もはや盡きせぬ無明の闇キャラ(その17:みゅーあい郡山候補)
(承前)
三巻ネタからのつながり、もいっちょいきましょう。
2014年3月に発表された「みゅーあい郡山」のキャラクターは三巻のコレ↓が採用されたわけですが(cf. 2016.09.25「法三条 ――盗ル勿レ 騙ル勿レ 偽ル勿レ―― 二ノ巻」);
先立って同年1月末まで行われた人気投票の候補12点の中にこんなものが入っていた。
福島県郡山市
公益財団法人 郡山市文化・学び振興公社
郡山市勤労者互助会(みゅーあい郡山)
マスコットキャラクター
(投票対象候補 L)
(作者不明)
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優しく、見る方がほっとするようなキャラクターにしようと心がけ製作しました。
安心を表現した4つの[ハート]を組み合わせ、幸せの[四つ葉クローバー]を耳に見立てた優しい妖精です。
元気いっぱい勤労者が楽しく安心して働ける環境づくりのお手伝いをしています。
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[ハート]を抱き抱えたキャラというのも社協系 ―― って書くと「社共系」みたいだと思うアタシは昭和遺産―― を中心に多くあるから(cf. 2016.03.27〜31「新年度直前特別企画
4年次進級検定」)、もう繰り返しませんけど(大伏線)。
塩キャラ判定下すのに何の問題も感じない、約束どおりのお姿。けれど一言で言って、何だか気持ち悪いですねえ、顔のボコボコが。ハートの形に合わせたのだろうか??それとも実は隠れハンバーガー系??ぷっ。いずれにせよUnidentified Small Animal、謎の[USA系]です。塩キャラ中、「かわいくなさ」では次のものと一、二を争うよなあ。
【その165】
宮城県宮城郡利府町
利府町観光協会
観光イメージキャラクター
(優秀賞)りふぴぃ
塩崎まさよ
ツルは初め、ユズをプラットフォームにしたってなことかと思ったけど、そういうことでもありません。郡山市の市の木はヤマザクラ、市の花はハナカツミ、市の鳥はカッコウで、全然関係なさげだし。
・・・む??
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(Wikipedia)
ハナカツミは、『万葉集』を始め、古くから和歌などに多く詠まれた花。後に陸奥国の安積沼と結びつけられ、能因法師、前田利益、松尾芭蕉が現地を訪れて探したことで有名である。平安時代中期の歌人能因法師はイネ科のマコモをハナカツミとしているが、定説とはならず、古来どの植物を指しているのか論議となっている。前田利益は「此沼のかきつばたなり」と記し、芭蕉は『奥の細道』で、「かつみ、かつみと尋ね歩き」と、日が暮れるまで尋ね歩いたが、結局「更に知る人なし」と記し結論を得なかった。1974年には郡山市がヒメシャガをハナカツミとして市の花に指定した。また高澤 等は四条家で用いた田字草紋が「花かつみ紋」と称されたことなどから、デンジソウを花勝見として論考している。
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ふぇー、またえらくややこしい植物を選んだものだ。「前田利益」といってもピンときませんが、マンガの(パチンコの、と言ってもよろしい)「花の慶次」、前田慶次郎のことです。直江兼続とも関わりのあった戦国武将(cf. 2013.03.21「天に星、地に花、犬に愛。」)。実は単なる粗暴な傾き者ではなく、教養高く風流を好む数寄者でもあったのだよ。
(続く)
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