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2017年1月11日 (水)

【番外編】大御所の罪:その1(本庄市章・西和賀町章・愛荘町章)

松も取れたし、新しい一歩を踏み出しましょう。

愚blogで、従来ほとんど取り上げてこなかった大御所ガイダーが一人いる。田中博士。だいぶ前にこう書いたことがあるぐらい。

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【2013.11.28「平成の世に 多き不訶思議」】

杜多利香と言えば、父親の杜多利夫と共に自治体章公募の大御所。平成大合併華やかなりし頃、とにかくばんばん作りまくっていた神戸の一族。

〔中略〕

愛知県豊橋市の田中博士、青森県弘前市の工藤和久一族と採用数のトップ争いを繰り広げ、いわば平成時代の自治体章のde facto standardを作り上げていった立役者なわけ。丸ブー、すなわち「丸にブーメラン」スタイルの大氾濫を招いた大罪があるとも言えます(>_<)。
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いわば、ご当地キャラ興隆の直前の時代に三横綱の一角だったわけで、深川重一、井口やすひさ、伊藤哲也あたりがこれに次ぐ大関クラスとなっていた。

でも、田中作品は、本シリーズを始めて日も浅い頃、形を変えて取り上げたことがある。

【その11】
埼玉県本庄市
(デザイン入選作)マスコットキャラクター
(作者不明)
本庄市キャラデザイン入選作

塩キャラと覚しきこの作品に大きく盛られていたのがこれです。

埼玉県本庄市
市章
田中博士(愛知県)
本庄市章

キャラクターのデザイン発表が2010年7〜8月頃だったのに対し、市章は2006年10月の発表・告示((旧)本庄市と児玉郡児玉町の新設合併施行後である)。

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本庄市の[本]を「モチーフ」に、[赤]は地域の活力と市民の情熱を、[青]は利根川などの豊かな水を、[緑]は恵みをもたらす農地や山林を象徴し、自然と調和しながら躍進する本庄市を表している。
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審査陣が微妙うううな顔触れ。

〔本庄市市章選定委員会〕
(委員長)
佐々木正峰(国立科学博物館館長)

(副委員長)
長谷川典明(郷土史家)

(委員)
柴崎起三雄(郷土史家)
清水ハルマン(画家 フランス芸術家協会永久会員)
織茂初枝(書道家 県北美術展実行委員長)
石川武士(漆造形作家)
竹内祥泰(本庄第一高等学校教諭、美術部顧問)
丸山隆仁(公募)

デザインの専門家が一人も入ってないことを言っているのではない。それ以外のことを揶揄してますbleah(丸山も「本庄市青少年相談員協議会」のメンバー。∴どういう趣旨の委員公募であったかすらはっきりしない)。この面々が田中作品に下した評価は。

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本庄市の[本]をモチーフに、非対称をバランスよく組み合わせた美しいデザインです。また、色彩的にもさわやかな[青]と[緑]で自然に恵まれた環境を表し、[赤]で都市としての活力を表しています。
湧きいずる水に力強く立ち上がる人物をイメージし、若々しさやあふれる生命力が感じられ、発展する本庄市の姿を象徴するようです。市章にふさわしい美しさ、明るさ、品格を兼ね備えていると評価できます。
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丸ブーに「品格」ですと??笑っちゃいますよ。

(優秀賞)
井口千鶴子
立志哲洋
辻 富代
真鍋早子

しっかしこの手の「渦巻く水の中から立ち上がる何か」な作品って、類似例が結構あるんだよなあ。

岩手県和賀郡西和賀町
町章
高橋浩一(秋田県横手市)
〔2005年9月決定〕
西和賀町章

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山と川と錦秋湖をイメージし、西和賀町の頭文字[西]の文字にアレンジしたもの。西和賀町の発展の願いを躍動感をもって表現しています。
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(優秀作品)
及川利臣(岩手県江刺市(現 奥州市))
宝谷隆博(福岡市)
川村亮二(岩手県紫波郡(しわぐん)矢巾町)
佐藤清美(岩手県北上市)

今までも似たようなもん、見ましたよねえ。

【2015.12.15「アは阿呆のア,A is for Absurd ― 4」】・【2016.03.03「アナタのムラのウェブの不具合?」】
滋賀県愛知郡(えちぐん)愛荘町
町章
中島 厚
〔2005年11月決定〕
愛荘町章

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愛荘町の[あ]をモチーフに「心ふれ愛・笑顔いっぱいの元気なまち」を目指して発展する「愛荘町」を象徴したものです。人々の未来への躍動と交流、町民の融和を表現。[橙色]は活力と未来へ輝く太陽、[青]は人々の活き活きとした活動、[緑]は自然に恵まれた豊かな暮らしを表します。
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以前はスルッと軽く読み流してたけど、変でしょこれ。このデザインで緑のパーツが「自然に恵まれた豊かな暮らし」を表してるわけがないじゃん。そこは橙のパーツと一緒になって[人]なんじゃないのかね。
いや、そうじゃないか。この文章って、デザインで青パーツによって表されたものと、緑パーツによって表されたものとを逆に説明してる感じなんだよ(結構大発見したつもり)。ちょちょいといじっていろんなご当地に出してるうちに生じた手違いもしくは不具合と見ましたが、どうでしょう。

(優秀賞)
高山一仁(滋賀県)
飯尾 務(愛知県)
田中博士(愛知県)
斎藤つとむ(石川県)

(特別賞:町内在住高校生以下から選定)
青木良樹(13歳:愛知郡愛知川町(現 愛荘町):愛知中学校1年)

あら、ここ↑にも田中がいたので特別に。

【愛荘町章(田中案)

イニシャル[ア]を表してんでしょうが、「P」の字がちらついて邪魔をする印象。

話戻って「水の中から立ち上がるモノ」のパターン、これはどうか。

【2016.06.03「丸ブー黄金時代」】
青森県北津軽郡中泊町
町章
工藤和久
〔2005年3月頃決定〕
中泊町章

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中泊町の[中]の文字を基調に、豊かな自然の中で躍動する人々を象徴的に表現しています。[橙]は太陽、[青]は海と空、[緑]は大地で自然に恵まれた中泊町をイメージしています。
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あー、ぎりぎりセーフかと見ましたが、どうでしょう(文章のlogicに限った話ですよ)。デザインは・・・

【2016.02.03「画像なんかはなくっても」】・【2016.02.05「画像見たならなおも仰天」】
北海道虻田郡洞爺湖町
町章
(候補作品:作品番号474)
〔2005年12月決定〕
洞爺湖町章474

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洞爺湖町の[と]の文字を基調に豊かな自然を包み込む洞爺湖町民を象徴的に表現しました。[橙]は太陽、[緑]は大地、[水色]は水で自然に恵まれた洞爺湖町をイメージしました。
シンプルで、親しみやすく、〔後略〕
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ぎりぎり、アウトですか(文章を含めた話っすよ)。ま、デザインとは先に作ったもん勝ちだろうけど。

(続く)

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