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2016年8月20日 (土)

【番外編】♪輪廻は続くよどこまでも(氷川町章・八代市章・与謝野町章)

(承前)

さくら市章あたりから始まって思わぬ深みにはまっちゃった一連の長広舌、今回が最後です。

この公募のことがまだでした。

熊本県八代市
市章
河村真帆
〔2004年11月表彰〕
八代市章(最終版)

(優秀賞)
田中一則(57歳:鹿児島市:デザイナー)
立志哲洋(53歳:東京都江東区:デザイナー)
石田 隆(62歳)&石川和市(わいち)(52歳)(愛知県名古屋市:デザイナー)
安 起瑩(36歳)&山根衣代(31歳)(茨城県つくば市:デザイナー)

うはは、安&山根ペアがここにも入ってるぅもちろん「Y字をモチーフとした文様デザイン」です(失笑)。

河村の応募案には当初次のコメントがついていた。

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6市町村の[6]をイメージしたものに、新幹線の勢いを加えました。その中に、[昔の八代の市章]を少しアレンジしたマークを入れ、新しさの中にも親しみを感じさせるよう工夫しました。
八代の美しい自然をイメージした少し淡い[緑]で統一し、シンプルにまとめました。また、一目見たらすぐに覚えられるように、インパクトも出すように工夫しました。
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八代市章(応募案)

色彩のことはちとおいといて、うむぅ。ご当地では(旧)八代市と八代郡の鏡町・千丁町・竜北町・宮原町・泉村・坂本村・東陽村の8市町村での合併を目指していたところが、話がこじれた挙げ句に竜北町と宮原町が離脱した経緯がある。八代で「6」を強調するのも誠に如何なものかと思いますが、八代地域市町村合併協議会のサイトを見るとそれどころじゃない。

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合併の枠組みについては、「郡市一体を目指してきた経緯から、竜北町と宮原町の離脱は大変残念であるが、ここで白紙に戻すより、将来の八代地域の発展の方向を考えるべき」「これまでも広域合併の必要性を住民に訴えて来た」「鏡町の住民投票で大きな合併が支持されたことを尊重すべき」などの意見が出て、『6市町村合併』の方向性では早い時期から一致していました。
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あの子やその子なんていなくてもいいもーん、と言ってるのと同じ。たとえそれが事実であっても、こんなことを書くのは品位に欠ける所業です。こういう時にはね、「6市町村による合併の方向性に揺らぎがないことを確認しました」とでもしとかなくちゃいけないの。おわかり?

因みに竜北町と宮原町は2町で新設合併し、今は氷川町となっている。町章は今時珍しい非丸ブーで、逆に潔いと言いたいところですが、これがまた自己パクりで取り消しになったあの町章とそこはかとなく似とるのよ(cf. 2014.10.31「丸ブー艶競べ [3]」)。

熊本県八代郡氷川町
町章
及川利臣
〔2005年1月頃決定〕
氷川町章

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[ひ]を活かし、幸せと平和を呼ぶ青い鳥の飛翔するイメージをデザイン化。「ひ」の右側を3本にして「ひ」と[川]を一体化し、右肩上がりにすることで氷川町の町勢や町民の向上発展を表現しています。
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茨城県東茨城郡城里町
町章(案) → ボツ
及川利臣
〔2004年12月決定 → 2005年2月取り消し〕
城里町章(案)

ひやひやもんです。ま、そういう人だったんでしょう。(鬼籍に入ろうが決して容赦はしない。)

話を戻してと。八代市章のどこが田舎公募なのか。もちろん、プロセスがです。

2004.12.01発行の八代地域市町村合併協議会だより第26号にはこんな文章が載る。

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第二十八回の協議会で小委員会から提案のあった候補作品五点を一旦各市町村に持ち帰り、第二十九回協議会で出席の委員全員により投票が行われました。
投票の結果、八代市在住の河村真帆さんの作品が最優秀賞として決定しました。
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けれども一方でこうも書いてある。

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11月9日第29回合併協議会の協議に先立って、最優秀賞を受賞された河村真帆さんに賞金30万円と採用されるデザインのプレートが中島会長から手渡されました。
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え???では、最優秀賞を決める投票を行った第29回協議会に予め河村が招かれていて、審議前に表彰されたというの??まさかのあからさまな出来レース?
詳しく調べてみると、どうやらこれ、「第二十七回の協議会で小委員会から提案のあった候補作品五点を一旦各市町村に持ち帰り、第二十八回協議会で出席の委員全員により投票が行われました。」を誤記したもののようです。候補5点の提案がなされたのも第27回。

第27回 2004.10.12開催
第28回 2004.10.26開催
第29回 2004.11.09開催

真偽のほどは現在問い合わせ中、しばしお待ちを。

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【2016.08.26 追記】
2016.08.25、八代市役所総務部秘書広報課から返信がありました。やっぱりツルの推理したとおりだった由。
「本市ホームページには、訂正を入れる予定で考えております。」なんだそうです。まあ、10年以上問題にならなかったんだから、そこは今さらどうでもいいっすよ
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次は色変更の考え方について。

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応募された作品は、淡いグリーン色の一色でしたが、今後、旗や印刷物等に活用していくには、濃い色でインパクトを出すべきということや、最近の市町村章は、カラーバリエーションが豊かであるため、「ブルー・グリーン・オレンジ」三色の配色で構成することを併せて決定しました。
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だっさーーー。
この提案を実質的に行ったのは、候補5点絞り込みの委託を受けた熊本市の株式会社フォーカス。デザイン趣旨も次のとおり差し替えられた。

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6市町村の[6]をイメージしたものに、未来への躍動を加えた造形です。その中に、[旧八代市章]をアレンジしたマークを入れて、新しさの中にも親しみを感じさせるよう工夫しています。
外側の[ブルー]は川と海を、中央の[グリーン]は山と平野を、[オレンジ]はそこに生活する人々の熱い心を象徴しています。
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後半が大きく変わってますが、結局はデザインともども平均的なイメージの羅列に置き換わってしまっただけ。同社による各候補作品への評価は「地域的な片寄りがないか」に終始した印象であり、つまりはその結果がこれなわけ。
なるほど、「インパクト」ですか。けど、「ヨソがああだからウチも」という思考って、その「インパクト」を消し去る悪魔の囁きではないのかね?

おしまいに。熊本で次点に入ったこの作品↓ですが・・・

熊本県八代市
市章(優秀賞)
田中一則(鹿児島市)
八代市章(優秀賞)

1年後、2005年9月に京都でこうなったりしたらしい

京都府与謝郡与謝野町
町章
深川重一(56歳:大阪府)
与謝野町章

あーあ、またこのガイダーか。一回りして元に戻ってきた感じぃ。
深川より後にも、あるいは田中より先にも、似たようなデザインはきっとあることだろう。もうほんとにキリがないです

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