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2016年10月 2日 (日)

【番外編】繰り返すこのMonoRhythm 〜〜ただ繰り返す〜〜 二番(彩のきずな)

(承前)

前回、大御所クラスとして金津 博を爼上に載せたからには、この公募ガイダーのことも取り上げないわけにはいくまい。でも今回は豹変君子が豹変しなかったというケースです。

2016.04.15に愚blogにいただいたコメントによると、3月25日にこんなものが発表されていた(ぽぽさま、情報ありがとうございました)。

埼玉県
埼玉県米消費拡大推進連絡協議会
県産米新品種「彩のきずな」 ロゴマーク
深川重一(大阪府和泉市)
彩のきずな ロゴ

これが、2011年12月に発表された次のものに似ているわけ。

【2013.01.03「その川は本当に深く淀んでいないのか − 上」】・【2014.08.17「果てなく重く深い闇 壱」】
長野県中野市
日本きのこマイスター協会
マイコファジスト普及ロゴ
深川重一
マイコファジスト普及ロゴ

ブランド米の認知拡大 vs 茸の摂食拡大。深川の頭にはすぐにマイコファジストのことが浮かんだことだろう。それは作品説明を読めばはっきりする。

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[お米]、[笑顔]、[ハート]をモチーフとして、高品質な県産米「彩のきずな」をアピールする、かわいく親しみやすいロゴマークを表現。
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[きのこ] [] [笑顔]をモチーフに組み合わせてデザイン化しました。全体で「マイコファジスト」の普及をアピールする親しみやすいロゴマークを表現しました。
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ああ、コメントまでが手抜き。「時期が近けりゃデザインは似る」ではなく、「時期が離れててもデザインは似る」の好例です。
・・・いや、深川はむしろ4年以上前の自作のことなど思い出しもしなかったろうか?・・・だったらもっと深刻ですが。

結果的にであれどうであれ、デザインが似ちゃったというのは救われないわけだ。だから、制作上そこは十分に注意しなきゃいかんところでしょ。通常のクライアント相手だったら仕事を干されちゃうところじゃないの?

ちょっと話題を変えまして。
この公募はロゴマークとキャッチコピーとを同時に募集したものです。「絆」と言えば今も多くの人が「東日本大震災」と答えるだろう。だから、こうしたものを考案する上において、なぜこの名前をつけたのか知りたいと思ったのだけれど、それは探し出せませんでした。代わりに募集要項で見つけたのはこんなもの。

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<募集内容>
【ロゴマークの部】
・埼玉県産米のイメージをわかりやすく表現していること。
・親しみやすく「彩のきずな」の特徴を表しているもの。
・他の産地・品種とのちがいがわかるもの。

【キャッチコピーの部】
・「彩のきずな」の美味しさやイメージが伝わること。
・埼玉県産米であることが伝わること。
・埼玉県に住んでいる人、埼玉県で働く人に伝わりやすいこと。

★「彩のきずな」の特徴
・埼玉県が新たに開発し、県内でのみ作付しているお米。
・ごはんの粘りが強く、なめらかな食感の美味しさ。
・暑さに強く、病気や害虫にも強く農薬を減らした栽培ができる安全安心なお米。
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弩馬鹿。これだけで考えろってんだから無理がありますよね、はなから。ここに書かれた「特徴」で、デザイン上「他の品種との違い」が表せますか?深川案を含め、入賞作品はいずれもそれに成功していない(画像は省略しますが)。

〔ロゴマーク〕
(優秀賞:応募順)
大塚明子(東京都目黒区)
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[彩]という漢字に[米]の字を入れ、創作文字のようなイメージで作成。
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鳴海 徹(北海道札幌市)
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若い消費者を意識した、和風でモダンなデザインの作品。
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小見 忍(福岡県糟屋郡)
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[風呂敷]で[お米]を包み届けるイメージを表現し、“和”を意識したデザイン。
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また、「埼玉県在住/在勤者に伝わりやすい」を志向するのであれば、それは本来、デザイン制作側ではなく制定側、というより商品販売側がマーケティング上で負うべき責めだろう。あるいは何かえ、埼玉弁でも使えってなことだったんですか?だったらそもそも全国公募にしたこと自体、妥当だったのか否か。

〔キャッチコピー〕
(最優秀賞)
江森光司(埼玉県蓮田市)
「もっちり、つやつや。彩の国からの贈りもの」

(優秀賞:応募順)
寺田愛由美(東京都江東区)
「人々のきずなをむすぶ彩の米」

鈴木章仁(神奈川県相模原市)
「この粘り強さが、きずなです。」

井澤朝子(東京都小金井市)
「埼玉のもっちりなめらか新食感!」

ほら、これらも上述の「募集内容」をクリアしているとは言い難い。埼玉弁を含めww埼玉県民にアピールするものは使われていないし、何より「食味のよさ」がどれもストレートに伝わってこないのは致命的。井澤案なんて「埼玉産小麦粉と埼玉産米粉で作った米粉入り食パン」にだって使えちゃうわけで、そんなものはコピーとしてどうなのよ。

結局、内向きか外向きかはっきりしない企画だったことが明らかになっただけです。同協議会の会長は埼玉県副知事の岩崎康夫、事務局は埼玉県農林部生産振興課主穀担当。しっかりせんか、埼玉県!

そもそも募集の意図はどこにあったか。

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埼玉県では、34,000haの水田で170,000tのお米が生産されており、品種別では「コシヒカリ」が4割、本県オリジナル品種「彩のかがやき」が3割となっています。
県では県産米のさらなる品質向上を目指し、これまでの品種より大粒で、粘りが強くなめらかな食感で美味しい、本県オリジナル新品種「彩のきずな」を育成し、平成26年度から一般生産を開始したところです。
おいしく安全・安心な高品質なお米、「彩のきずな」を主力品種の一つとして位置付け、生産拡大を図っていくこととしております。
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制定側としては、現在主力の「彩のかがやき」を超える品種になってほしいという願いがあったわけで、しかし結局それはロゴマークでもキャッチコピーでも表されなかったと思う。

はー、大粒なんだってよ、深川おじちゃん。大阪の深川おじちゃんちじゃこれから1年間埼玉のおいしいお米を食べ続けられるんだ、いいなー。(お米60kgってすごいなあ!)お米の袋にはおじちゃん作のマークが入るんだってね!!

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