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2016年10月 8日 (土)

もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その169:津和野町キャラ候補・のしろブランド)

(承前)

美濃せんじゅ丸2

前回の本編で取り上げた「美濃せんじゅ丸」by まさよに商品名入りの幟を持たせた発想は、次のものと同じです。

【その36】
長野県松本市 松本商工会議所 松本山賊焼応援団 さんぞくん
塩崎あゆ美
さんぞくん2)

「美濃せんじゅ丸」が2012年5〜6月募集、9月発表なのに対し、「さんぞくん」も2012年6〜7月のデザイン募集で8月決定だからほぼ同じ時期。
うーん、発想の貧困を嘆くより、仙寿菜とか山賊焼とかの新規ビジネスの立ち上げに際して、宣伝のためのキャラクターを新規に作るってこと自体に疑問を覚えちゃう。

同じ頃、2012年7〜8月にデザイン募集され、10〜11月に投票にかけられたのがこれ。

島根県鹿足郡(かのあしぐん)津和野町
津和野町イメージアップキャラクター
(投票対象候補)
塩崎エイイチ
津和野町キャラクター候補

画質悪くてスミマセンねえ。今やこれがネットで見つかるベストなんですよ、「候補」だから。
[蔵]をモチーフにしたのだろうけど、下ぶくれの顔に紫頭巾かぶらせたら、「美濃せんじゅ丸」と見分けがつかんかも・・・

7点の「決選投票」対象候補のうちの1点で、この投票は在住者、在勤・在学者に加えて観光客も参加できる形だった。ま、注目されれば何でもよかったんでしょう。その割に、デザイン応募総数549点に対して投票総数719票と、いかにも盛り上がりに欠けた感じは否めない。投票期間は1ヵ月間と、かなり長目に取ってあったのに(しかも秋の観光シーズンにだよ)。

既に全国区の知名度のある観光地津和野で、なぜわざわざ「イメージキャラクター」ではなく「イメージアップキャラクター」としたのかはわかりません。
因みに12月頃決定した採用作品は、ご当地の弥栄神社の夏の神事、鷺舞をモチーフにした、竜田裕実(男性:東京都葛飾区:cf. 2014.09.11「祭りと金魚と男と女」)のキャラクターで、愛称は別途募集により「つわみん」by 熊谷かおり(神奈川県横浜市)と名づけられた。(因みに、あまり知られてないけど京都市の八坂神社にも鷺舞なるものが伝わっている。確かあれも夏の祇園祭の時だ。)

さらに言えば、次の類似品も僅かに遅れて2013年1月の発表と、ほぼ同じ時期。

【2013.08.19「PNまつり 第3弾」】
宮城県登米市
とよまスポーツクラブ 蔵っこ
キャラクター
カノン(大阪府)
とよまスポーツクラブ蔵っこ キャラクター

やっぱり、時期が近けりゃガイダーのデザインは似る。(そういう問題じゃないかな?いつもおんなじハンコ絵なんだし。)

画質悪いついでにもう一つ出しておくと。

秋田県能代市
能代商工会議所
のしろブランド 認定シール
塩崎エイイチ(66歳:デザイナー)
のしろブランド 認定シール

同会議所が2010年の10月頃から「キャラクター」として募集をかけており、一方「キャラクターデザインは能代市を印象づけるもので、シンボルマークとしても成立するものを希望」という、コウモリ的な立ち位置になっていた。逆から言えばシンボルマークのキャラクター化が進行中だったわけです。その後2011年1月になって同会議所が発足させた「ブランド推進会議」で、2月に決定された。微妙に後手後手です。

そんなわけで、ご当地のネットワークプロバイダー「白神ねっと」のサイト上に転がっていたPDFは、「キャラクターデザイン募集結果発表」と題されており、「現在デザインのアレンジ作業等を行っている関係上、白黒での表示とさせて頂きます。」と注書きがある(ほとんど流出モノのレベルやな)。

のしろブランド 結果発表

[の][し][ろ]による[へのへのもへじ系]で、塩崎作品のことだから[水滴]もきっと三色で表してあったハズ。実はここが某公募系BBSで食いつかれていて;

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334:2011/04/08 22:21
http://www.shirakami.../23nosiroburando.jpg
アユたんパパ

335:2011/04/08 22:25
↑よく見たら瞭君のパクリwww

あきらかにウケを狙った確信犯だな
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なんて書かれていた。確かに駒井 瞭のパロディである。「へのへのもへじ」も「指先から赤い血飛沫」も、駒井には沢山あるからねえ(cf. 2014.04.11「配達されない三通の手紙:二通目 第一葉」・2014.10.05「配達されない三通の手紙:四通目 第三葉」)。

〔2007年11月決定〕
東京都小笠原村 小笠原諸島返還40周年記念事業 シンボルマーク
駒井 瞭
小笠原返還40周年

〔2013年10月決定〕
東備西播圏域バス ていじゅうろう
駒井 瞭
ていじゅうろう

〔2013年6月デザイン決定・2015年7月愛称決定〕
愛知県半田市 ハルスくん
駒井 瞭
ハルスくん

互いに切磋琢磨ってことかい(爆)。

ともあれ、ここまでは一応順調にいってたようなんですが。
現在、同会議所サイトにこの認定事業のことは載っていない様子。シールのカラー版もどこにも見つからない。

ここからはツルの推測、というより臆測になりますが、それは東日本大震災のためにブランド戦略どころではなくなったからではないか。県北の日本海沿いのご当地(震度4)では直接的な被害は比較的軽微だったとはいえ、風評の問題が無視できなくなったからではないか。「能代」の名を冠することが、もし逆効果を生むとしたら。「絆」「復興支援」の美名が飛び交う陰で。

いや、実際に一度は認定品を選びもしたんですよ。4〜5月の登録期間中に6件の申請があって(少な過ぎ)、6月には;

・もみがらエコボード(有限会社寿建築工房)
・桧山納豆わらづと(元祖檜山納豆株式会社)
・しらかみ美人(なべや製麺株式会社)

の3点を第1回のしろブランド認定商品として選んだ(因みに3番目は平打ち細麺のうどんです)。2014年3月末までは認定シールを貼って売られていたはずなんだけれども。
しかし、この認定事業は今に続いてないようです。結果論だけど、タイミングが悪過ぎたのかもしれない。

願わくばまたいつの日か復活することを、before it gets too late。(その時はシールのデザインも変えてよね

(続く)

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