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2016年11月16日 (水)

【番外編】汝 我が名を妄りに呼ぶ勿れ:第九声(ゆめ&未来・みらいくん&のぞみちゃん)

(承前)

一般名詞的キャラ愛称、もう少しだけ、いきませう。

「夢」と「未来」、両方まとめて面倒見ちゃったのが、いにしえの歴史もゆかしきこのご当地。

福岡県太宰府市
イメージキャラクター
ゆめ&未来
〔2002年制定〕
ゆめ 未来

うわっ、ゆる〜〜〜(笑)(笑)。市制20周年記念ということぐらいしかわかりません(ということは「活動/利用が低調である」ってこととほぼ等価である)。
太宰府でわざーわざ未来志向にせんでもよかとにくさ、って思いますけどねえ、福岡市出身のツルとしては。「いにしえくん」「うめかちゃん」ぐらいでよかったっちゃないと
ア、でもそれ言ったら京都の「未来くん」だって「みやこ丸」とか「牛若くん」とかでよろしおす、てなことになるのか(笑)。

てかさ。率直に言ってこれ、太宰府市のイメージダウンにつながりかねないキャラクターだと思う(酷評)。
ジモティなら多分同意してくれるのじゃないかと思うんだけど、福岡県内に「よそとはちょっと違う特別な場所」というのは二つあって、それは福岡市でも北九州市でもなくって、一つは筑紫太宰府、もう一つは水郷柳川。そんなイメージを完全に裏切ってますねえ。

このペアに負けないほどユルいのがこのカップル。

埼玉県入間郡三芳町
マスコットキャラクター
みらいくん&のぞみちゃん
〔1989年&2010年制定〕
みらいくん のぞみちゃん

つき合ってるんだぜ、この二人。みらいくんは三芳村成立100周年記念、ガールフレンドののぞみちゃんは町制40周年記念で制定されたもの。なんと21歳の歳の差をものともせずという(励みになるわー)歳の差カップルだからファッションセンスも微妙にちぐはぐ、だけど気にしない気にしない。

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三芳町に在住在勤している方々から名称を募集したところ250点もの応募がありました。その中から三芳の未来を創るマスコットということで「みらいくん」と名付けられました。
みらいくんは「水の精」で一滴の「水の[しずく]」がやがて流れとなり、川となって大海にそそぐ、その自然界の源ともいうべき「しずく」、そしてすべての生命の源でもある「しずく」のいきいきとした躍動感を表したものです。
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思わず「泡沫」という言葉が頭に浮かんでしまいました。
いやそりゃ「みらいくん」命名の由来は(どうでも)いいけれども、なんでご当地で「水の循環」をモチーフにすることになったの?説明しているようで何も説明してないぞ。大きな川があって[M]のイニシャルを持つところならどこにでも移籍できちゃうじゃん。例えば梓川の流れる松本市とか、川の名前がそのまま町の名前になってる山形県最上郡真室川町とか。ご当地三芳町に町民の誇りとなるような川があるんでしょうか?(荒川水系の柳瀬川というのが流れてますが、80年代初頭まではむしろ汚れ川として知られてたからねえ。微妙なところです。)

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三芳町に愛着のある方々から名称を募集したところ533点もの応募がありました。その中から町の豊かな大地で生まれた生命が、やがて大きな実りをもたらすことをイメージし、まちの未来が希望に満ちたものになることを願い「のぞみちゃん」と名付けられました。
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のぞみちゃんの勝ち。しかし「三芳町は[川越芋]の産地です」とおおっぴらに宣言することはさすがに遠慮したわけね。

でも、泡沫とは言い丈、あの十六茶キャンペーンにも登場したぐらいだから(2015年になってだけど)、精一杯がんばってるんですよ、きっと。

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このSubseriesで取り上げてみただけでも、一番古いものは1984年の京都府「未来くん」まで遡る。以来、かれこれ30年以上もおんなじ発想をずっと繰り返しているんですね。この国のデザインの停滞を招いているのはご当地公募である(命題だが断言)。まあもっとも、上掲中にも愛称は別途募集ってのがもっと含まれてるかもしれないし、人間の子どもの命名としても「みのり」「のぞみ」なんかは昔から男女ともにあったわけだし、「げんき」「ゆめ」「みらい」をつける例も増えているだろう。「きらら」は・・・あんまり考えたくないな。

あれこれ考えてツルはやっぱり、ご当地キャラの愛称が似ていたらほんとにいけないの?と思いますね、基本的には。

例えば、吉本芸人に「宮川大助」と「宮川大輔」とがいる(嫁の花子と組んでるのは前者です)のはまあ微妙にウザい。それはわかる。自治体名なら、群馬県には以前「東村(あずまむら/あづまむら)」が5つもあったというのは実際不便だったろうなとは思う。
けど、上述のようなキャラ愛称かぶりに、どんな不都合がどれほどあるというの?カリカリ改名するほどの問題なわけ?「効果的でない、賢明でない」てとこはあろうにせよ、それも本質的には not「類似してるから」but「一般的過ぎて記憶に残りにくいから」だろうし。

ここら辺、デザインが類似するケースとイコールではないんです、ツル的には。この頭の中には、「キャラ愛称=単なる符丁に過ぎない」という意識、いや無意識があるのかもしれない。名は体を表すというけれど、「キャラクター」とはいえ結局は人格性の薄い存在を、ツルは「モノ」として扱ってるんでしょうかね。

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