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2016年10月17日 (月)

【対決編】丸ブー艶競べ [24](南島原市章・島原市章・雲仙市章)

(承前)

雲仙天草国立公園

天草から「早崎瀬戸」を北へ渡ると、島原半島に辿り着く。

南高来郡

こちらは1889年(明治22年)の町村制施行時に、2町28村あった。全て「南高来郡/みなみたかきぐん」です。
この地図↑、なんかすごいねえ。雲仙を中心にして、各村が見事に縦割りとなっている(当時「町」だったのは、北東の海辺にへばりついてる感じのごく小さな島原町・湊町だけ)。火山とともに暮らしがあったんでしょう。天草の区割りと比べてみると違いは歴然。

天草郡

その後、1940年(昭和15年)に島原市が成立して以来平成大合併まで、基本的には島原市と南高来郡という構図でずっときてたわけですが。

まずは南島原市(赤)に上陸してみれば。

長崎県南島原市
市章
冨田謙次(54歳:奈良県葛城市:会社員)
南島原市章
応募総数 2,505点
人口 45,758人(2016.06.01推計;以下同)

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南島原市のイニシャル[M]をモチーフに青い海、美しい山々を図案化し地形を表しました。「南向きに生きよう」をテーマに住民の活気ある姿と新市の融合・団結と上部へ伸びる[三角形]は未来への発展をイメージした。
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2005年11月に「第22回雲仙地域合併協議会」で決定されたもの(プチ伏線)。こういうのは「丸ブー」とは言わんのかね?三角の山々は当然雲仙を意味していると思うんだけど。
この公募では地元の小学4年生〜中学生に対してアンケートを取っており、冨田作品は43.3%の得票率(1,410票/投票総数3,257票)で第1位だった。候補が10点あった(ただし丸ブーだらけということでもなくて、そこは審査員の見識を感じる)ことを考え合わせれば、ぶっちぎりだったと言えるだろう。

そりゃまあいいんだけれど、本公募では候補10点の作者の氏名が最終選考前に明らかにされており(天草市章に選ばれた一戸健一の名前も見える)、その意味でプロセス上はアウトですね(ばっさり)。お逝きなさい
ついでに言えば、2,505点 → 10点への絞り込みは『「南島原市」市章選考委員会』から「長崎県窯業技術センター」に丸投げされ、実質的にはその結果と前述のアンケートで決まってしまったことが合併協議会の資料から読み取れるので、やっぱり田舎公募です(ぴしゃり)。

海岸線沿いに東へ回ると、次に出会う島原市(紫)の市章は伝統的スタイル(1940年4月制定)。

長崎県島原市
市章
島原市章
人口 44,923人

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島原市は山を負い、海に臨む風光明媚の地にして、4個の[マ]を配して“シマ”を現し、円満な市政と市民協和を象徴す
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平成大合併では(旧)島原市が有明町を吸収合併しただけだったので、大日本帝国憲法下、軍靴の響き高き時代のものを今も使っているわけね。昭和の自治体章にはこうした[カタカナ遣い]+[地口]のものが相当多くて、それが当時のテンプレートだったのだろう。
・・・・・アレ!?なんか変だぞ!?「有明町」なる地名は天草にも確かあったよね。気がつかれたでせうか。

この地名は、字/あざなどまで含めれば各地に結構存在する。特に九州と北海道に集中しているのが面白い。

長崎県南高来郡有明町/ありあけちょう(2006.01.01〜 編入合併により島原市有明町)

熊本県天草郡有明町/ありあけまち(2006.03.27〜 新設合併により天草市有明町)

佐賀県杵島郡有明町/きしまぐん ありあけちょう(2005.01.01〜 新設合併により白石町/しろいしちょう)

鹿児島県曽於郡有明町/そおぐん ありあけちょう(2006.01.01〜 新設合併により志布志市有明町)

福岡県柳川市有明町/ありあけまち

福岡県大牟田市有明町/ゆうめいまち

北海道苫小牧市有明町/ありあけちょう

北海道三笠市有明町/ありあけちょう

北海道滝川市有明町/ありあけちょう

北海道恵庭市有明町/ありあけちょう

長崎、佐賀、福岡、熊本の有明町はいずれも有明海に因むものだろう(微妙に僣称っぽいけど)。自治体としてはどれも消滅してしまいましたが

ほとときす なきつるかたを なかむれは
 たたありあけの つきそのこれる
   後徳大寺左大臣

道草食うのはこのぐらいにしてと。さらにぐるりと海岸線を辿っていけば、ついには雲仙市(ピンク)に至る。

長崎県雲仙市
市章
工藤和久(40歳:青森県弘前市:自営業)
雲仙市章
応募総数 2,256点
人口 43,365人

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雲仙市の[U]の文字を基調に、豊かな自然の雲仙市を象徴的に表現しました。[橙]は太陽、[青]は空と海、[緑]は大地で自然に恵まれた雲仙市をイメージしました。
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あやー、最後にこのガイダーがきましたか。何も語ってないね、やっぱり。
選んだのは2005年8月開催の「第22回雲仙合併協議会」。前述の「第22回雲仙地域合併協議会」とは別物ですよ(苦)。
しかしナンでげすな、これが雲仙市章じゃなくて南島原市章だったとしても何の不思議もないという、うはは。

福岡出身のツルは子供の頃から、関東に「上福岡市」(埼玉県:現 ふじみ野市)や「東久留米市」(東京都)があることに違和感を持っていた。なーんか二番煎じっぽい気がしてさあ。でも九州にも二番煎じの二番煎じができちゃったのね(ごめんよジモティm(__)m)。

(続く)

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