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2017年8月19日 (土)

【対決編】丸ブーtyphoon艶競べheart [46](南あわじ市章・紀北町章・南伊勢町章)

(承前)

今回は過激にまいります。

複数の[ブーメラン]をベースに、いくらか別の要素を取り込んだ風情なのが次のものたち。

兵庫県南あわじ市
市章
田村愛子(兵庫県三原郡南淡町(現 南あわじ市))
南あわじ市章

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マークの中心部分は、淡路島の形と南あわじ市の[A]を現わし、取り囲む[輪]は、食づくり、ひとづくり、まちづくりを意味し、ふれあいと共生をイメージしています。
自然の恵みのカラーとして[グリーン]を、希望・躍進カラーとして[ビビッドなブルー]をもって南あわじ市の想いを表現しています。
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嗚呼、同じ島内に「淡路市」だってあるのに、「イニシャルはAです」と言っちゃったアホンダラ。いくら朝廷に食料を貢いでいた御食国(みけつくに)の伝承があるとは言え、「ひとづくり」より「食づくり」を先に持ってきちゃったアンポンタン。そこら辺はジモティだろうが応募総数1,897点を勝ち抜いてきたのであろうが一切容赦はしない。

三重県北牟婁郡(きたむろぐん)紀北町
町章
北野公一(61歳:和歌山県田辺市)
紀北町章

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紀北町の頭文字[K]を、緑豊かな自然と熊野灘に、[合併数]を配した清流をイメージして図案化したもので、自然の鼓動が聞こえる活力に満ちた、安らぎのまちを象徴した町章。
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「合併数を配した」という言い方からして気に入りません。ご当地は2005年10月に北牟婁郡の紀伊長島町と海山町(みやまちょう)が新設合併したところ。つまり「合併数」は2。だったらなぜそう書く手間を惜しんだ。
結局、山と海と川を盛りに盛ったというわけね。でもそんな着想は腐るほどある。

(優秀賞)
庄司 徹(三重県尾鷲市)
北村 均(兵庫県西宮市)

この合併を進めた紀伊長島町・海山町合併協議会は変なところで、今も残るサイトの「これまでの協議会の内容をPDFファイルでご覧になれます」というリンクをたたくと、出てくるのはなんと「合併協議会だより」だけ。

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◆合併協議会の会議録及び資料等
これまでの協議会の内容をPDFファイルで公開しております。
閲覧する場合は、規程に従い、氏名・住所・公開請求の目的等の記録をお願いいたします。
*印の項目は必ず入力してください。

● お名前*
● 住所*
● E-mail
● 公開請求の目的*
 (該当する項目をチェックしてください。)
 ・協議会の協議状況を把握するため
 ・協議会の協議状況を広報するため
 ・合併についての論議資料とするため
 ・その他
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びっくりしました。情報公開度、最低。これで「協議会の内容をPDFファイルで公開」と言ってのけた神経が理解できない。普通は誰でも閲覧できるように会議録もサイトに掲載してるもんですよ。
ご当地の合併を巡っては、隣接する尾鷲市からも秋波が送られたりといろいろモメたらしいので、寝た子を起こすなという推進側の論理を優先させたことは容易に考えられる。「法令で認められた閲覧請求権には対応しているから問題ないでしょ」と言いたいんでしょうが、でもそういうのは「世の中の趨勢に対応していない」というんです。

北野は、同じ三重県内でこんな同工異曲のものも作っている。

三重県度会郡(わたらいぐん)南伊勢町
町章
北野公一(和歌山県田辺市)
南伊勢町章

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海、山と風がそよぐ自然豊かな「南伊勢町」の南の[み]と、伊勢の[い]の文字を図案化したものです。自然に育まれ、共生する人々の伸びやかで心安らぐ温かなまちを象徴しています。
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おお、ご当地には海と山はあれど誇るべき清流はないのか(爆)。ちゅうか、「山」が表されとるとは思わんし、「み」を用いたとも思わんかったが。
北野についてはご当地ナンバープレートを中心にだいぶ厳しいことを書いたけど(cf. 2016.02.09〜17「“サルでも採用されるtechnique”の嘘」)、やっぱりその評価を変える気にはなれない。

(優秀賞)
栗山(福岡市)
松井(滋賀県高島市)

「栗山」はそりゃ栗山照州でしょう。「松井」は松井 乾と思われます(この高齢ガイダーについてもいずれぶった斬る時が来るだろう)。

2004年7月決定の南あわじ市、2005年7月決定の紀北町、2005年8月決定の南伊勢町、いずれも海の恵みと共に在るご当地だということはそりゃわかる。でも、印象はどこも似たり寄ったりで記憶に残らぬものになってしまいましたとさ、残念。

(続く)

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コメント

初めまして、ガイダーの端くれです。もちろん名乗れません。
ツル様がリストアップしている大御所のセンセー、それに含まれない端くれも、また公募先の団体名でも画像検索しますと「空中庭園@…」を何度も何度も見かけます。もの凄く周到にお調べになっている事が分かります。僕もしぶとく追いかけられたことがあるので(笑)。でもこんな「調べ」の跡がついたら、捜査上不都合ではと時々思うのです。作者と作品が符合しなかったり、ブログ外の没ネタ?を見つけたりすると観ているこちらが罪を覚える。でも、考えや行き着く先が合致しますとガッツポーズ! 検索出来ちゃうからしょうがないけど、こんなブログの観方はいけませんか。

匿名ガイダーさま

はじめまして、ようこそおいで下さいました。管理人のツルと申します。

頂戴したコメントの特に後半部分は、さながら謎かけか禅問答の様相を呈しているように感じましたので、レスは敢えて差し控えさせていただきましょう(笑)。
なにぶん、『公募ガイダーの本質を何もわかってない』だの『一言で言うと「ピントのズレた写真」みたい』だの『都合よく解釈しすぎでは?』だのとご批判を受けているblogですし、先日も、「INDEX」に載せているさる老練ガイダーの方から『ご意見されるのであれば、確認してくださいよ』とか『もう何か、理解力が足りないのか、大いなる勘違いをしてますね』などとお叱りを受けたところですので(^_-)。

まず申しあげておくと、愚blogはガラ系携帯を利用して書いています。従いまして、「もの凄く周到に調べている」というレベルには遠く及びません。情報収集ツールの主役がPCからスマホに変わってきた今、これでは間尺に合わないと感じることもしばしばですが、一方、ここでツールを変えてしまったらblogの本質も変わってしまうであろうと考えて、ここまできました。2010年代という時代の中でガラ系でどこまで迫れるのか、という実験、あるいは遺言でもあります、このシリーズ自体。

「ガイダー」と自ら名乗られる以上、愚blogの記載には納得のいきかねる場面もおありでしょうし、内容の誤りもあるかもしれないと存じます。さりながら、視点の独自性(と情報の精確性!!)には特に注意を払いつつものしておりますこと、ご理解いただけますなら幸いです。

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