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2016年12月31日 (土)

【訂正】「く〜みん」に関する誤り等について

(承前)

大つごもりの雑感、というには重大過ぎる問題につき(愚blogにとっては)、懺悔いたします。

恐ろしいもので、ご当地キャラのテンプレデザインなんか嫌いだ嫌いだとはいいながら、4年もやっていて目が肥えてきたとは思うわけです。書き始めた当初はどれもこれも十把一絡げに「塩キャラ」に見えていたものだけど、微妙な違いも多少は判別できるようになってきたと。

一方で、間違った内容を発信してしまうことのないようにと、記事を書く時には毎回相当調べているつもりだったんですが・・・。

先日、データ整理かたがた過去記事を読み直していて、ぞっとした。

≪ウソ書いとるやん

2015.01.12の【もはや盡きせぬ無明の闇キャラ(その2)】で挙げたこれのことです。

沖縄県島尻郡久米島町
久米島町観光協会
久米島ゆるキャラ
く〜みん
(作者不明)
く〜みん

「作者不明」とは言え、塩崎一族作品たる前提で、やれ;

-----
作者がどうしても判明しない、でも姿はどう見ても塩キャラ。
-----

とか;

-----
塩キャラでめったにない特徴として見て取れるのは、強い「左右対称性」だけです。
-----

とか;

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雌しべが長く抜きん出るのはツバキにはあり得ないこと。今まで見てきた限り、塩崎一族は植物関係にはかなり疎いと考えられるので(デザイナーとしてはかなり特異なことかと)、この点も本作品の作者を塩崎一族と比定する上での有力な根拠になると思う。
-----

とか、したり顔で書いてたわけです。

でもこれ、塩崎一族ではなくて、柿沼朝子/小山朝子ですね、今見てみれば一目瞭然。こわやこわや。

【2013.05.26「別にいいんですよ、ペンネーム自体は。:下」】
大阪府松原市
マスコットキャラクター
マッキー
柿沼朝子
マッキー

【2016.10.14「安楽椅子ハンターが追い詰める:後編」】
滋賀県高島市
JAマキノ町
マスコットキャラクター
まきのこちゃん
まきのこちゃん1 まきのこちゃん2

今度こそ、No Doubt!
それもこれも、「まきのこちゃん」の作者が柿沼/小山であると鑑定した時;

-----
こちらの鑑定ポイントは、華奢めの[手]と[チークカラー]。チークの形が細長い楕円であるところは金津 博と同じ。でも、その角度のつけ方が違うんですね。金津は水平、柿沼/小山は「逆ハの字形」に傾斜をつける。
手の動きを示すカタチを付したところは「おみたん」と一致してます。こういう[波動]?みたいなのとか、[キラキラ]とかを周囲に描き加えることがお好きみたい。
-----

という知見を得たことによるものです。ほんと、微妙で細かな違いなんですけどね。

【2013.05.25「別にいいんですよ、ペンネーム自体は。:上」】
茨城県小美玉市
マスコットキャラクター
おみたん
小山朝子
おみたん

塩崎センセ、柿沼/小山センセ、そうですよね?ご指摘下さればよろしかったのに、水臭い(笑)。

どうも相すみませんでした。他にも同様のケースがあるかもしれないなあ。

・・・なんて考えてたら、ほんとにあった(>_<)

【その10】
三重県
エコブランド・あかね材 マスコットキャラクター
あかねちゃんファミリー1

-----
キャラはファミリー化してるけど、いまいち統一感なし(笑)でも一家みんなで頭に毛虫生やしてたら不気味かあ。

名前もわからないし、塩崎一族によるものかどうかも不明です、これも要継続調査ってことで。
-----

アユミによるメインキャラ「あかねちゃん」から派生してきたと思われるファミリー中の1点です。上述の諸条件に照らして、これも柿沼/小山作品であることは間違いないでしょ?4年後に判明するとはね(汗)。


ああ、塩キャラ判定、誠に奥深し。

2016年も暮れてゆきます。百八の煩悩を消し去る除夜の鐘、老若男女に鳴りわたる。ワタシにも、アナタにも、ご当地キャラにも、公募ガイダーにも。皆さまどうぞよいお年を。

