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2016年4月23日 (土)

【特別編】「ご当地」をつくる人々:川上編 その2(花キラリ・りんりんちゃん・ちはなちゃん)

(承前)

木村作品もまた、続けて見ていくとげんなりしてきます。

「きみぴょん」のルーツというべきであろうのがこれ。

東京都杉並区 → 中央区
株式会社和穀の会「花キラリ推進委員会」
花キラリ マスコットキャラクター
木村直樹
花キラリ

「花キラリ」とは2000年に品種登録を受けた[お米]の新品種。コシヒカリ一辺倒の風潮の中、「お米屋さんだけのお米」として一矢報いようとする取り組みの中で2007年6月頃に発表されたキャラです。
真面目な趣旨だけど、でも、ピンクの[ヒマワリ]のかぶりモノを取ってミツバツツジを盛ったら「きみぴょん」だってのは・・・

もっと問題なのはその次。「花キラリ」の顔をそのまんまコピペした風情なのが2008年のこれ。

東京都板橋区
いたばし観光キャラクター
りんりんちゃん
木村直樹(板橋区:グラフィックデザイナー)
りんりんちゃん

ああ、お膝元なのに!
区の花[ニリンソウ]と[葉っぱ]のお帽子をかぶった妖精です。ネーミングが実は凝っていて、[凛]とした花を二輪ずつ咲かせるニリンソウの[リン]と、「板」「橋」の木偏が2つで[林]になることをかけて「リンリン」だそうな。うう、その手があったか(プチ蘊蓄にもならんが)。
因みにこの時次点だったのが清水浩美の「イータン&バッシー」(cf. 2012.12.24「その水は本当に清く澄んでいるのか − 下」)。

東京都板橋区
いたばし観光キャラクター
(優秀賞)イータン&バッシー
清水浩美
イータン&バッシー

これとて微妙に「花キラリ」キャラに似てると思うけど

もっと錯塩スタイルなものもあり。

千葉市
花の都・ちば 花のあふれるまちづくり イメージキャラクター
ちはなちゃん
木村直樹(東京都:グラフィックデザイナー)
ちはなちゃん

いや、左右対称性の強さから言えばむしろ池田克也風かな。2003年11月に発表されており、独立直後の仕事ということになる。

1951年にご当地の検見川の地中で見つかった2000年前(推定)の種子から発芽・開花し世界を驚かせた[大賀ハス]は、1993年4月に千葉市の花に指定されている(ずいぶん遅いな)。それを頭に乗っけた妖精という役どころです。
でも、「花のあふれるまち」のイメージにハスを用いるのも微妙に無理がある(ツルはハスの花は大好きですが)。そのせいかどうか、Wikipediaには;

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2014年9月 - 現市長に変わってからちはなちゃんの露出度が激減したことから、「代表降ろし」ではないかとして千葉日報に取り上げられる。

2014年12月 - 千葉市がちはなちゃんの利用制限方針を緩和する。

2015年2月 - ちはなちゃんの手作りぬいぐるみが市長応接室に飾られる。(市長応接室に飾られている千葉関連のマスコットたちの中にちはなちゃんがいないことから、花議連や観光議連からも疑問の声が上がり、市職員がぬいぐるみを手作りした)
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とまあ、些細に、いや仔細に書かれてます。

このデザイナーにもまた、独創的な個性より、最大公約数的に無難にまとめるというところは感じられる、並のガイダーよりもっと。

(続く)

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