【対決編】丸ブー🌀艶競べ♥ [44](湯沢市章・仁淀川町章)
(承前)
このところ取り上げたものもそうだけど、平成大合併に伴う丸ブー自治体章には、「丸抜き」のタイプもかなり見られるわけです。
秋田県湯沢市
市章
立志哲洋
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[ゆ]の文字をモチーフに、
[緑]は力づよく成長する稲葉や深緑に輝く山々を、
[青]は市内を南北に流れる雄物川の清流を、
[橙]は活力、歴史及び文化を表象する。
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初めに断っておくと、越後湯沢、つまり新潟県南魚沼郡湯沢町ではない。(因みに湯沢町章は1965年12月制定の伝統的昭和自治体章スタイルだけど、やはり「ゆ」をモチーフにしている。)
越後湯沢に比べると微妙に知名度が劣ってる気もしますがm(__)m、ご当地には何はなくとも日本三大うどんの一つ、「稲庭うどん」があるっ!!(もちろん温泉もたくさんあるし、ジオパークもあるし、小野小町生誕伝説もあるけど;cf. 2017.04.09「マスコミの罪:下」)
因みに日本三大うどんの他の二つは、まず讃岐うどん(香川県)、これはまあ異論のないところでしょう。残りの一つは、水沢うどん(群馬県)、五島うどん(長崎県)、氷見うどん(富山県)、きしめん(愛知県)のいずれかで四つ巴、なんだそうな(Wikipediaによる)。どれか一つに白黒つけいっ。てか、きしめんをうどん呼ばわりなんかしたら愛知県民は激怒するのではないかしら。五島うどんに氷見うどん、そんなご当地うどんも知りゃあせんっ。どさくさに紛れて博多うどんも入れてくれっ。
閑話休題、枝葉剪定。ひらがなイニシャルものでいくと、この町章もそう。
高知県吾川郡仁淀川町
町章
東 信慶(福岡県北九州市)
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仁淀川町の[に]の文字をモチーフに、仁淀川などに代表される川を中心の[青の線]で表し、山々を[緑]、人(町民)の力を[赤]で表現しています。
また三町村が合併したことを含め、町民を中心に、行政・企業が新しい未来に向かっていくことを[三本の線]で描いています。
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思わずにして、「古拙」という言葉が浮かびました。"Archaic Smile" 的な😒。
(優秀賞)
濱 常治(福岡市)
泉 明博(北海道岩見沢市)
駒井 瞭(大阪府東大阪市)
工藤和久(青森県弘前市)
湯沢市章は2005年6月決定、仁淀川町章は2005年9月決定。どちらも、あらかじめ合併協議会で募集をかけておいて、合併施行(湯沢市 2005年3月:仁淀川町 2005年8月)の後に選定したというパターンです。
[ひらがな]だけのモチーフというのは確かに潔い。けれどやっぱり、秋田県にかほ市でも北海道紋別郡湧別町でも、兵庫県西脇市(cf. 2017.05.15「丸ブー🌀艶競べ♥ [38]」)でも大分県由布市(ditto)でもよかったんでしょと思えてきちゃうのよね。
(続く)
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