
SUNムシ/むーちゃん絡みで取り上げてきた「山武市職員おもてなしブログ」には、さらに驚くようなことがさらりと書いてあったりする。
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(2012.12.07 抜粋)
〔前略〕
先月23日に開催された第7回山武市産業まつりで山武市のマスコットキャラクターがデビューしました〜〜〜!
〔中略〕
まつりに先駆けて、開会式&キャラクター募集の表彰式が行われました。
SUNムシくんのお母さんは、市川市在住のフェルト作家の瀬戸佳実さんでーす(^O^)/
市長から賞状と賞金10万円が授与されました。
蛇足ですが、成田市のゆるキャラ「うなりくん」のお父さんは、イラストレーターで瀬戸さんのご主人だそうです。なんというご縁!!
〔後略〕
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へーーーっ!それまでツルは、香川県高松市の瀬戸良一(cf. 2015.11.17「地方都市に見るBranding例:下」)との一族関係を疑ってたんですけど。
千葉県成田市
成田市観光キャラクター
うなりくん
瀬戸清文(千葉県市川市)
んまあ!夫婦揃って錯塩キャラとは!!(イヤイヤそこじゃないだろ)
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「うなぎ」+「なりた」で「うなり」くん。[うなぎ]のキャラクターをベースに、空港のイメージから[飛行機]を組み合わせました。翼の手は自由に動きます。
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ううむ、これだったらテントウムシキャラやミツバチキャラに負けずに空を飛び回りそうだ(無茶な)。てか、こいつこそ水の中を上手に泳いだり滝に打たれて修行したりしてほしいものである。(正直、ツルにはウナギのキャラクターに見えんのであるが。)
しかしせめて『人気も「うなぎのぼり」の「うなり」です』ぐらいにできんかったもんかねぇ。
「11月21日が誕生日」とされているけど、諸々調べてもこの日付にはさしたる根拠が見つからないので、従って2009年のこの日に決定/発表されたものと推測します。その前月に1ヵ月近くかけて市民投票を行っているし。
瀬戸清文・瀬戸佳実の夫婦は「Chiku Chiku」のユニット名でも活動していて、2012年7月、東京新宿のLUMINEと伊勢丹のコラボ企画「LUMITAN」にその名が見える。
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【プロフィール】
ふたりのユニットで活動。2005年から羊毛フェルト作品を制作。イラスト・キャラクターデザインなどの仕事も手がけています。
【作品のマイモチーフ】
羊毛フェルトのわんこをカルトナージュのミニトランクとのセットで制作し、単に収納としてのトランクではなく、そこから広がる「空想の旅」用のトランクとして紹介します。どうぶつをメインに、刺繍やミニマスコットで青い鳥やてんとうむしなどのラッキーモチーフをあしらった商品です。
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フフーーーーン。前だったらはぁそうですか、ご夫婦揃ってよろしねぇ、で済んだところですが、ツルももうそんな甘ちゃんではないのだ、残念ながら(そこは宮川ヒロミ・詳子に対しても言えることである)。
Cartonnageとは、厚紙/Cartonで箱などを組み立て、紙や布を貼り付けるフランスの伝統的手芸技法。
佳実の現在の主たる活動領域は上記のとおり「フェルト」であろう(2012年10月「広報さんむ」のNo.79にはSUNムシくんの手製縫いぐるみを持った写真が載っている)。清文の守備範囲は「イラスト」である(学研の幼児/児童向けのシールブックやなぞなぞ絵本などを手がけている模様)。いずれもキャラクタービジネスには非常に近いところにいるわけ😪。
でも、それを言い出せば、ふと恐ろしい考えに思い至る。
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(2010.01.01 広報なりた)
このたびは本当にありがとうございました!成田市の皆様の投票によって選んでいただけたことを何よりも光栄に思っています。
まだぼんやりしたキャラですが「こんな性格だったら?」「家族がいてもいいんじゃない?」など、これからも成田市の皆様のご意見で、このキャラクターを育てていただけたら幸せです。
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この文を書いたのは、あるいはあの絵とあの絵を画いたのは、真実誰だったのでしょうか・・・?
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