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2016年6月26日 (日)

【番外編】青空に燕が おどって・・・:2(新潟県シンボルマーク)

(承前)

燕市章公募に関し、愚blogとしてまず気になるのは「類似」の件だけど、NCAD生による候補作品1〜3の中で唯一のDisadvantageとして小泉が挙げた、2の「他との類似」とはこれのことだろう(cf. 2013.08.07「宍粟市も踊る官兵衛」)。

〔作品番号2〕
原田豊子
燕市章(原田案)

兵庫県宍粟市章
硲 卓也
宍粟市章

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宍粟市の頭文字[宍]を図案化しました。
播磨の豊かな緑に包まれて、明るく輝き、元気に育って行く子供の姿をイメージし、人と自然が共に響き合いながら発展して行く新市の様子を表現しました。
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どひゃー。素人でもすぐに思い当たったぜぃw。
こっちは2005年2月の第21回山崎町・一宮町・波賀町・千種町合併協議会に決定報告され、同年4月の宍粟市発足とともに正式に制定されているから、原田はほんの3ヵ月ほど前に生まれたばかりのこの市章にインスパイアされて燕市章に応募した、のかもしれない。

何より問題だと思うのは、こんなものが類似調査をすんなり通ったことだよねぇえ。
小泉が「他の市町村に少し似ているかなという部分はありますが」だの、「矢印みたいな、この辺の色を変えることもできないことはない」だのと軽く流そうとしたのも看過できないポイント。特定の意思が働いていたという懸念/疑惑をどうしても打ち消せないんですよ。
ここは応募者を擁護すべきところじゃなくて、教え子を叱責すべきところじゃなかったの???

もしこれが本当に採用されていたなら、新生燕市は相当叩かれたことだろう。宍粟市との間でモメたかもしれないし、25歳と若い原田は、デザイナーとしてのキャリアを始める前から潰されてしまったかもしれない。だから、ほんとに危ないというんですよ。オブザーバーとしての、教職者としての小泉の責任もどう問われたことじゃやら。同じ危険な香りは、置賜自給圏推進機構からも嗅ぎ取れる。

もう一つ、ややこしいことがあって。作品番号4の小柴が宍粟市在住だという偶然があった。一時は某公募系BBSで、作品番号2が小柴作品ではないか(∴小柴は自分の地元の市章をパクった)とのあらぬ疑いをかけられたりもしている。

一方、類似の件はその小柴作品についても見ておかなければUnfairだろう。

〔作品番号4〕
小柴雅樹
燕市章(小柴案)

小泉が指摘していたのは1992年3月制定のこれ↓。

新潟県
シンボルマーク
新潟県シンボルマーク

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このマークは、新鮮で魅力ある新潟県を県民とともに築いていくためのシンボルとして制定したものです。
環日本海時代の拠点である新潟県の美しい文化、情報が世界に広がっていく国際性、積極性を表現し、「新日本海フロント・新潟県」のイメージをデザインしたものです。
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ううむ、まさかツバメのはばたきと日本海のモチーフとが類似するとは。五十歩百歩ではある、というかツルは宍粟市章の場合ほど気にならなかったけれど、同じ県内だから問題化しやすかったかもねえ。
いろいろ考えても、やはり小泉は宍粟市章のことも名前を明示すべきではなかったかと思う。あれは一体、Fairな説明だったと言えるのだろうか――?

作品番号5に対して小泉が叩いていた「蛍光色」問題については、決定約2ヵ月後、翌回の合併協議会で、小泉の指摘に沿う形で色指定が変更されている。

〔作品番号5〕
波多野保子(59歳:大分市)
燕市章(波多野案)

 ↓

新潟県燕市
市章
燕市章(最終版)

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この市章デザインについては、9月29日の協議会で、だいだい色については、蛍光色を使って色が出せないことや印刷等の際、経費がかさんでしまうことなどから、色の補正を行うことになっていたものです。
このため、標準色を用いてご覧のとおりの色指定をさせていただいたものです。
なお色指定にあたりましては、新市の市章デザインの選定についてアドバイザーをお願いしました、新潟デザイン専門学校の小泉修一郎先生からアドバイスをいただき、決定させていただきました。
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けっっっ。特色使う手間を指摘することがオブザーバーの仕事かよ。てか、いつの間にやら肩書が「オブザーバー」から「アドバイザー」に変わってやがるし。

しかし、燕市章ネタ、まだこれだけでは済まない。9月の決定発表時、燕市はサイト上の表示を間違えるという大ポカをやらかした。

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市章優秀賞の作者氏名と優秀作品の順番に誤りがありました。
関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことを心からお詫びして、訂正させていただきます。
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本公募では、どうやら列挙順を都度都度変えていたようで、それがこのミスにつながったものと思われる。この件、いろいろと波紋を広げていくのだけれど、それはまた別の機会に。

はーーあ、た・め・い・き。どこからどこまでグダグダな公募ね。結果として選ばれたツバメの市章は、ツルは好きだけど。

これも「学内コンペの門戸をちょっと一般に拡げた程度の公募」だったんですかね。「北は北海道から南は大阪まで、全国から素晴らしい66作品が応募」したという置賜自給圏推進機構シンボルマーク公募と、「全国各地から272人の方から総数406点(1人2点以内)の応募」を集めたという燕市章公募と、そこに違いがあるとはツルには思われないが。いや、そこに違いを認めてはならないと思うが。
公募は公募、です。

(続く)

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