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2017年4月29日 (土)

【番外編】大御所の父の罪と十字架:第四(光市環境美化ボランティア・サポート・高知県地場産業大賞)

(承前)

利夫もまた、数は少ないながらもキャラクター性のあるものは作っている。

山口県光市
光市環境美化ボランティア・サポート事業 シンボルマーク
杜多利夫(兵庫県神戸市西区)
光市環境美化ボランティア・サポート事業

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環境美化・保全事業が人々を笑顔にし、豊な緑ときれいな水をもたらすことをデザインしました。緑の[葉]の[光]の文字で光市をアピールしています。
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どっかで見たこと、あるよねえ・・・(^_-)。
制定時期がよくわからないけど;

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2005年12月に策定した「光市市民活動推進のための基本方針」に基づき、地域づくり市民講座、市民活動補償制度、環境美化ボランティア・サポート事業などを実施している。
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光市環境美化ボランティアサポート事業の開始にあたり、事業のPRなどに使用するシンボルマークのデザインを募集したところ、
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などという記述が見つかるので、2006年の頭にはできあがっていたものだろう。

もっとわからないのはこのネーミング。いや、これは大変わかりやすいんですよ。ただ、愚blogで今まで取り上げてきた中にも同様の趣旨と考えられる活動はいろいろあって、その名前が様々異なるのはなぜなのかと思うわけ。

【その173】
大阪市建設局
「かたづけ・たい」(路上違反簡易広告物撤去活動員制度)ロゴマーク
塩崎栄一
〔2008年7月以前制定〕
かたづけ・たい

【第六十八夜】
ひめじ街路樹アダプト制度 シンボルキャラクター
ひめっち
塩崎榮一 + 成瀬重道
〔2008年11月発表〕
ひめっち

【その155】
市民協働 いっしょにやりまひょ!大阪 シンボルマーク
塩崎榮一
〔2009年8月発表〕
いっしょにやりまひょ!大阪

【その67】
広島県アダプト制度 マスコットキャラクター
アダピィ
塩崎まさよ
〔2010年12月発表〕
アダピィ

【2016.09.23「法三条 ――盗ル勿レ 騙ル勿レ 偽ル勿レ―― 一ノ巻」】
ガーデンシティみしま ロゴマーク
三巻保征
〔2011年8月決定〕
ガーデンシティみしま(最終版)

【その67】
広島県江田島市
アダプト制度 マスコットキャラクター
アダプトくん
今井弘実
〔2013年10月発表〕
アダプトくん

「アダプト」なる新語が最近になって使われ始めていることも見て取れるけど、一方でこうした概念を意味する表現がまだ固まっていない、社会的に一般化していないこともわかります。

この中で特に気になるのは大阪市の例。「協働」という語が「住民参加で街の美化をしてもらう」ということと等価で使われてるんですね。
「協同」でも「共同」でもない、目新しいこの言葉を「自治体と住民が一緒になって何かを行う」の意味で使い始めたのは、やはり平成大合併以降だと思う。行政のコスト低減なんていうところに直面したわけで。

でもこの語には本来;

【2016.12.12「趣向を凝らして双子ロゴ」】
埼玉県蕨市
蕨市協働事業 シンボルマーク
小池友基
〔2015年7月発表〕
蕨市協働事業

で見たように、「わらび防災大学校」だの「デートDV防止啓発」だのの内容だって含み得るはずである。
「いっしょにやりまひょ!大阪」の場合、その辺りは含めておらず、コスト削減にだけ着目した狭義の「協働」になっていると言えるわけで、それはお寒い懐事情を表してもいるんでしょうが、いまいち釈然としません。

で、翻って光市のケース。

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市では、市民参加による環境の美化や保全活動の拡大を推進することによって、快適な都市環境の創出と市民の郷土愛を醸成し、「共創と協働で育むまちづくり」を実現したいと考え、これらの活動をサポートする『環境美化ボランティア・サポート事業』を実施しています。
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とあるので、「協働」の意義を2006年頃の時点で既に意識しながらも、それを一般的に認知された言葉に置き換える一手間を加えたことになる。こういう気遣い、やっぱ必要じゃないですかね。

その光市だって実は似たようなもん。同趣の施策が4つも実施されていた(うち「緑花ボランティア」育成は2010年に「自主運営」移行)。

「環境美化ボランティア・サポート事業」(地域づくり推進課)
 市民参加による地域の環境美化、保全活動の推進

「クリーン光大作戦」(文化・生涯学習課)
 青少年の社会参加活動の促進を図りながら河川・海岸及び自治会内道路等の清掃活動を全市的に実施

「神籠石散策道等の整備」(文化・生涯学習課)
 文化財周辺の清掃と環境整備

「緑花ボランティア」(水産林業課)
 知識を有するボランティアの育成

ただの縦割り行政じゃねーかよangry

ま、自分の住んでる地域の草取りぐらいはやってよね、補助はするからといった考え方で、ツルの私見じゃそんなもの「協働」だ「アダプト」だと大騒ぎするほどでなく当たり前でしょって感じもする。役務や労働が専ら自益的であるという点で「ボランティア」の名にも値しない。(もっと卑近な例を出せば、分譲であれ賃貸であれマンションに住んでて、共有部分の草取りってやったことあります?ってことかな。ツルは無償でご奉仕しておりますの、ほほ。管理費ももちろん払っていましてよ。)

自益談義はこのくらいで切り上げて、次へ移ろう。

高知県
財団法人(現 公益財団法人) 高知県産業振興センター
高知県地場産業大賞 シンボルマーク
杜多利夫(兵庫県神戸市)
高知県地場産業大賞

「高知県内で作り出された優秀な地場産品や、地域産業振興に貢献した活動を顕彰する」との趣旨で1986年度に設けられてた制度で、シンボルマークは2008年10月に制定された。

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四国・高知県の[地形]をモチーフに、地域産業で活躍する自信に満ちた人の姿を重ねたもの。
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えっ、四国なの、高知なの!?smile

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【各審査員の主なコメント】
・高知県をシンプルに表現し、親しみ易さがある。
・四国山脈をバックに高知県で頑張っているイメージが良く出ている。
・子供から大人まで広く認知されそう。
・高知県の地形を図案化しており、モチーフは明確で明るく、元気なイメージもある。
・小さくとも目立つデザイン。
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ま、いろいろニヤリとさせられますってことで。

(続く)

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