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Visual界:キャラクター/シンボル/ロゴ」カテゴリの記事

コメント

はじめまして、GO太くんの担当スタッフのFと申します。
いろいろ彷徨っててこちらにたどり着きました。
弊社キャラクターGO太くんは金津博さんの作品なんですが、
掲載されているような似ているキャラさんは、名前を変えてるのではなく
別な人が書かれてるのですね。考察におそれいります。
弊社的には、タワーのカタチに救われた感があります(笑)
すごい勉強になりました!
それでは、失礼いたしました。

Fさま

初めまして、管理人のツルと申します。

わざわざお越しいただき、ありがとうございます。
なにぶん情報発信力の薄いblogでして(汗)、運営側の方から書き込みをいただくことは滅多にありませんもので、大変嬉しく存じます。

愚見ながら、万人に好まれやすいキャラクターデザインの傾向というのはやはり厳然として存在し、従って類似/酷似することになりやすい状況も基本的にある、ということなのでしょう。
その一方で、「ご当地」ごとの個性や独自性を打ち出していかねばならない、その辺りいかに折り合いをつけるかというところで、安易な「ご当地アイテムてんこ盛り」に走るケースが極めて多い、のみならず、明らかに他人のデザインのパクりや自作のリサイクルと認められるものも散見される、そんな状況に批判的な(素人の)立場から書き散らしているのが愚blogです。

ペンネームや別名議を利用することについては、基本的には問題ないだろうと考えているのですね。「別人格で制作する」こと自体はありだと思うのです。
しかし、愚blogで取り上げた例の多くは、それとはいささか異なる意図に出たもののように思われてなりません。「あまりの数が採用されていて、あらぬ非難や妬みを買いそうだから」ぐらいだったらまだ理解の余地もあるでしょうが、「このデザインはあのデザインとの類似が取り沙汰されるかもしれないから」などであったら、「小細工しないで応募やめとけ」と思うんです、そこは一応、厳しく。
「類似」が問題化しないようにというところにばかりは鼻の利く小器用な輩が多くてですねえ(笑)。

某キャラクターが貴キャラクターに類似していることについては、お立場もありましょうからお尋ねはしません。個人的には、松井氏の態度は誠実なものではなかったろうと考えていますが。

運営されていくに当たっては、やはりいろいろなご苦労もおありのことだろうと拝察いたします。今後もGO太くんのご健勝とご活躍をお祈りしています!

あ。GO太くんの頭の上、避雷針はホントについていますんでしょうか?

ツル様

お返事ありがとうございます!
GO太くんに関しては、2006年に選考した際に、応募人数449名、応募総作品数644点の中から外部から審査員を招請し、厳正に審査、その結果、金津氏の作品が選ばれ、現在では全国にたくさんのファンのみなさまがいるようになりました。

GO太くんに似たキャラクターがいるのも承知しております。
ただそこはもう出来た以上、ネガティブには捉えず、似てるね!一緒になんかやろうか!ぐらいの勢いで行こうと思い今に至ります。弊社は民間企業ですので、ある程度自由は効きますが、自治体や大手企業さんともなればその辺も難しいのかとも思ったりしています。

私個人的には、塩キャラと呼ばれてる作品に関しては、ただパーツ取っ替え引っ替えしてるだけには疑問を感じており、それはどうなのかなと。たださきほども言いましたが、募集して選んだ以上、しっかり運営していかないとならないと思いますし、塩キャラを選ばれた自治体や企業さんも責任を持って運営していっていただければと考えております。

いろいろ書きたいこともあるのですが、GO太くんとも仲のよい「大崎一番太郎」というキャラさんが、下記サイトで4年前に言ってるのが私の意見に近いかなと思っております。最終的には大衆に受け入れてもらえればそれでいいかなと(笑)

ただやはり「ご当地アイテムてんこ盛り」はちょっと…と思いますよ(笑)

