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2016年12月24日 (土)

幻の企画、今夜復活【特別編】聖誕祭の!PNまつり!! 第19弾(宇陀市ナンバープレート)

(承前)

久しぶりにご当地ナンバープレートを取り上げた流れで、こんなものも・・・。

キャラにせよロゴにせよ、さすがにご当地塩崎在庫も少なくなってきて、いきおい真贋判定が極めて困難というケースも出てまいります。ま、実態のよくわからぬ(しかもそれを貫き通している)闇の一族を相手にしてるわけですから、そこは承知のうち
次のものも、【無明の闇】に入れようか、【PNまつり】に分類しようか、大いに悩みました。今も迷ってはいる。でも後者で突っ走ることにします、鑑定の精度より与太話としての面白味を狙って(こらこらこら)。

奈良県宇陀市
オリジナルナンバープレート
森田モアイ(ペンネーム:大阪市)
宇陀市ナンバープレート

宇陀市誕生10周年を記念して公募されたもので、2015年11月の「広報うだ」119号で「本人希望により、ペンネームで紹介」されている。うーん、画風から塩即断!!というほどでもないしなあ。
いかがでせう。これを真正塩類と認めていいんでしょうか。それともやっぱし有象無象の錯塩化合物の一種として捉えるべき???

この公募では、作者の制作意図も、制定側の説明も珍しく公表されていない。こうなりゃ意地だというわけで、ツルが見立てた盛りアイテムは次のとおり。

まず、背景の山並みの中央は、[大和富士]の異名を持つ標高812mの額井岳(ぬかいだけ)だろう。

額井岳

[五重塔]は真言宗の古刹、女人高野の名で知られた室生寺(むろうじ)の国宝。[太鼓橋]も添えられている。開けた山頂にあるように描かれてますが、実際はそうじゃない。この塔、二昔ほど前、1998年9月の台風で横っちょの杉の大木が倒れてきて屋根や軒が損壊するという相当な被害を出したあれです。その後、2年がかりで修復されて元の姿を取り戻した由(その際の分析によって心柱は「鳴くよウグイス平安京」の794年頃に伐り出されたと判明したそうだから、相当なもん)。ツルとしては、周りの木を少しは伐り払えよなんて思っちゃうけど、なかなかそうもいかないのかしら。
因みに室生寺はシャクナゲの名所であり、お隣の桜井市にある長谷寺(この秋詣でましたわ)のボタンとともに「牡丹の長谷寺、石楠花の室生」と並び称されるけど、そこは表されていません。

代わりに春ネタとして描かれたのは、後藤又兵衛基次にゆかりの[又兵衛桜]、またの名を瀧桜。この戦国武将は後半生をご当地で送ったと伝わる。この桜、2000年のNHK大河ドラマ「葵 徳川三代」のオープニング映像で使われたものだそうで。

秋の[紅葉]については、市の木がモミジなのかと思ったら、それはヒノキ。しかし、2013年4月から「ワールドメイプルパーク 奈良カエデの郷 ひらら」という施設がオープンしているので、そこを表しているのかもしれない。カエデ/モミジ類の個人コレクションが市に寄贈されたもので、1,200種類、3,000本を集めてあるそうな。

空いたスペースに秋のもみじや春の花をなんとなく散らすパターンは、他の塩ナンプレにも例があった。

【その98】
埼玉県行田市
原付バイクご当地ナンバープレート
(優秀賞)
塩崎歩美
〔2014年2月発表〕
行田市ナンバープレート(歩美案)

【その170】
愛知県新城市
ご当地ナンバープレート
塩崎榮一
〔2015年8月発表〕
新城市ナンバープレート

【その170】
大阪府大東市
ご当地ナンバープレート
塩崎榮一
〔2015年12月発表〕
大東市ナンバープレート(最終版)

あれっっ!?[太鼓橋]って新城市にも登場しとったんや!!!!まるで注目してなかったけど。塩確率、やや上昇。
因みに大東市で描き込まれたキャラ「ダイトン」は前田まさかつ作品ね(cf. 2014.01.26「泣きキャラ評定記 甲ノ巻」)。

ご当地は2006年元日に宇陀郡の大宇陀町・菟田野町(うたのちょう)・榛原町・室生村が新設合併して市になったところで、前述の「カエデの郷 ひらら」も同年3月に廃校となった旧菟田野町立宇太小学校の跡地を校舎ごと利用している。

ああ、だんだんわかってきたぞ。室生寺は旧室生村に、又兵衛桜は旧大宇陀町に、そして大和富士は旧榛原町にある。このデザイン、合併した4町村それぞれの名所を表してあったんだ!美的バランスから言えば成功しているとは思わないけど。
思えば市章も[4]がコンセプトの根底にあったわけだし↓、合併後も5年間は激変緩和的に旧4町村を「地域自治区」として存続させていたご当地。住居表示上も「奈良県宇陀市室生区」なんてのが実在してたんです。

【2016.07.23「丸ブー艶競べ [20]」】
奈良県宇陀市
市章
萱野光俊
〔2005年11月決定〕
宇陀市章(最終版)

そしてこれらの諸々を一つにまとめる働きをしているのが、正真正銘の塩キャラというわけ。

【その90】
奈良県宇陀市
マスコットキャラクター
ウッピー
塩崎アユミ
〔2009年12月デザイン決定〕
ウッピー

自作/他作は別として、大東市同様にご当地キャラを描き込んだ作者が「森田モアイ」と名乗っているという点こそ、気になるのよ。今まで見てきた一族のペンネームとは傾向が明らかに違うのも。何つうか、目立ち過ぎる感じ。

実は、新城市と大東市のことを取り上げた時から、その次はこれとlock onしてたんですが、エラく厄介だった。「森田モアイ」とは何者かがさっぱりわからないからですね。この言葉で検索しても、然るべき情報はヒットしてこない。

本公募では1人1点の制約があった。塩崎栄一がペンネームを使ってきたのだとして、その理由をそこに求めることもできよう。
あるいは、6年前のキャラクターと同じ作者 ――しかもあの華麗にしてNotoriousなる一族である―― が選ばれたことの外聞を憚ってペンネーム扱いにしたのかもしれぬ。

でも、もっと突っ込めばこうです。制定側にとっては旧4町村それぞれの顔を立てることが何より大事だったので、そのように仕込んだ。それには(公募の形を取りながらも)あの時お世話になった大阪のあのセンセイに頼むのが一番好都合。かくして出来レースの一丁あがり。こう考えるのが一番面白いでしょ。

大きく言えばこれは、【その170】の大東市ナンバープレートや【その171】の三芳町総合計画ロゴと同様の「借り物キャラ」系デザインなのか、それとも【2016.08.06「恐怖の "Spec Work"(その3)」】にちょっと書いた、「情実の入る危険」を進んで冒した公募だったのかという問題です。

次点は名前が発表されたのみ。

(優秀賞)
山岡泰藏(宇陀市)
垂水秀行(香川県丸亀市)

ああ、この2点も見てみたいもんだなあ。

(続く)

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