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2016年6月15日 (水)

【番外編の番外編】Remember the Day(ブルービー)

(承前)

葉 祥明について調べていると、いろいろなことがわかってきた。平成28年熊本地震に関する支援活動を見ていく前に、まず。

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(2016.03.10 熊本日日新聞)

「あのひのこと」忘れない 葉 祥明さん原画展

熊本市出身の絵本作家、葉 祥明さん(69)が東日本大震災に遭った少年の物語を描いた「あのひのこと」の原画展が、南阿蘇村の葉祥明阿蘇高原美術館で開かれている。震災から5年。当時、南阿蘇を拠点に絵本を通して被災地支援をした人々も、「一人一人の痛みを忘れないで」と思いを寄せる。

作品は2012年3月に発行。津波から逃れた少年の恐怖や不安、祖父を失った悲しみ、新たな出会いの中で次第に前を向く心情を描く。海にのまれる町、がれきの山、避難所…。悲惨な光景を直視しながら、終盤の美しい海の絵には再生への願いも浮かぶ。
同美術館の葉山祥鼎館長(67)は「震災後、熊本でも多くの人が被災地に思いを寄せ支援活動をした。その気持ちを忘れたくない」と思いを語る。
同美術館や地域の絵本館らでつくる「南阿蘇えほんのくに」は、震災の3ヵ月後に復興支援イベントを開き、バザーの益金や会場で集めた絵本を、震災で親を失った子どもたちへ贈った。
企画に携わった、熊本市で絵本店を営む高野和佳子さん(60)は「『あのひのこと』は、今でもよく子どもたちに読み聞かせます。被災した方の痛みや悲しみを忘れずに語り継ぐことも支援の一つだと思う」と話す。
原画18枚の展示は4月末まで。入館料は一般450円、中高生250円、小学生150円。
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葉 祥明「あのひのこと」

ちゃんとやってたようなんですね、この人たち。そして皮肉にも、この会期中に熊本地震に見舞われたわけです。

被災後一月ほどで、次のようなアクションが始まった。

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(2016.05.20 毎日新聞)

幸せ運べ青いハチ 美術館が「応援Tシャツ」

ブルービーTシャツ
青いハチの「ブルービー」がデザインされたTシャツ=北鎌倉葉祥明美術館提供

熊本地震で被害を受けた熊本県南阿蘇村にあり、現在休館中の葉祥明阿蘇高原絵本美術館が、「幸せを運ぶ」と言われる青いハチのキャラクター「ブルービー」をデザインしたTシャツを作り、ネットで販売を受け付けている。売り上げは村への義援金や同館の修復費に充てられる。

同館は熊本市出身の絵本作家、葉 祥明さんの作品などを展示し、夏には館内の庭園でルリモンハナバチといわれる青いハチを見ることができることでも知られている。「ブルービー」は、このハチをモチーフに、葉さんの弟で同館の館長の葉山祥鼎さん(67)が企画したキャラクター。「KUMAMOTO NEVER GIVE UP!」というメッセージを添えた。
南阿蘇村は阿蘇大橋が崩落するなどの被害が出た。同館も敷地内に地割れが発生した他、断水もあり、休館を余儀なくされている。葉山館長は「Tシャツには『自分たちは諦めない』という思いを込めた。ハチが戻って来る8月までに、南阿蘇を少しでも元気にしたい」と話している。
Tシャツは同館のネットショップ(http://yohshomei-netshop.com/)で予約を受け付けている。発送は今月末ごろから。問い合わせは神奈川県鎌倉市の北鎌倉葉祥明美術館(0467・24・4860)まで。
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ルリモンハナバチ/Thyreus decorusはミツバチ科 or コシブトハナバチ科に分類されるきれいな青い縞柄の蜂です。

ルリモンハナバチ

「このハチをモチーフに、葉さんの弟で同館の館長の葉山祥鼎さん(67)が企画したキャラクター」とは随分持って回った言い方だけど、どうなんだろう、どう見ても葉 祥明の画風ではないしと思ったら、実は祥鼎もこのキャラクターの絵本を何冊か出していて、いずれも「作 葉山祥鼎:絵 テイジ」となっている。名前の相似にもしやと思って調べてみると、やはりこのテイジ/ハヤマテイジは祥鼎の長男で、スイス在住の画家なんだそうです。

ブルービー

今回はそのキャラクターをTシャツやトートバッグに仕立てて復興支援等のために発売したものらしい。ここにもがっちりFamily Businessができあがってるんですねえ(笑)。微妙に興醒めしちゃうけど。
どうせなら祥明伯父貴のイヌのキャラクター「Jake」を使う方が強力とは思いますがね。

前回書いたとおり、世の中はキャラがもう充満しているし、何より熊本県には巨神兵「くまモン」がいるし、この蜂キャラファミリーで着ぐるみ作って復興のシンボルになんてところまで想定しているとは考えにくい。そうなると絵本の方が販促品扱いに成り下がっちゃうような気がします。

現時点、復旧・復興への取り組みは端緒についたばかりだから、当然まだいろいろなことが出てくると思う。
取り敢えず、今はここまで。

(続く?)

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