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2016年12月17日 (土)

【番外編】友は類似を招ぶ。(宜野湾市男女共同参画・西尾市国際交流協会20周年)

(承前)

 

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愛知県津島市
市制施行70周年 記念ロゴマーク
(佳作)
小池友基(群馬県高崎市)
津島市70周年

 

この[love peace顔]、梅村元彦か濱口温男かと思うたがな(+_+)、若いのに。
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不思議なもので、愚blogを書いていて、ツルがなぜだかペアで連想してしまう公募ガイダーというのはある。例えば中本竹識と工藤和久とか、井口やすひさと駒井 瞭とか、金津 博と彦根 正とか、市原麻奈美と小山朝子とか、立志哲洋と信貴正明とか。特に作風が相似通ってるとまでは思わないけど、名前や年齢やキャリア、得意ジャンル、あるいは居住地、名義の使い方やデザインの使い回しの手口等諸々から、ついそんな風に感じちゃう。

 

梅村元彦と濱口温男(はるお)もそんなセットの一つ。まずは梅村からいってみようか。

 

沖縄県宜野湾市
男女共同参画 シンボルマーク
梅村元彦(愛知県春日井市)
宜野湾市男女共同参画

 

イニシャル[ぎ]によるお得意の[へのへのもへじ系]だけど、ああ、このふにゃふにゃ感がいかにも梅村。もちろん小池の津島市70周年ロゴマークよりずっと前です。

 

2010.01.30の「男女共同参画都市宣言記念式典」で表彰が行われていて、その時の司会のシナリオが非常に興味深い。

 

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本市では、男女共同参画社会の実現に向けて、市民意識の高揚と醸成を図ることを目的として、男女共同参画に関する標語、シンボルマークを募集いたしましたところ、市内外から標語の部191点、シンボルマークの部172点の応募があり、その中からそれぞれ最優秀賞1点、優秀賞3点を決定いたしました。特に小学生からの応募が多く、中にはこんなものがありました。「母と父 父は掃除で母料理 交互に頑張る母と父」や、「お母さん 家事も仕事もできてるぞ」父母協力や母の頑張る姿を素直に表した言葉や、「跡継ぎの 男ばっかり大切にする」「女の子 男の子より損してるみたい」など、子どもの目から見ても存在する男女の差を訴えた作品もありました。
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こんなことまではっきりしゃべったんだ!男系長子相続の思想的伝統が今も根強く残る沖縄で、「男女共同参画」「男女平等」と声を上げるのには、深く重い意味があると思う。(でもそこで選ばれたのがこのテンプレデザインじゃがっかりだが。)

 

〔標語〕
(最優秀賞)
福永ジャネイ幸(さち)(アメラジアン スクール・イン・オキナワ 中学3年)
「お互いに 未来を掴もう 共同参画」

 

(優秀賞 小学生の部)
島袋 響(宜野湾市立長田小学校3年)
「びょうどうに 心ゆたかに 生きるまち」

 

(優秀賞 中学生の部)
屋比久智誠(やびく ともなり)(宜野湾市立普天間中学校3年)
「男女平等 その考えが社会を変える」

 

(優秀賞 高校生・一般の部)
當山菊枝(宜野湾市)
「ありがとう お互いさまよ いつまでも」

 

〔シンボルマーク〕
(優秀賞 小学生の部)
渡久地花奈(宜野湾市立嘉数(かかず)小学校5年)

 

(優秀賞 中学生の部)
島袋孝一朗(宜野湾市立真志喜中学校3年)

 

(優秀賞 高校生・一般の部)
八田えりな(沖縄県立普天間高等学校1年)

 

よく見りゃ梅村以外全員ジモティっす😅。

 

ここで道草、「アメラジアン スクール・イン・オキナワ」とは何か。特定非営利活動法人の形態を取って運営されている、Amerasianの子供たち(特に、米軍属の男性と沖縄の女性との間に生まれた場合を言うのだと思う)のための学校です。

 

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日本の学校教育法で定められた「学校」(一条校)ではなく、専門学校、各種学校、インターナショナルスクールでもありません。小・中学校課程の生徒は居住区の公立学校に学籍を置き、アメラジアンスクールで学んだ日数が公立学校の出席日数としてカウントされる「出席扱い」の措置で、進級、卒業をしています。

 

〔中略〕

 

校舎は、宜野湾市人材育成交流センターめぶきの1階部分です。小さい運動スペースはありますが、校庭、体育館、プールはありません。
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標語等の制定から3年後、同スクールの創立15周年を報じた新聞記事にはこう出ている↓。

 

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(2013.06.02 琉球新報 抜粋)

 

〔前略〕

 

スクールは自身もアメラジアンの母親であり、現在スクールの校長を務めるセイヤーさんらが1998年に設立した。外見や文化の違い、言葉の壁のために一般の学校になじめないアメラジアンの子どもたちを受け入れ、英語と日本語で“ダブルの教育”を施す、無認可のフリースクールとして出発した。
セイヤーさんは「情熱と夢以外には何もなかった。困難な道のりの始まりだった」と創立当時を振り返る。周囲からの非難もあったが、沖縄人権協会や沖縄弁護士協会の助言がセイヤーさんらの活動を後押しした。創立翌年の99年には宜野湾市と沖縄市、2000年に浦添市が正式に民間教育施設と認め、スクールへの通学を公立校の出席としてみなすことを決定した。
「多くのアメラジアンは日本でもアメリカでも疎外感を感じる。彼らの居場所をつくってあげたい」という一心でセイヤーさんは15年間、アメラジアンの学習環境向上に尽力してきた。「役所の窓口やホテルなど、さまざまな場でバイリンガルの人材が求められている。スクールの子どもたちには沖縄を担い、国際的に通用する人材になってほしい」と、未来に期待を寄せた。
同スクール卒業生で、沖縄国際大学1年の福永ジャネイ幸さん(18)は「(スクールでは)同じような境遇の子たちが家族のように毎日一緒に勉強する。アットホームで楽しい学校生活だった」と振り返る。大学では簿記の勉強に励んでおり、「将来は国際税理士になりたい」と夢を膨らませている。
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沖縄国際大学は宜野湾市にある、そして米軍海兵隊の普天間飛行場も。基地の街で福永自身も未来を掴みかけているわけです。

 

おまけ。
上記の式典に欠席した梅村はメッセージを寄せたんですが。

 

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今回のシンボルマーク応募に対して、多数の作品の中から最優秀に選んでいただきまして誠にありがとうございました。私は地元で地域役員をしておりまして、交代の時期と重なりまして記念式典に出席できなくなり誠に残念です。今後とも宜野湾市の皆さまが元気でご活躍されることを愛知の地よりお祈り申し上げます。
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えっ!ガイダーが公募以外に社会との関わりを持っている!!初めて見たような気がします、新鮮な驚き(笑)。

 

ふにゃふにゃのlove peace顔、もいっちょいっとくか。

 

愛知県西尾市
西尾市国際交流協会
設立20周年 記念ロゴマーク
梅村元彦(愛知県春日井市)

西尾市国際交流協会20周年

 

いいデザインじゃないよね。[地球]はまあ目をつぶるとして、顔の部分が[西]というより「百」にも見えちゃうから、「国際交流で120周年!?」なんてあらぬことを考えちゃった。それに外国人は漢字読めないわけだし。2013年3月発表。

 

(優秀賞)笠井 誠(西尾市)
(会長賞)伊東 栞(秋田市)

 

ええと、てんこ盛りになっちゃったんで、濱口のことはまた改めて。

 

(続く)

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