コメント欄に長文で失礼いたしました。
機会がございましたら、函館、五稜郭にお越し戴いてGO太くんに会ってってくださいませ。

それでは、失礼いたします。

追伸

避雷針ですが、原画には描かれていなかったので、私が追加しました(笑)現在ではオフシャルで付いております。

Fさま

おお〜〜〜!!
いきなり、最後のところでどよめいてしまいました。[避雷針]の考案者であられたとは(笑)。お見それいたしました。

お書きいただいたこと、ツルも全くそのとおりと感じます。デザインや見た目でキャラクターの役割が決定づけられてしまうのではなく、運営の内容が一番大事だと思います。そこにはやはり、自由で柔軟な発想も求められるでしょうね。
しんじょう君 vs ちぃたん☆のこともまたあれこれと思い起こしたりしています。

その一方で、デザインの均一化の件は、制作態度や権利侵害云々の問題を一旦棚上げするとしても、戦略的に見て不利に働くのではないかと思うのですね。

ツルは熱帯魚を飼っていて、多種類の魚を一つの水槽で一緒に管理する「Community Tank」と呼ばれる飼い方なのですが、どれもこれもビビッドでカラフルな色合いの種類ばかりを揃えればさぞかしきれいだろうと思うとさにあらずで、全体的にどれもおんなじように(きれいと)見えるだけで、各個体は個性を消失してしまいます。
地味で黒っぽい魚を混ぜてみたり、やたら存在感のあるエビに掃除役をお願いしたり、子育ての習性が面白い種類をペアで入れてみたり、あれこれすることでそれぞれの魅力が引き出されてきて、真に見映えのする水槽になるんです。

愚blogでも犬山氏キャラを取り上げた(というより斬った)ことはあります。行動力ある方とお見受けしますし、マーケティング論的な視点も興味深く感じました。一方、塩崎的「てんこ盛りDogma」を信奉しておられるようですので、そこは考え方がいささか違うかなと。
おそらく塩崎キャラとは、氏の論にいう諸々を最も純化した存在ということになるのでしょうが。

ツル 様

デザインの均一化ですが、熱帯魚の例えはわかりやすいですね!
たとえば、しんじょう君とちぃたん☆、ほとんど同じデザインですが、さらに同じようなキャラが並んだら…もう軍隊の整列にしか見えず、キャラとして成り立たなくなりますよね。

犬山氏のマーケティング論で言えばそれも正解のひとつかもしれません。
見た目は似ていても性格付けがまったく違うので、見る側からしても区別出来ますし。
そう言う考えもなく、ただキャラを単純に選び、性格付けを考えない運営をすれば、よくあるどうでもいい(笑)キャラになってしまい、1年後には消える運命に。

ちゃんと運営している側からしても、作るだけ作って、ほったらかしの自治体も多いのでそれには呆れます。

結局のところ「みんなで幸せになろうよ」ってことです(笑)

Fさま

お返事が大変遅くなりました。

ツルの若い友人に、某地方都市の大学で現代アート系の先生をやってる人間がいまして。アートイベントに携わったり、地域おこし協力隊をやったり、臨時で某マイナーキャラの「内臓」になったりしたこともあるという経歴の持ち主です。その彼曰く「結局はご当地キャラ(特に官製の)がうまくいくかどうかは、担当者の熱意と愛情にかかっているのだと思う」と。公務員といった枠を超えて、ということだと思います。

一方、おととい髪を切った行きつけの床屋で、まだ若いマスターが地元商店街の会長を務めていて、区の人達ともよく会合を持ったりする由でして。ことあるごとにお役人から「商店街振興はゆるキャラ(とLED照明ww)で」てなことを言われていい加減うんざり、なのだとか。自己目的化してるみたいなんですね。
ぶっちゃけマイナーな商店街なので、マスター自ら「地方の現情が見えにくい東京ではあるけれど、コミュニティ維持に商店街が果たす役割は終わりつつある、そこに対応せざるを得ない。大抵の店で事業承継もうまくいってないし」とおっしゃっておいででした・・・。
こうした流れも今後加速していくんだろうなあと感じた週末でした。

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