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2017年5月25日 (木)

もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その184:アジアオリエンテーリング選手権)

(承前)

 

久方ぶりの本編っす。塩キャラ塩ロゴ、供給もほとんど途絶えて在庫がいよいよ減ってきたので、大事に大事にネタにさせてもらいまっさ(笑)。

 

社団法人(現 公益社団法人) 日本オリエンテーリング協会
第2回アジアオリエンテーリング選手権大会/Asian Orienteering Championships 2010/AsOC2010
シンボルマーク
塩崎榮一
第2回アジアオリエンテーリング選手権大会

 

2010年のゴールデンウィークに岐阜県中津川市と愛知県新城市で開催されたスポーツイベントのマークで、オリエンティア(オリエンテーリングをする者のことをギョーカイではこう呼ぶ)達による投票を経て前年5月に決定された模様。「Orienteering Magazine」2009年8月号にも決定記事が載る。

 

オリエンテーリングというものは本来、一般に知られているようなレクリエーションとしての「歩く」ものではなく、スカンジナビアで生まれた「走る」競技スポーツであるらしい(より正確には、スキーやマウンテンバイクを用いて行うものもあり、「走る」ものはそれらと区別するためにフットオリエンテーリングとも呼ばれる)。クロスカントリー競技との違いは、ルートが決められているわけではないこと。種目もスプリント、ミドル、ロング、リレーとさながら陸上競技です。
因みに、「OR」ではなく「OL」と略されるのは;

 

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(Wikipedia)

 

オリエンテーリングの語源であるドイツ語の「Orientierungslauf(方向を定めて走る)」を略したものである。
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からだそうな。

 

こうした意味合いにおいては、[走る人]をあしらった榮一デザインはこの競技をよく表しているとは言える。三角形のパーツは、フィールド上に置かれる[コントロールフラッグ]という標識で、これを探してコンパス片手に野山を駆け巡っていくわけ。

 

コントロールフラッグ

 

でも、お得意の[波]を盛ったために、トライアスロンみたいにもなっちゃった。三角を丸に変えればサイクルもカバーできるじゃろうて。

 

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「AsOC2010」のシンボルマークでオリエンテーリングの[コントロール標識]と自然の野山と川、選競技者が自然とふれあい力いっぱい駆け抜ける姿をデフォルメしてシンボルマークにしました。
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けれどもこれって、愚blog的観点からは限りなく黒に近い灰色なんです。After-Midnight Grey, 夜明け前が一番暗い。

 

韓国
Asia Pacific Orienteering Championships 2008 & Asian Orienteering Championships 2008/APOC&AsOC2008
シンボルマーク
APOC&AsOC2008

 

日本開催の2年前に開かれたAsOC第1回大会のマークに、十分過ぎるほど似てるでしょ。真似ただけと言ってもよかろう。
偶然似たのではありません。日本大会のお題はこう出ていた。

 

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(1)AsOC2010の文字を入れる
(2)フットオリエンテーリングのマークと一目でわかること
(3)色、図柄に日本らしさを表す
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この参考として上掲の韓国大会のマークが示されていたわけ。笑っちゃうよな。韓国のを日本風にアレンジすればいい、という知恵を授けちゃったんだから。事務局もよくそんなの選んだもんです。こういう方面に無頓着だったわけね。

 

歴史を繙けば、競技人口の重心たる北欧から遠く離れたアジア太平洋地域でこうした大会が始まったのは1980年、Pacific Orienteering Carnival/POCとして。その後APOCに名称・形態を変え、韓国大会は通算15回目に当たるとともにAPOCとして最後の大会ともなった。発展的解消とやらでAsOCに移行したからです。

 

でもなー、オリエンテーリングなんて言葉、20年ぶりに聞いたって気がする。オリエンテーションという言葉なら日常的に接するようになったけどね。AsOC2010のサイトには「1992年に静岡・愛知でアジア環太平洋選手権(APOC92)が開催されました。日本における競技的オリエンテーリングの絶頂期です」と出ているし、上記のMagazine(実態は単なるNewsletterである)も、2016年6/8月号(第97号)に「第100号をもって使命を終え終刊する」旨が明かされている。
若い人たちにとってはポタリング(これももはや下火かしら)やポケモンGOで外歩きする方がよっぽど魅力的なんだろうね。

 

おまけ。
この公募には駒井 瞭や工藤和久も参加していたと見えます。

 

(応募作品F)
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日本をイメージする[富士山]と[さくら]にオリエンテーリングの英語[o](右足)・[r](胴・左手)・[i](右手)・[e](顔)・[n](両足)・[t](右手)・[e](顔)・[e](顔)・[r](胴・左手)・[i](右手)・[n](両足)・[g](胴)の文字でオリエンテーリングする[選手]を組合せ、第2回アジアオリエンテーリング選手権大会の明るく元気な姿を、誰にでも一目見てよくわかり広く愛され親しまれるようデザインし、これは又、21世紀をリードする「第2回アジアオリエンテーリング選手権大会」が力強く飛翔発展する勇姿を象徴したものである。
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(応募作品G)
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[富士山]、[桜]、[日の出]を基調に、AsOC2010を象徴的に表現しました。
日本で行われるAsOCを鮮やかに、美しく、爽やかにイメージしました。
シンプルで、親しみやすく、多くの人に愛されるシンボルデザインです。
また、縮小、単色、白黒にも耐えられ、多用途な使い方が出来ます。
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(応募作品H)
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[富士山]、[日の出]を基調に、AsOC2010を象徴的に表現しました。
日本で行われるAsOCを鮮やかに、美しく、爽やかにイメージしました。
シンプルで、親しみやすく、多くの人に愛されるシンボルデザインです。
また、縮小、単色、モノクロにも耐えられ、多用途な使い方が出来ます。
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うはは、我が期待によくぞ応えたSuper Clicheの嵐。図柄をご覧になりたいとおっしゃる奇特な方はどうぞ↓。

 

http://www.orienteering.asia/ja/20090522_symbol.html

 

(続く)

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