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2016年12月11日 (日)

【番外編】やっちゃば生まれの双子ロゴ(札幌市中央卸売市場・名古屋市中央卸売市場本場)

(承前)

ご当地公募の常連陣というと、熟年層・老年層がほとんどなわけだけど、そんな中での例外の一人が小池友基(ゆうき)。調べてみると今年30 or 31歳、三十路に乗ったばかりのようです。
「遅れてきた」この公募ガイダーに注目していたのは、だいぶ前、愚blogに次のようなコメントが寄せられたから。

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【2014.11.19「流浪の民:ソプラノの部」へのコメント】

小池氏は若いし札幌市場の作品など評価できる。期待している。
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北海道札幌市中央区
札幌市中央卸売市場
ロゴマーク
小池友基(群馬県)
札幌市中央卸売市場

これは2013年9月22日、一般開放イベント「消費拡大フェア2013」で発表されたもので、その時の表彰式には小池も出席している。

わかりやすくて見映えのするデザインだとは思うけれど、どこが新しいのか、どこに期待できるのかについては、正直言ってツルにはわからなかった。
[メロン]+[トウモロコシ]+[カニ(?)]とくれば、北海道の代表的食材だろうから、残る魚は[サケ]なんだろう。つまりはご当地アイテムてんこ盛りDogmaってことになるけど、そんな単純な見方にとどまっていては大事な何かを見落としてしまうのかな?
でも、そもそもこれって、シンボリズムを帯びた「ロゴマーク」たり得ているの?単なるイラスト/カットではなくて。

考えを深める前に次のものを見つけてしまったので、何だかやる気が失せて思考停止した次第。

愛知県名古屋市熱田区
一般社団法人 名古屋市中央卸売市場協会
名古屋市中央卸売市場本場
ロゴマーク
小池友基(群馬県)
名古屋市中央卸売市場本場

札幌と異なり、[ブドウ]+[ニンジン]+[トマト]+[魚]と、ごく一般的な食材の羅列になっちゃった。(そう言えば、どちらも肉類が入ってないのはなぜだろう?名古屋人としては名古屋コーチンあたり外せないぜひモノだろうに。札幌だって、マトンとかさあ。)
地域性を一手に引き受けた格好なのは、また別の名古屋的ぜひモノ、[鯱鉾]。でもねえ・・・新しさはやっぱり感じられないんだよねえ。ダイナミックなビジュアルだし、受けがよかったろうことは想像できるけど。札幌でうまくいったから今度もこの路線で押してやれ、という意識がほの見えて(冷徹)。

募集要項を見てみれば、この公募、何かが、少しずつ、変わっている。

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●採用作品(1点) 賞金10万円、生鮮食料品等
※当選者が未成年の場合は、親権者の同意を得た上で、採用作品を決定して、賞金をお支払いします
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不思議な書き方。普通は「未成年は親権者の同意を得て応募すること」じゃないの?一体、本公募で「親権者の同意」を取るべき主体(と客体)は誰(と何)だったのであろうか

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参加資格
日本国内にお住いの満16歳以上の方
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一方、小中学生には応募資格がなかったわけだ。そりゃまた珍しいけど、次代を担う者達を締め出すのって、どうなのよ??

他にも;

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審査員
市場関係者で厳正な書類選考を行い、名古屋市中央卸売市場本場活性化委員会で最終審査を行い決定
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とか;

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結果発表
2014年10月27日までに電話等で連絡
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とか、微妙に気になる記述が並んでます。都合のよい内輪公募と名づけようか。

一番目を惹いたのはこの辺り。

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募集内容
名古屋市中央卸売市場本場をPRするロゴマーク
※応募者が創作した未発表の作品
※ロゴタイプ(文字ベース)、またはロゴタイプとシンボルマークを組み合わせた作品
※一目見て、名古屋市中央卸売市場本場のロゴとわかる作品
※イベントやパンフレットなど、あらゆる場面で使用できるなど汎用性に優れた作品
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あー。「ロゴマーク = シンボルマーク + ロゴタイプ」と言っとるわけだね(とツルは理解した)。しかし、小池がこの要項をきちんと読み込んでいたとは思えない。

公募業界でその名を知らぬ者とてないアノ「公募ガイド社」が運営する「公募ワーク」サイト(Beta版)には小池のこんな紹介が出ている(適宜抜粋)。

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職務経歴
個人グラフィックデザイナー。
専門学校にてグラフィックデザインを学ぶ。
シンボルマーク、ロゴマーク、サイン制作を中心にグラフィックデザイナーとして活動中です。
趣向を凝らしたデザイン制作します。よろしくお願いいたします。


やまがた樹氷国体シンボルマーク最優秀賞
bjリーグ・青森ワッツロゴマーク最優秀賞
妙高戸隠連山国立公園シンボルマーク最優秀賞
札幌市中央卸売市場シンボルマーク最優秀賞
神奈川男女共同参画センターシンボルマーク最優秀賞
浜松医科大学シンボルマーク最優秀賞
別府市市制90周年シンボルマーク最優秀賞
西宮市さくらFMロゴマーク
名古屋市中央卸売市場シンボルマーク最優秀賞
六本木デザイナーズフラッグ入選
高円寺まちなかアートコンテスト入選
Jリーグチーム フラッグコンテスト最優秀賞

などシンボルマーク中心に多数
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錚々たる実績は若い時分の井口やすひさを彷彿とさせる。「趣向を凝らした」ということは、常に「シンプルで親しみやすい」をアピールする工藤和久なんかとは違うアプローチなのネ(苦)。
で、札幌にせよ名古屋にせよ、「シンボルマーク」と表記してんですね、この作者(本人が書いたとしてだが)。求められていたのはどちらも「ロゴマーク」です。同じことはこの中に出てくる別府市市制90周当てはまる(cf. 2015.05.16「十年に一度の逢瀬:12」)。

うーん、これもやっぱり、クライアントとデザイナーがコミュニケーションを取りにくい公募の弊害というものであろーかww。作者がそれを隠れ蓑にしている気もするけど・・・。

検索すれば小池作品は他にも怒濤の勢いで出てきて、塩崎一族も真っ青。でもその話はまたいずれ気が向いたら。

----- 以下ご参考 -----

【公募ガイダー 群馬県人会(旧メンバーを含む)】
●井口やすひさ/靖久・千鶴子(東京都文京区 → 群馬県高崎市)
●小池友基(群馬県高崎市)
●小山朝子/柿沼朝子(群馬県太田市)
●宮川ヒロミ・詳子(群馬県前橋市 → 長野県北佐久郡軽井沢町(ヒロミのみ?))

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