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2016年11月21日 (月)

続:デザイン文化に対する暴挙を許すな(ぺるりん)後編

(承前)

ぺるりん

その後も市長の口撃は続いた様子。

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(2016.09.15 伊豆新聞 抜粋)

〔前略〕

本紙の取材に対し福井市長は、将来的な補助金の削減についても「検討している」と発言。青年部は商標登録を済ませ、15日には事業者向けの説明会も予定していたが、突如日程を延期するなど影響が出始めている。

〔中略〕

ぺるりんは黒船祭で訪れた米兵らにも人気があったが、福井市長は「相手(下田)を気遣った社交辞令のようなもの」と一蹴する。実在の人物をモデルとしたゆるキャラには「出世大名家康くん」(浜松市)などがあるが、「家康は国内の人物だが、ペリーは外国。外の人物を勝手にこのようなキャラクターにすることは外交上失礼」と主張し、立場を崩さない。青年部はぺるりん作成前、講師を招くなどして後に問題が生じないようキャラ設定含め研究を重ねたが、今回の事態については「完全に想定外だった」(高橋さん)と肩を落とす。
「表現の自由があるのでやるのは構わないが、市の公式行事には出ないでほしい」と一貫した姿勢の福井市長。青年部関係者からは「市と手を携えて下田を盛り上げていきたいと思い、作った。いっそ(キャラを)なくすことも考えた方がいいのかもしれない」という声も漏れ始めるなど、困惑の色が広がっている。
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うわーー、何じゃかこの市長sign02ツルはご当地キャラやその乱立にはアンチのスタンスではあるけど、これでは理屈が立たないと思います。ここでもし市長が「ゆるキャラなんぞ活性化の足しにもならん」とズバリ言ってのけたんであれば、全く様相が違ってきていたろうに。その方が愚blogでももっと重く取り上げたのに。

この件はネット上でいろいろ取り沙汰されたわけですが、興味深かったのは「一太郎」氏の次の書き込み。

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(2016.09.16)
この福井市長は、防衛大学出身でその教授も務めていたんですね。その防衛大学がある横須賀市の、よこすか開国祭イメージキャラクターはペリー提督、小栗上野介をモチーフにした「ペリリン」と「オグリン」ですよ。横須賀市も公式のものとして扱っています。2005年からなのでもう10年経ちました。
仮にも市長なのですから、他の自治体が10年以上も公式に活用している状況を考えたら(しかも自分にも関わりがあった自治体です)、偉人を茶化しているなどと発言していいのか考えるべきです。
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うはは、チクリとやられました。ケネディ駐日米国大使が聞いたら笑い出しそうである。

結局のところどうなったか。

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(2016.09.28 朝日新聞 抜粋)

静岡県下田市の福井祐輔市長は27日の定例記者会見で、下田商工会議所青年部がつくったゆるキャラの「ぺるりん」について、「全国的に報道されて有名になった。これを生かさない手はないので、独り立ちできるまで市としても支援を続ける」などと述べ、市の補助金を来年度も続ける考えを明らかにした。

〔後略〕
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あほちゃう、と思っていたら、全てコミコミ、まさかのstealth marketingだったとか??

結局、商標使用許可説明会は10月20日に開かれたようです。

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(2016.10.07 下田商工会議所青年部サイト)

ぺるりんを広告や商品に使用することで、下田らしさとは何か…を今一度考えて頂き、趣向を凝らしてオリジナル商品を開発する楽しみを感じて頂き、経済活性の一助として役立てて頂くことは、商工会議所青年部が下田独自のキャラクターを作ろうと思い立った、大きな理由の一つです。
当初9/15を予定していましたが、彦根市訪問後の10/20とさせて頂きました。
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こっちの方が、おっとなーーheartな対応。「彦根市」とは、10月15〜16日に開催された「ご当地キャラ博 in 彦根 2016」のことを指してるんでしょう。いろんなキャラから激励を受けて帰ってきたはず(笑)。

エラい人の気まぐれで下が右往左往するのは、どこの世界も同じなのネ(苦)。ツルも明日からガンバろっと。

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コメント

ぺるりん、「世界キャラクターさみっとin羽生」にも参加。ステージ上でもこのことが話題となり、会場では沢山のファンや関係者からたくさんの激励をもらっていましたよ。

こりんごさま

いつもおいでいただき、ありがとうございます。

おお、やはり行かれましたか、彦根。
ある意味、ぺるりんは今回の話題の中心、台風の目だったんじゃないでしょうか?(ツルが言うのもおこがましいですが。)商工会議所青年部の面々も大いに意を強くして帰ってきたでしょうねえ。

前途多難な船出をする者ほど、あとはうまくいくものかもしれませんね。ご当地では関係者に熱意があるようですし。

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